おうち時間が長くなり、自分の生活スタイルを見直す人が増えています。とはいえ、今の暮らしのどこをどう変えれば、より心地よく過ごせるかがわからないという人も多いのではないでしょうか?

そんなときの参考になるのが、シンプルライフ研究家のマキさんが監修したTJ MOOK『リンネル特別編集 マキ流 暮らしのセンスの磨き方』。このムック本では、「ファッションや料理などと同じように、“暮らし”もセンスを磨くことで、より心地よく生きられる」と説き、暮らしのセンスの磨き方をステップ順に解説しています。

今回は、こちらのムック本から、暮らしのセンスがある人の共通点に注目。これらの習慣をマネすれば、あなたの暮らしも一気にセンスアップするはずです。

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暮らしのセンスが光る人には共通点がありました。

TJ MOOK『リンネル特別編集 マキ流 暮らしのセンスの磨き方』の制作のため、多くの「暮らしのセンスがある人」のお宅を見て気づいたことは、彼女たちの暮らしには、共通点があるということ。それを伝えると「全然気にしていなかったけれど、たしかにそうかも」という返事が。暮らしのセンスのある人たちが無意識レベルでやっていること、ぜひ取り入れてみてください!

暮らしのセンスが光る人の共通点その1. ムダを徹底的に省いてる!

そもそも、収納自体が少なかった!仁田ときこさんはアウトドア用のワゴンを子ども部屋の収納に活用。

整った家というとまず考えるのがものの収納。カラーボックスにプラスチックケース、書類ケースなど、ものの量に合わせて買い足した収納は、それ自体がムダだったりします。収めるもの自体が少なければ、自然と収納ケースの量も少なくなるはず。ムダなものを持たない暮らしのセンスがある人たちの家には、必要な量しか収納がありません。

配線が目立たない

家電や電子機器がある限り、ゼロにできないのが電源コード。もちろん、暮らしのセンスがある人たちの家にも家電はあるのですが、コードの気配がほぼゼロ! 家をリフォームする際に配線を徹底的に計算していたり、配線カバーを使って見えないようにしていたりと、生活感を消すための工夫がなされていました。

yumihoさんのテレビ周りはスッキリ。テレビ裏の配線は、無印良品のケースを使ってまとめられていました。床置きしない

ほとんどのおうちで床にものが置かれていませんでした。理由を聞くとやはり「掃除がしやすいように」という声が多数。ものが床に置いてあると、掃除機をかけるときにいちいち動かす必要があり、時間のムダ。スッキリとした見た目のためにも掃除時間のスリム化のためにも、床置きは厳禁!

Akiさん宅の圧倒的スッキリ感! これなら掃除もラクそうです。

暮らしのセンスが光る人の共通点その2. 自分の「好き」を知っている!

おうちに足を踏み入れた瞬間、なんかいいにおいがする!

今回わたしが一番影響を受けたといっても過言ではない「香り」関連。みなさんお気に入りの香りアイテムを持っていました。いい香りの空間は、気分も上がります。心地よい暮らしのために欠かせない要素といえるでしょう。

仁田さんがベッドの下に仕込んでいるのはサンタ・マリア・ノヴェッラのポプリ。安眠効果も期待できるのだそう。いい香りすぎて取材の帰りに買って帰りました!kazumiさんのキャンドルたち。気分によって使い分け。ON/OFFの切り替えが達人級!

ワーママでも、子どもが小さくてバタバタでも、みなさん必ず自分の時間を確保しています。おうち時間が増えている今、ON/OFFの切り替えはぜひ参考にしたいポイントです。

ライターである仁田さんは、パソコンに向き合い続けて疲れたら、ベランダや屋上で本を読んでリフレッシュ。アウトドア用のチェアが活躍します。圷みほさんは白いワンピースに着替えることでスイッチが入るのだそう。形が違う白いワンピースが揃っています。Akiさんはパソコンを閉じ、家族の夕飯のために料理を開始することでOFFモードに切り替えています。

暮らしのセンスが光る人の共通点その3. お気に入りに囲まれてる!

もののパワーを大切にする塙麻衣子さんの自宅にあった小さな椅子。ご主人の伯母様が運営している幼稚園で使われていたものだといいます。インテリアのひとつとして今も使い続けているのだそうです。

いいものは長く使える。当たり前のようですが、今回の取材を通して改めて実感。
古家具や家族から受け継いだものなど、量産品にはない味とパワーを大切にして、お手入れしながら長く使う姿勢は、わたしも真似したいと思いました。

植物の使い方が上手すぎる

どのお宅にも必ずあったもの、それは植物です。花、観葉植物、枝もの、ドライフラワーなど、植物があるだけで一気にセンスを感じます。

asamiさんは玄関に枝ものを。存在感を放っています。能登屋英里さんのダイニングの天井から下がる立派なコウモリラン。100均アイテムはコソッと使う

100均アイテムは便利なものが多く、今はデザイン性も高まってきています。
とはいえ、暮らしのセンスがある人たちは、引き出しの中、扉の裏、収納の仕切りなど、見えないところで活用。「100均は一切使わない」と決めつけるわけではなく、機能的なアイテムを自分の暮らしになじむように上手に使い分けている印象でした。

yumihoさんの家の100均アイテム。ラップケースを引き出しの中で使っていました。どのお宅でも100均アイテムを探すのが大変でした(笑)。もの選びすべてに理由がある!

暮らしのセンスがある人たちの辞書に、「なんとなく選んだ」という文字はなし!
どんなものに対しても選んだ理由、気に入ったポイントがあり、買うまでに下調べをしたり悩んだりして手に入れています。だからこそお気に入りだけに囲まれることができるのですね。

しまい込まずにどんどん使う!

「高かったから」「苦労して手に入れたから」といって、箱に入れて棚の奥にしまい込んでいるものはありませんか? それではものが生きません。いいものだからこそどんどん生活の中で使ってあげる。愛でてあげることこそがものを大切にするということです。

Akiさんの愛用食器は、ロイヤルコペンハーゲンやリチャードジノリ。名品の風格で、普段のおかずも素敵に見えます。

このコンテンツの監修者は......マキ

【PROFILE】
シンプルライフ研究家。8歳と13歳の娘、夫と4人暮らし。東京都在住。シンプルライフ研究会を運営し、世の中にシンプルライフの魅力を伝える活動をおこなう。『しない家事』(すばる舎)や『なくす家事』(KADOKAWA)など、著書12冊を出版、累計発行部数は27万部を超える。全国やオンラインでの講演活動や、アパレルブランドとの商品コラボ、モデルハウスプロデュースなどで幅広く活躍中。雑誌「リンネル」「レタスクラブ」では巻頭連載ページを持つ。

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(抜粋)

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[撮影]林 ひろし
[編集・文]mao

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