メキシコで国を挙げて肥満対策―高カロリーのジャンクフードやソフトドリンクが課税へ

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国民の3分の1が肥満というメキシコ。米国よりその肥満率は高く、「国家の未来を脅かす」問題として深刻視されています。この状況を受けて、先週メキシコ議会は、高カロリー食品対する課税案を可決。ソフトドリンクに対する課税も取り決められたばかりでした。

対象となる高カロリー食品とは、100gあたり275キロカロリー以上の食品であり、8%課税、ソフトドリンクでは1リットルあたり1ペスト(約8円)が課される予定です。

メキシコの大手スナック製造企業はコメントを避けている中、コカコーラ・ラテンアメリカグループのCEOブライン・スミス氏は、「われわれは低カロリー商品やノンカロリー商品の開発を進めてる。社会が健康でなければ、我々のビジネスは持続しないだろう」とコメントを寄せています。

ペニャニエトメキシコ大統領はこの法の施行により、食品業界に健康的な商品の開発を促すきっかけとなるだろうとし、肥満問題の解決への糸口となることが期待されています。

参考:Mexico NearsJunk Food Tax, Sets Anti-Obesity Plan
http://world.time.com/2013/11/01/mexico-nears-junk-food-tax-sets-anti-obesity-plan/