〈BANK〉と〈KESHIKI〉。今、一番行きたいのは二つのマイクロ複合施設。#みんなが兜町に集まる理由

写真拡大 (全8枚)

昨年末に兜町に新しく二つの複合施設が誕生。一つの大空間の中で店をシームレスに移動できるこの施設は、一緒の館に入っているからこそ、意外な効果を生み出していた。

BANK(バンク)

Flowers fête ドライフラワーを使ったアレンジの講習会も開催。Bakery bank 看板商品はクロワッサンとあんバターサンド。Coffee bar & Shop coin りんごとシナモンのマフィン。アイスクリームは〈teal〉のもの。Bistro yen シャルキュトリーの盛り合わせ3,500円(2人分)。

大山恵介シェフの新たな試みが詰まった空間。かつて銀行だった場所をリノベーションした店舗は、古材やむき出しのコンクリートのほか、銀行時代に使われていた金庫が残るなど、兜町の歴史を感じさせる空間。ここにはベーカリー、ビストロ、カフェ・バー、インテリアショップ、フラワーショップが集合。発案者の〈ease〉大山恵介シェフは「スイーツだけではない日常的に使える新しい表現を」と、オリジナルの熟成発酵バターを使ったパンや食事、コーヒーと使える雑貨や花など、ライフスタイルまで構想し、パートナーを厳選。いずれも長居したくなる上質感が魅力だ。

BANK

住所:東京都中央区日本橋兜町6-7 兜町第7平和ビル1F・B1 TEL:050-3593-0834 営業時間:〈bank〉11:00〜18:00、〈yen〉11:30〜14:00、18:00〜21:30、〈coin〉11:00〜21:30、〈fête〉11:00〜18:00 定休日:火水休 席数:〈yen〉37席、〈coin〉26席

景色/Keshiki(ケシキ)

AA 約150屬梁震榲スペース。今後のイベント情報はインスタグラムをチェック。Pony Pasta 手打ちパスタは毎日3、4種登場。1,200円〜MOTH 切り花はもちろん、鉢植えや大型の観葉植物も豊富に取り揃えている。つねに店舗に職人が在籍し、植物の育て方、手入れの方法もアドバイスする。

コンテンツと人が育む、成長する店のスタイル。「空間の中に、人とコンテンツが織りなす、瞬間ごとに変わり続ける景色を見出す」というユニークな発想から誕生した個性的な複合施設。ここには生パスタ専門店〈Pony Pasta〉、グリーンショップ&ラボ〈MOTH〉、多目的スペース〈AA〉、そして1階フロア全体をポップアップスペース〈Tangible Studio〉として、常に移り変わる商品や料理、コンテンツなどを提供する。中でも注目は使い勝手がいい専門店のパスタ。毎日打ちたて生パスタを使って提供されるランチは、シンプルでクイックな対応ながら絶品。自然派ワインを楽しみつつ、緑があふれる空間で癒される時間は、ちょっと贅沢。

景色 / Keshiki

住所:東京都中央区日本橋兜町6-5 TEL:なし 営業時間:11:30〜18:00、〈Pony Pasta〉11:30〜14:00、18:00〜22:00(昼はパスタがなくなり次第終了) 定休日:不定休

photo : Kayoko Aoki, Yuko Moriyama text : Kimiko Yamada

No. 1219

大銀座から始まる東京小旅行/Travis Japan 2023年03月28日 発売号

年に一度、Hanako恒例の「銀座」特集。Hanako編集部は、東銀座の歌舞伎座の裏にあります。銀座の通りを歩いていると「この行列は何?」と街の様子にも変化が。そう、銀座に人々が戻ってきたのです。会社帰りのおひとりさまやカップル、ちょっとよそ行きのお洒落をした母娘の姿もあります。銀座のおとなり、八重洲には東京ミッドタウン八重洲がオープンし、変化が著しい兜町には店もゲストも東京中のお洒落さんたちが大集合。日比谷、有楽町にも噂の新店が続々登場し、かたや日本橋には100年続く老舗の名店が健在しています。この春は東京のど真 …

もっと読む