彼氏が「好き」と言わない本当の理由

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彼氏の恋愛心理について話す前に、とても大切なことを話したいと思います。

それは、「男性だからこう考える」とひと括りにすることは、めちゃくちゃに問題が起きやすいということです。

ただ、こういったウェブサイトの記事だと、ひと括りにするほうが楽なのです。なぜ楽かというと、ただ説明しやすいからです。そして、読み手もわかりやすいからです。

たとえば、「浮気しない男なんていない!」と主張する人は、いまだに少なからずいます。当たり前ですが、浮気しない男なんてものすごくいます。ものすごくです。

では、なぜそんな簡単なことに気づけないのでしょうか?

それは、男をひと括りにするという考え方にものすごくメリットがあるからです。

たとえば、女子会で「そうだよねー! 男って浮気するもんだよねー!」とひと括りにして話すほうがいいですよね。なぜか。そう、盛り上がるからです。それだけ。

そこで「いや、普通に浮気しない男もいると思うけどね、あなたの彼氏が浮気しただけで、それを男性全体に当てはめるのはちがうと思うよ」なんて言おうものなら、空気はしらけ、パンケーキがクソまずくなります。

女性は、共感を大事にしますしね。おっと、これはギャグですよ(笑)。

話を元に戻すと、「男性の恋愛心理」を考えることよりも、「目の前の人が何を考えているのか?」について考えるようにしたほうがいいです。「恋愛のときはこういう傾向にある」とひと括りにするほうが簡単ですけどね。

目の前の人を大きなカテゴリーにぶち込んで決めつけるのは、お互いのコミュニケーション不足に拍車をかけるだけのように感じます。男性の恋愛心理を考えることより(テーマを大否定していますが)、目の前の人が何を感じ、何を思っているのかを考えることが大事だと思います。

紹介が遅れましたが、僕はナリ心理学というブログを運営していまして、そこにはたくさんの恋愛相談やパートナーとの悩みについての相談などがきます。そのほとんどが「ただのコミュニケーション不足」が原因。

“ただの”とつけたのはわざとで、物理的に話す時間が短いからお互い疑心暗鬼になり、疑心暗鬼だから本音を喋らず、余計に相手への信用がなくなって、現実にいざこざが起きるという流れが超ど定番です。

彼氏やパートナーとコミュニケーションをあまりとらない理由は、自覚がないかもしれませんが、実は「自分が両親とあまり喋らない」もしくは「両親同士が深くコミュニケーションをとってない」からということがあります。

なぜなら、コミュニケーションをとることで仲よくなるということを体感してなからです。お互い「察し合おう」が美徳になっていると、当たり前ですが人間なんて察し合えないので、そこから亀裂が生まれたります。

男性の恋愛心理うんぬん言う前に、本音のコミュニケーションを意識してみましょう。小手先の男性心理なんて吹き飛ばせますよ。

そもそも、仲のいいパートナーシップを作れている人は、男性心理うんぬんの前に本音のコミュニケーションがありますよ。

とはいえ、ある程度の指標があるとコミュニケーションがとりやすいのも事実。そこで、小手先の男性心理の話をしましょう。

■彼氏の言動から読み解く心理

◇(1)LINEの返事が遅い

本当に忘れっぽいだけでしょうね。

他愛のない会話に関しては、さほど気にすることはないと思います。たまたまLINEを既読にした瞬間、電車が駅についたから降りようとして、そのまま忘れてしまったというケースも。本当にただ単に物理的に忘れている可能性が一番高いと思いますよ。

