【管理栄養士が教える】内側からキレイに。美肌を目指す食事法

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“いつもキレイでありたい”というのは多くの女性の願いですよね。そのために日頃からお金をかけたり、労力をかけたりしている方もいらっしゃるでしょう。

管理栄養士の筆者としては、日々の食事もぜひ見直していただきたいと思います。なぜなら、自分自身の身体をつくっているのはまぎれもない“食べもの”だからです。今回は内側からケアして美肌を目指す食事法について、ご紹介させていただきます。

1:身体をサビから守る“ファイトケミカルス”

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美肌を考える上で“ファイトケミカルス”をとることは、とっても大事です。ファイトケミカルスは抗酸化成分のことで、身体を老化させる活性酸素を除去する働きをもっています。わたしたちは普通に生きているだけで、この活性酸素が体内で発生してしまいます。特に現代は、食べものの残留農薬や食品添加物の摂取など、活性酸素が発生しやすい要因がたくさんあります。

ファイトケミカルスは色や香りの成分なので、なるべくいろんな色の野菜を食べるようにしたり、ねぎや生姜、大根おろしなどの薬味を積極的に使うように心がけましょう。

2:腸から、肌のキレイを目指す

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“肌は内臓の鏡”と言われるように、便秘で肌荒れしてしまった……なんて経験がある人も多いでしょう。腸から肌のキレイを目指すためには、腸内環境を悪化させる便秘は大敵。まずは食物繊維の摂取が重要です。

野菜やきのこ、海藻はもちろん、お米を白米から玄米や分づき米、雑穀米に変えるだけでも摂取量が増やせます。また、納豆や味噌、甘酒や豆乳ヨーグルトなどの発酵食品も腸には嬉しい食べもの。毎日の習慣にしましょう。

3:肌づくりの材料になる“たんぱく質”

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ヘルシーな食生活をと意識すると、つい後回しになりがちなのがたんぱく質です。しかし、たんぱく質は肌の材料そのもの。肌は日々生まれ変わっていますから、摂取するたんぱく質が不足してしまっては美肌は遠のいてしまいます。

特にダイエットだからといって野菜をとることばかりに意識が向いている人は要注意です。肉や魚、卵なども意識してとるように心がけましょう。

カロリーが気になる人には大豆がオススメ。納豆に豆腐、厚揚げや高野豆腐におからなど、大豆をうまく使うと料理のレパートリーも飛躍的に広がりますよ。

ということで、今回は美肌をつくるための食事法をご紹介しました。僕の周りにも40代以上でとてもキレイな方がたくさんいらっしゃいますが、みなさん例外なく食事に気を配っているようです。日々の食事の積み重ねが結果につながることを意識して、ぜひ実践してみてくださいね。

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※ baranq , KYTan , Pinkyone , Oleksandra Naumenko / Shutterstock

【筆者略歴】

圓尾和紀

“日本人の身体に合った食事を提案する”フリーランスの管理栄養士。TVや雑誌の出演、講演、執筆、カウンセリングなどで活動中。「カラダヨロコブログ」は月間アクセス20万以上。著書“一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方”が2017年4月24日に発売予定。