Kwak Dong Yeon Japan Fanmeeting 2024 HEARTS


【写真(16枚)】福山雅治の「HELLO」を熱唱するクァク・ドンヨン。そして号泣…

世界的大ブームとなった韓国ドラマ『涙の女王』で主人公の弟スチョル役を演じ、世界的ブレイクを果たしたクァク・ドンヨン。2012年にテレビドラマ『棚ぼたのあなた』で俳優デビューし、2014年には、KBS演技大賞の青少年演技賞を受賞。『雲が描いた月明り』(2016年)、『私のIDはカンナム美人』(2018年)、『サイコだけど大丈夫』(2020年)、『ヴィンチェンツォ』(2021年)など数多くの人気作品に出演しています。そんなクァク・ドンヨンが来日し、6年ぶりとなるファンミーティングを開催!

今回は、7月28日(日)、東京・かつしかシンフォニーヒルズにて開催された「Kwak Dong Yeon Japan Fanmeeting 2024 <HEARTS>」のレポートをお届けします。

■開演前のロビーに溢れる熱気!フォトスペースや質問募集コーナーも

今回のファンミーティングのタイトルは、心臓を意味する「HEARTS」。これはドンヨンの公式ファンクラブ名「心臓クァクドン」にちなんで付けられたもので、それだけ大切な関係であるという意味も込められているのだそう。

サプライズで使用するスローガンとハートの風船


会場で受付を済ませると、配られたのがこちらのスローガンと風船です。公演中にこれを使ってドンヨンへのサプライズを行うのだとか。ドンヨンがどんな反応を見せてくれるのか、楽しみですね♪

ロビーに用意されたフォトスポットと質問募集コーナー


ロビーにはフォトスペースやドンヨンへの質問募集コーナーがあり、開演前からすごい熱気!

今回は日本で6年ぶりとなるファンミーティング。おのずと期待感が高まります。

■美しい歌声に大歓声!日本語を交えた楽しいトークを展開

オープニングはジョン・パクの「Thought Of You」を熱唱


いよいよ開演です! ジョン・パクの「Thought Of You」を熱唱しながらステージに登場したドンヨンに会場からは大きな歓声が。ちなみにこの日は、歌っている間はスマホでの撮影OKという嬉しい計らいも。ドンヨンは美しい歌声で出だしからガッツリと観客のハートを掴んでいました。

その後、MCのYumi(ゆみ)さんも登場し、オープニングトークを繰り広げます。ドンヨンは簡単な日本語であれば、通訳を通さずに一生懸命日本語で答えてくれました。日本に来て食べたものを尋ねられた際には、美味しいトンカツを食べた感動を「トンカツが本当にパサパサで」(パサパサとは韓国語でサクサクの意味!)と話し、MCにツッコミを入れられる一コマも(笑)

■ドンヨンってどんな人? ドラマの撮影エピソードに大盛り上がり!

ドラマの撮影エピソードを披露


最初のコーナーは、ドンヨンのこれまでの軌道や出演作についてトークする「ドンヨンってどんな人?」。デビューについて聞かれると、「実はバンドのメンバーとしてデビューしたくて、14歳の頃からアイドルの練習生として活動していました。その時に演技のレッスンを受けて、たまたま知ったオーディションを受けたら合格。本当に急に16歳でデビューが決まったんです」と答えていました。

出演ドラマのシーンを振り返りながらのトークでは、撮影時のエピソードを披露。その一部をご紹介します。

■『雲が描いた月明り』(2016年)

――アクションシーンが多い作品で大変だったのでは?

「個人的に、武士、そして剣術のアクションをずっとやってみたかったので、すごくたくさん練習しました。普段から剣を持ち歩いて、歩いたときはどうなるのか、休むときはどうやって剣を置くのか、そういうことを研究しました」

■『サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜』(2017年)

――(追いかけ回されるシーンを見て)体いっぱいに演技するドンヨンさん。転び方の研究もされているんじゃないかと思うほどの完璧なコケ方でした。

「コミカルなシーンを撮るときは特に、より念入りに準備をしています。僕はよく人間観察をしていて、こういうときに人がどんな動きをするのか見ているんです。ただ、普段の僕はこんなふうに追いかけられたことはありませんが(笑)」

――この時はキム・ジウォンさんと恋人役で共演されていますね。最新作の『涙の女王』では姉弟役でした。キム・ジウォンさんとはプライベートでも仲が良いのですか?

「共演した皆さんとは今も仲が良く、みんなで「元気?」なんてメッセージをやりとりしたりしています。キム・ジウォンさんはアクションがとても上手な俳優で、ハイレベルな技術で少しも痛みを感じないように演じてくださるので、怪我をすることもなく楽しく撮影できました。とても感謝しています」

■『ヴィンチェンツォ』(2021年)

――(撃たれるシーンを見て)こういった演技というのは、ご自身の中でも特別なものなのでしょうか?

「このシーンはタイトな時間の中で撮影しなければならなかったので、ワンテイクでちゃんと死ねるように集中して撮影に挑みました。それからソン・ジュンギ兄さんと僕の関係は、ヴィンチェンツォとハンソの関係と似ていたので、感情的にも演技がしやすかったです」

■『涙の女王』(2024年)

――(自転車で何度も転ぶシーンを見て)すごく切ない役でしたが、改めて自分の演技をご覧になって、どういったことが思い出されますか?

