今年7月、大ヒット映画『プラダを着た悪魔』の続編が制作されるというニュースが浮上した。エンタメサイト「デッドライン」によると続編にはオリジナルの脚本を書いたアライン・ブロッシュ・マッケンナとプロデューサーのウェンディ・フィネルマンが参加。監督のデヴィッド・フランケルも続投に向けて交渉中だと言われていた。

一番気になるキャストはまだ決まっていないと報じられていたが、続編のストーリーに関する情報が浮上。編集長のミランダが昔ながらの紙の出版業が低迷する中で格闘しているのに対して、かつて彼女のアシスタントだったエミリーは高級ブランドグループの重役に出世。ミランダはそのエミリーから広告掲載費を引き出そうと彼女と対決していくという展開になるといわれている。このストーリーになるのなら、ミランダ役のメリル・ストリープとエミリー役のエミリー・ブラントの出演は必須。カムバックは確実、という見方が強まっている。

この噂にエミリー・ブラント本人がコメントした。今週初めにあるチャリティガラに出席したエミリーはレッドカーペットでレポーターに「続編の制作が決まってワクワクしています」と言われると「何の続編?」と冗談めかして返答。続けて「制作の話が進んでいると聞いてどんな気持ち?」と聞かれたエミリーは「クールね」と答えた後「私は何も話せないんだ」とコメント。続編はない、と否定しなかったことから制作が進行しているのは確実だと見られている。

さらにエミリーはレポーターに「続編で楽しみにしていることは?」と聞かれると「また素敵なアイメイクをするんでしょうね。お腹に来るインフルエンザにかかるのとアイメイクが楽しみ!」。劇中のエミリーがインフルエンザにかかって激痩せしたことに触れつつ答えていた。またエミリーのアイメイクは観客の記憶に残るものだったが、演じたエミリーにとっても印象的だったよう。

ちなみに作品のファンの多くが注目しているのは、やはり主役のアンディを演じたアン・ハサウェイのカムバック。雑誌『エンターテイメントウィークリー』はアンも出演に向けて交渉中だという情報を入手、アンディを応援するナイジェル役のスタンリー・トゥッチも戻ってくる見込みだと報じている。今年2月に開催された全米映画俳優組合賞(SAGアワード)の授賞式ではメリルとアン、エミリーがステージに登場、プレゼンターを務めてニュースを賑わせた。続編の正式発表でも3人の名前が揃うのを楽しみにしたい。