ただ、超重要なLINEに対して返信がない場合は、「好きじゃない」可能性を感じます。

また、他愛のないLINEの返信が遅いことを気にしすぎてしまう自分の心理(依存性)のほうに目を向けたほうがいいでしょう。

◇(2)「好き」と言ってくれない

好きと言わないタイプの人は、男性女性に関わらず「一緒にいるんだから好きに決まってんだろ!」と思っていることが多いです。

湘南乃風の曲『純恋歌』の歌詞にも「馴れ合いを求める俺、新鮮さ求めるお前」とあるように、「一緒にいるんだからそれが証明になるだろ!」という人もいます。

◇(3)彼女より趣味や友だちを優先する

そもそも、夢中になれる趣味があることは素晴らしいことだと思います。また、大人になると友だちが本当にできにくくなるので、友だちを大切にすることも素晴らしいことだと思います。

もし、大切にしすぎて彼女を疎かにするのだとしたら、それはちゃんと「私を大切にして!」と伝えたほういいです。

言われないとわからない人は本当にいます。「察して」はダメです。人間はテレパシーを使えませんから。

ただ、彼氏があなたを大切にしようと思ってないことも。現実は残酷なほどシンプルです。

また、「私のために時間を使ってほしい」と伝えても、変わらず彼氏が趣味や友だちを優先する場合、もしあなたが折れて我慢すると、彼氏は今後ももっとあなたを大切にしなくなります。我慢は新しい我慢を生むだけです。なので、決断のときだと思っていいでしょう。

◇(4)家ばかりで、外デートをしてくれない

僕は今、人生最大に太っていたときから25キロ痩せましたが、太っていたときは、炎天下の遊園地は本当に地獄でした。足が痛いし汗はかくし……。

外をデートしてくれない理由なんて、上記のように「物理的な理由」も考えられます。なので、「外デートをしない=好きではない」と考えるのは時期尚早かもしれません。

◇(5)自分の話をしない

これも、湘南乃風の純恋歌の法則(笑)です。

喋る人は喋る。喋らない人は喋らない。本当にそれだけです。深く考えるのはやめましょう。

◇(6)男友だちに紹介してくれない

そもそも、男友だちに彼女をわざわざ紹介する理由ってありますか?

「みんなでバーベキューに行くから!」
「登山するから!」

など、イベントがあるときに紹介するぐらいです。わざわざ紹介しようなんて、男は特に思ったことがないと思います。

なので、紹介しないのが普通でしょう。僕も過去30年で、男友だちにわざわざ彼女を紹介されたことは一度もありません(カップル同士でのイベント時に、紹介されるだけです)。

◇(7)ほかの女性の話をする(例:あの子かわいいよね、など)

それは、舐められている可能性がありますね。もし、そう言われるのが嫌なら、ちゃんと「嫌だ」と伝えてください。

◇(8)ケンカをしても謝らない

これは恋愛関係なく、彼氏の「育ち」の問題でしょう。

幼少期に、両親に「あれをしろ!これしろ! こうしなさい! ああしなさい! なんでこうしないの? なんでああしないの?」と、支配的に育てられた人は、大人になると謝れない人になります。

親に決められて育つと、「自分に責任がある」という経験ができないので、「自分が悪いから謝る」という責任の取り方が極端にできなくなってしまうのです。

■彼氏が本当に自分のことを好きなのか確かめる方法

基本的に、「確かめる」行為そのものが、嫌がられます。

なぜなら、相手は「自分は信用されていない」と感じてしまうから。そして「自分のことを信用してくれない人をなぜ大切にしなければいけないのか」という疑問が心に生まれてしまいます。

そして、上記のような「趣味を優先する」や「ほかの女性の話をする」などに繋がります。

彼氏が本当に自分のことを好きなのか気になる気持ちはわかりますが、確かめてはダメです。ただその代わり、もっとわがままになりましょう。

わがままというのは、「私はステキな女性だから大切にしてね」という態度のことです。まず、自分が自分のことをステキな女性だと思うことが大事。すると、相手も自分のことをステキな女性扱いしてくれます。

僕は本当に多くの人のパートナーシップの相談を受けていますが、これが当てはまらなかったことはほぼないです。

だから、確かめない。自分を大切にして待つの。ですね。

(ナリ)

※画像はイメージです