40代さんこそ見直すべき!「やめた方がいいメイクポイント」3選

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コスメコンシェルジュ、美容ライターの斎藤明子です。コスメやメイクをアップデートしていないと、「時代遅れ」「昔を引きずっている」と、言われてしまいがちな大人世代。でも、最新のメイク法だからといって、ほんとうに自分に似合っているのか不安になることはありませんか? そこで今回は、40代さんこそちょっと注意しておきたいメイクポイントを3つご紹介します。

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40代さんのメイクはここを見直して!

40代さんがやめるべきメイクのポイントをイラストでまとめました。詳しくご紹介していきます!

青みチークの使い方、間違ってない?

2023年の秋は、チークの新作が大豊作。これまでのマスク生活であまり出番のなかった発色のきれいな色が多く目にとまるのではないでしょうか。

とくに、青みがかったピンクが人気をよんでいるのがこの秋の特徴です。この秋のピンクチークは、肌色から浮かずに透明感をもたらしてくれるものが多いので、「浮いてしまうかも?似合わないかも?」と気にせずに、ぜひ手に取ってみてくださいね。

ただし、注意したいのは塗るポイントです。そもそも今年の青みチークは、血色感や立体感をプラスしてくれるものではないので、マニュアル通りのチークポイントに青みチークを入れると、顔の横幅が大きく見えたり、どこか不自然な印象になってしまったりします。

肌色にあった血色系チークを通常通りのポイントに入れ、重ねるように目の下から頬骨にかけて大きめのブラシでふんわりすべらせるようにはたくと、顔全体に透明感がやどります。

チークは入れずに、青みチークだけをハイライトのように使う方法もあり。正しい使い方でこそ、澄んだ肌の質感を手に入れられるので、ぜひ挑戦してみて下さい。

ハイライトで小じわが目立っていないかチェック!

ハイライトは、塗っただけですぐにパッと光を放ち、簡単に華やかさをまとうことができる魔法のようなアイテムですよね。でも塗った瞬間はきれいなのに、時間が経って乾燥や皮脂で崩れて毛穴落ちすると小じわが目立ったり、肌のキメが乱れてできた凹凸による影で、かえって肌色がくすんで見えたりことがあるので注意が必要です。

そうならないために、スティックタイプやクリームタイプのハイライトを使うのもひとつの手ですが、もっと失敗したくないときは、下地でハイライトを仕込んでから薄付きタイプのファンデーションを塗りましょう。カバーしたい場所にのみコンシーラーを塗るとうまくいきます。

鼻の下のシェーディングが黒く見えていない?

長かったマスク生活が明け、鼻と唇の間が長く間延びしてしまったように見えることを気にする40代さんが増えているようです。それに伴い、人中とよばれる鼻と唇の間の溝を短く見せるシェーディング・メイクが話題になっています。

鼻の下に影を作ると、人中が短く見えてリフトアップ効果が得られるということなのですが、これは、鼻が下を向いていて、影が自然に見える方にあてはまるメイク法のようで、多くの方は人中に影を作ってもリフトアップ効果はあまり期待できません。

それどころか、かえって鼻の下が不自然に黒く目立ってしまうという現象が多く見られるようですので、注意してみてくださいね!

そもそも、人中そのものがのびてしまうというよりは、周りの頬の部分が下垂することによって、人中が長く見えてしまうケースが多いので、まずはほうれい線対策を意識したスキンケアに手をかけてみてはいかがでしょう。

プラスワンメイクテク

おまけに、注意ポイントをもうひとつ。最近は細眉がブームなのをご存じでしょうか?

数年前からだんだんと細く整える方が増えていますが、今年の秋はもはやレトロと言ってもいいくらい細い眉の人気が高くなっています。人気アイドルや女優さん、またはインスタグラマーにも、細眉の人が目立つようになってきました。

とくに、SNSで人気のコスプレイヤーさんなどに驚くほどの細眉率が高いようですが、もちろん一般的なメイクでも人気が高くなっています。ナチュラルメイクとは違う分野のメイクと考えてもいいかもしれません。

40代さんが日常メイクに取り入れると、細眉はどうしても90年代の塗り直し感が出てしまいアップデートしていないメイクに見えてしまいがちです。さらに、幸薄い印象に見えてしまうという欠点もあります。

40代さんが垢抜けメイクを目指すには、やはり骨格にあった自然なアーチか平行眉に整えたうえで、自然な太さを目指した方が◎。若見えにもなるので、ぜひ注意してみて下さいね。

流行りのメイクは本当に垢抜けメイクなのか?そして自分に似合っているのかを俯瞰して見つめてみることも時には大事かもしれません。

どうかご自分に合った方法で情報を入手して、ご自分が感覚的にも楽しいと思えるメイクを楽しんでくださいね!

イラスト:suzuka(イラストレーターの詳細は筆者のプロフィールページ参照)