【難読】“はやす”じゃない!?「生す」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「生す」の読み方です。
“はやす”じゃないの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
■「生す」の読み方は?
「生」は、そのまま読むと“せい”ですね。「す」という送り仮名をつけると“はやす”と読みそうですが、その場合は「生やす」となるので、送り仮名は「やす」になります。
さて、「生す」はなんと読むのでしょうか。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“むす”と読みます。
■「生す」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「生す」の意味は以下のように解説されています。
む・す【▽生す/▽産す】
[動サ五(四)]生 (は) える。生じる。「苔の―・した墓石」
生える、生じるという意味合いの言葉です。読み方は意外かもしれませんが、漢字から意味は想像しやすかったのではないでしょうか。
■読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「生す」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。漢字自体は馴染みがあるものですが、日常的には使う頻度は少ない言葉ですね。
日本の国歌、君が代に「苔のむすまで」という歌詞があります。ひらがなで書かれていますが、この「むす」は「生す」のことなんです。意味が分からず歌っていた、聞いていたという人は、これを機に覚えてくださいね。
(ななしまもえ)
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