神様からの贈り物のように美しい神の子池

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空や海の青と、山や丘の緑とのコントラストがまぶしい夏の北海道。夏の魅力は海だけではなく、涼し気な湖巡りもおすすめです。特に道東の阿寒湖・摩周湖エリアは、知床半島が近いからか、道内でも屈指のパワースポットがたくさんあり、人気を集めています。今回はそのなかでも、知る人ぞ知るスポット・神の子池をご紹介します。

神秘のパワースポット巡りをしてみては

神の子池は、摩周湖(カムイトー=神の湖)の近くの森にある池。ネーミングからして神がかっているこの池は、吸い込まれそうなコバルトブルーの水が特徴です。2017年には「阿寒摩周国立公園」にこの「神の子池地域」が編入され、より一層注目されるスポットとなりました。

神の子池は、摩周湖の伏流水によって生まれた池で、青く澄んだ池の底には、砂を舞わせながら水が湧き出る様子や、世界でここにしか生息しない特別な魚・オショロコマが泳ぐ姿も見られます。水温が年間通して8℃と低いので、倒木が水の中に腐らずに化石のように沈み、差し込む日差しの角度で池の色が変化していく様子がなんとも神秘的です。

ちなみに摩周湖の水位が年間を通して変わらないのは、神の子池のように伏流水を湧き出させている池がいくつかあるからだとか。そんな神の子池の伏流水は、なんと1日に12,000tも湧き出しているそうですよ。周囲220m、水深5mの小さな池ですが、水が澄んでいるため、池の底までくっきりと見ることができます。

道東のパワースポットとして、阿寒湖や摩周湖などの神々しいオーラをまとったメジャーどころはもちろん押さえておきたいですが、神の子池のように情緒あふれるスポットにも足を伸ばしておきたいところです。池からあふれる神秘的なオーラを浴びれば、明日からの活力を得られそうです!

神の子池■住所:清里町緑町 ■電話:0152・25・4111(きよさと観光協会) ■時間:24時間 ■休み:なし(冬期は積雪による閉鎖もあり)(北海道ウォーカー・山崎伸子)