昨年大きな注目を浴びたダイソーのUR GLAMシリーズ。100均の商品とは思えないほどのクオリティとラインナップで魅了された人も多いのではないでしょうか。

そんなUR GLAMから昨年末に発売されたリップオイルが早くも注目を集めています。美容家である筆者も早速入手して使ってみました。

2020年のトレンドアイテム

数多くのブランドから発売されるほど、今年はリップオイルがトレンドに。カラーは春らしいオレンジやピンクなどの定番カラーもいいのですが、春とは真逆のカシス系カラーやブラウンを帯びたものなどがより今季らしいと感じています。深みのあるカラーを秋冬のようにしっかり纏うのではなく、透け感のある仕上がりで纏うのが◎。そういう意味でもリップオイルは絶対に買いなトレンドアイテムなのです。

UR GLAMのリップオイルは、全部で12色。ピンク、イエロー、パープル、ブルー、ゴールド、シルバーなど魅力的なラインアップです。

しかし、店舗によって入荷の状況や品揃えが異なるようで、現在全色販売されている店舗は少ないのではないかと感じています。

そのような中、筆者は使いやすそうな4色を入手しました。下の画像は、それぞれ腕に二度塗りしたものになります。

画像左から順に、
BR-1(ピンクブラウン)、YL-1(クリアイエロー)、PK-4(コーラルピンク)、OR-1(オレンジ)

イチオシカラーは、#BR-1(ピンクブラウン)。ブラウン系リップは秋冬のトレンドアイテムでしたが、それを春らしく軽やかにした印象のカラーです。実際に纏うと、素の唇の色にも近い肌になじむカラーで、ナチュラルメイクとも相性がよく、オシャレな雰囲気に仕上がります。こちらのカラーは、唇の赤みがかなり少ない人を除いて単品で使うことができるでしょう。

#YL-1(クリアイエロー)は、ほんのり黄みがかるので、青みの強い口紅をなじませたい時に上から重ねて使うのにおすすめ。肌なじみがよくなり、似合わないと諦めていたカラーも復活させることができます。ただし、単色使いは発色が物足りないので難しいでしょう。

#PK-4(コーラルピンク)は、誰もが好む王道のカラー。肌に溶け込むようになじんでフェミニンな印象に仕上がります。こちらは、唇の赤みがかなり少ない人を除いて単品使いOKです。

#OR-1(オレンジ)は、ジューシーなオレンジ。オレンジも今季のトレンドカラーのひとつで、しっかり発色したものよりも透け感のある仕上がりの方がよりトレンドと言えます。軽やかにオレンジを纏うことができるので、オレンジを敬遠してきた人でも使いやすい商品。こちらも唇の赤みがかなり少ない人を除いて単品使いOKです。

ハイブランドと徹底比較した結果

まずはカラーについてご紹介してきましたが、塗り心地や仕上がりについても検証してみましょう。筆者手持ちのディオール アディクト リップ グロウ オイル #012 ローズウッド(税抜3800円)と比べてみました。

まずは発色と仕上がりについて。よく似ているBR-1(ピンクブラウン)とそれぞれ腕に二度塗りしてみました。

同じカラーではないので本来比べるのは難しい部分もあるのですが、UR GLAMの発色がかなりいいのは上の画像からご確認いただけるかと思います。

唇にふっくらとしたボリュームを出して唇の縦じわが目立たなくなるのは、両者の共通点です。しかし、このボリューム感については、UR GLAMの方が優れていて、唇の縦じわがより目立たなくなります。

ただ、ムラなく均一に塗るという点では、ディオールに軍配が上がります。ディオールの方がきれいな仕上がりです。ただ、唇はフラットではないので、この違いは実際には大きく影響しません。

次に塗り心地についてですが、キャップに内蔵されているアプリケーターの形状が大きく影響しているようです。

画像右がディオール、左がUR GLAMなのですが、ディオールのアプリケーターが太く絶妙に唇にフィットする形状であることから、均一な仕上がりを叶えています。

唇にあてた時の感触もディオールの方がソフトですが、UR GLAMが悪いということも全くありません。むしろUR GLAMの方が小回りがきいてはみ出しにくいというメリットがあります。

フィット感やモチについてはディオールに軍配が上がるものの、全体的に見てUR GLAMのリップオイルは、ハイブランドであるディオールにも大きく引けをとらないと感じていてかなり優秀です。

UR GLAMのリップオイルは、1本税抜価格100円なので、手持ちのコスメに合わせていくつものカラーを揃えることができるのも嬉しいところです。ヒットの予感がするUR GLAMのリップオイルに注目です。

筆者紹介

遠藤幸子

エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル