続編が期待されている『アバター』について、ジェームズ・キャメロン監督が口を開いた。

『New York Times』紙は、キャメロン監督がニュージーランドのLake Pounuiに2,500エーカー(約10平方キロメートル)の土地を購入したと報じており、監督はこの中で『アバター』続編の公開は早くとも2015年以降になると明かした(『アバター』第3弾はもちろんその後)。同紙はまた、『アバター』第4弾はやや"時期尚早"だが、監督はその可能性を除外したわけではないと報じている。

続編を熱望する『アバター』ファンにとって、今回のニュースはそれほど驚くことでもなさそうだ。『アバター』続編は当初、2014年に公開されるといわれていたが、最近では、"早くとも2016年"に延期されているからだ。キャメロン監督が今回明かした2015年という時期は、それよりも少し前倒しになる可能性を示唆している。監督はニュージーランドに移住後の今年秋に脚本に取りかかる計画だという。

「『アバター2』に『アバター3』、もしかしたら『アバター4』も作るだろうね」と、今年5月のインタビューで語ったキャメロン監督。「僕は他人の映画を作るつもりはない。(他の誰かが描いた)脚本でやるのには興味がないね」(監督は『アバター』でも監督・脚本・製作・編集を務めている)。

というわけで、今後10年ほどは『アバター』の世界を劇場にもたらすのに忙しくなりそうなキャメロン監督。2009年に公開された『アバター』は全世界で27億ドル(約2,100億円)を稼ぎだすメガヒットとなったこともあり、20世紀フォックスもキャメロンの動向を辛抱強く見守っていくことだろう。

キャメロン監督のニュージーランド移住の詳細はコチラ(『New York Times』紙電子版)からどうぞ(英語)。

『アバター』のアイデアを"盗んだ"として訴えられたキャメロン監督