ロリータブランド「ベイビー」「アリスアンドザパイレーツ」が渋谷でショー開催 シークレットゲストにfemme fataleが登場

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ロリータブランド「ベイビーザスターズシャインブライト(BABY,THE STARS SHINE BRIGHT、以下ベイビー)」と「アリスアンドザパイレーツ(ALICE and the PIRATES)」が、新作コレクションのファッションショー「BABY,THE STARS SHINE BRIGHT/ALICE and the PIRATES BRAND-NEW COLLECTION in TOKYO」を渋谷ヒカリエで開催した。

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 ベイビーは1988年、ファッションブランド「アツキオオニシ(ATSUKI ONISHI)」で経験を積んだ礒部明徳が妻の磯部フミ子とともにスタート。「幼い頃にレースやフリルのついたお洋服を着て、お姫様になったような気分で『かわいい』『きれい』と素直に喜べた気持ちそのままの、永遠かつ究極のロリータスタイルを追求する」というコンセプトのもと、ハートやリボンをモチーフにしたファッションアイテムを展開している。映画「下妻物語」の衣裳制作をはじめ、様々なドラマや映画作品への衣裳協力も行う。今年でブランド設立から20周年を迎えるアリスアンドザパイレーツは、「少女アリスが海賊の世界に迷い込んだら」というイメージをもとに、海賊のワイルドさと装飾や妖艶な雰囲気を融合したスタイルを提案。華やかなロリータスタイルやゴシックスタイルに加え、ジャケットやパンツ、ハットなどのメンズアイテムも揃えている。両ブランドは、2月10日にニューヨークファッションウィークでショーを開催。3月24日には、上海でのファッションショー開催も控えており、国内外の注目も集まっている。今回のショーには、約500人のブランドのファンが来場。それぞれが思い思いのロリータファッションに身を包み、会場に駆けつけた。

 今回の新作は、ベイビーが53ルック、アリスアンドザパイレーツが27ルックと、過去最多の全80ルックが登場。ベイビーは、ブランドの原点に立ち返り、ときめく心や想い、感謝の気持ちを表現したコレクションとして、ブランドロゴにも用いられているハートのモチーフをはじめ、アイコンキャラクターの「うさくみゃちゃん」やブーケ柄、不思議の国のアリスから着想したというハート柄、繊細な刺繍などをあしらったドレスを披露。アリスアンドザパイレーツは、ブランドのコンセプトである「ダークファンタジーの世界」を表現したビースト(奇獣)のイラストや、同ブランドのオリジナルキャラクター「キャプテンクリス(Captain Chris)」をあしらったサーカス柄、クラシカルなローズ柄のアイテムを発表した。

 ショーには、「ラルム(LARME)」のモデルを務める加藤ナナや菅野結以をはじめ、モデルの皆方由衣や春奈るな、しらい、コスプレイヤーのすみれおじさん(紫花菫)、アイドルグループ 超ときめき♡宣伝部の菅田愛貴や虹のコンキスタドールの蛭田愛梨など、ブランドにゆかりのあるモデルが出演。弦楽4重奏の演奏とともに、新作アイテムに身を包んで登場した。また、シークレットゲストとして、アイドルユニット femme fataleの戦慄かなのと頓知気さきなが登場。沢山のリボンをあしらったドレスを戦慄が水色、頓知気がピンクの色違いで着用し、双子のようなルックを披露した。

 フィナーレの後には、両ブランドのデザイナー6人が登壇。デザイナーの上原久美子は「今回、皆さんに新作をお見せすることができて幸せに思います。これからも着ていて幸せになれるようなお洋服を沢山届けていきます」とコメントし、ショーを締めくくった。