「涙の女王はたくさんの方に愛されたドラマで、本当に一生懸命撮影したので記憶に残っていることがたくさんあります。実はこのシーンは、家の中、駐車場、道路とそれぞれ別日に撮影したんですよ。撮影スケジュールのために感情をずっと維持しなければなりませんでした」

ご本人の口から出演作品の裏話をたっぷり聞くことができて、大充実のコーナーでした!

■ドンヨンのすべてを知りたい!ファンからの質問に回答

ファンからの質問に次々答えていく


続いてのコーナーは「ドンヨンのすべてを知りたい」。開演前にファンの皆さんが書いた質問にドンヨンが答えていきます。

「作品や役柄を選ぶときに大切にしていることはなんですか?」と聞かれると、「人間味のあるキャラクターが好きです。ドラマの中にしかいないような完璧な王様のようなキャラクターよりも、足りないところがあったり、私たちのような人間味のある役が大好きですね」と答えていました。

また、男性ファンからの「ドンヨンさんが一番好きな筋肉の部位はどこですか?」の質問には、「想像もしなかった質問です(笑)。僕が筋トレするときに一番好きな筋肉は、上腕二頭筋と上腕三頭筋です。男は夏にTシャツを着るときに、上腕二頭筋と上腕三頭筋が見えるとかっこいいですよね」と回答。

どんな質問にもユーモアを交えながら軽快に答えてくれるドンヨン。ファンとドンヨンの楽しいコミュニケーションタイムとなりました。

『涙の女王』のOST、ホン・イサクの「Fallin'」を歌い上げる


ここで、『涙の女王』のOSTであるホン・イサクの「Fallin'」を熱唱。スクリーンにはドラマの感動シーンが映し出され、臨場感たっぷりに歌い上げてくれました。

■ファンと一緒にゲームに挑戦!ギャップのある一面にキュン♡

第2部は福山雅治の「HELLO」からスタート


色とりどりのハートの風船で会場が華やぐ


福山雅治の「HELLO」で幕を開けた第2部。ドンヨンはロックスター風の革ジャンを着こなし、ギターの演奏も披露してくれました。

ここで、ドンヨンへの1つ目のサプライズ。受付でもらった風船の出番です!曲に合わせて色とりどりのハート型の風船が振られ、会場が一気に華やぎます。客席からは大きな歓声が湧き上がりました。

ファンと一緒にゲームに挑戦!


続いて始まったのは、ファンと一緒にゲームに挑戦する「チャレンジドンヨン」のコーナーです。ドンヨンの耳元のスピーカーに日本のヒット曲を流し、それを聴きながら歌ってもらい、何の曲を歌っているのかファンが当てるというもの。ドンヨンにとっては初めて聴く曲なのに、とってもいい感じに歌い上げ、3曲とも見事正解!無事にミッションクリアとなりました。

ドンヨンが描いたのは…「パンダ」でした!


ドンヨンが何の絵を描いているのか当てるゲームでは、独特なテイストの絵を披露し、会場を大いに盛り上げます。そんな、ドラマで見せる完璧な姿とのギャップもまた、彼の魅力なんですよね。

こちらもゲームのミッションクリアということで、プレゼントとしてフォトタイムが設けられました。

待望のフォトタイムでファンの声援に応える


ドンヨンはステージ上を自由に動き回り、たくさんの愛嬌溢れるポーズをとってくれましたよ!

■「ドンヨンサランへ!」ファンからのサプライズに大粒の涙が!

……と、ここで突然VTRが流れ始めます。

実はこれが2つ目のサプライズ。ドンヨンに内緒で準備されたメッセージVTRが流れた後に、会場が一体となって「ドンヨンサランへ!」と声をあげ、いっせいにスローガンを掲げました。

突然のサプライズに大粒の涙がポロリ


サプライズに驚いたドンヨンは、感動のあまりなんと号泣!大きな瞳から大粒の涙がポロポロと溢れていました。

こんなに喜んでくれるなんて、サプライズのしがいがあるというものですね。会場には思わずもらい泣きしているファンの姿もありました。

最後はファンと一緒に記念撮影!


ドンヨンは、「今日は皆さんを楽しませようと思って色々考えてきたのに、僕の方が逆にいただいてしまいました。皆さんからのエネルギーや応援に本当に感謝しています。これからも長く活躍していきたいです。本当にありがとうございました」と締めくくりました。

ラストを飾ったのはback numberの「水平線」


最後に歌ったのは、back numberの「水平線」。その後、ファンを一人一人見送ってくれました。

「ありがとうございました!」と大きく手を振るドンヨン


爽やかで誠実な人柄とユーモアに溢れるトークで、ファンミーティングをとことん楽しい時間にしてくれたドンヨン。キラキラとした大きな瞳でファンを真っ直ぐに見つめる姿が印象的でした。次はどんな役柄で私たちを魅了してくれるのか、楽しみですね!

取材・文=宇都宮薫