ウィリアム王子&ヘンリー王子のいとこにあたるユージェニー王女が9月に、ジョージ・クルーニーが経営するテキーラブランド「カーサミーゴス」の英国アンバサダーを務める夫、ジャック・ブルックスバンクとの間に第1子を妊娠したことを発表。王女のインスタグラムによると、来年早々にも出産予定なのだそう。

そんな王女は、新しく改装されたフロッグモア・コテージの鍵を、ヘンリー王子&メーガン妃から贈られていたそう。けれど、この5ベッドルームの豪華な邸宅に住んでわずか6週間で引っ越してしまった……。

『Vanity Fair』誌の報道によると、関係者は「コテージがまた空き家になってしまった。なぜ誰も住みたがらないのだろう? ここのどこが悪いのだろう?」と不思議がっているそう。同誌はさらに、バッキンガム宮殿はこの件についてコメントを出していないが、ヘンリー王子とユージェニー王女の取り決めは秘密裏に行われたと報じている。話がややこしくなってきたが、ヘンリー王子の選んだ壁紙が気に入らなかったのか、はたまた不気味な幽霊でも住みついているのか...。真相はわからないけれど、さまざまな推測をしてしまう。

フロッグモア・コテージといえば、ヘンリー王子&メーガン妃がアメリカに引っ越す前に、240万ポンド(約3億3000万円)という巨額の費用を投じて改修したもので、一時期はこの費用が論点となっていた。しかし夫妻は王室を離脱し、その後Netflixとの契約金でこの改修費用を返済している。

フロッグモア・コテージは、ユージェニー王女の母、セーラ・ファーガソンが住むロイヤル・ロッジから車でわずか15分のところにある。もしかすると王女とジャックは、ロックダウンの間はロイヤル・ロッジに引っ越し、赤ちゃんが生まれた時に母親からサポートしてもらおうと思っているのかもしれない。あるいは、妊娠後期であちこち動き回らないために、クリスマスの間だけ一時的に引っ越しているのかもしれない。

ジャック&ユージェニー王女は、子どもにできるだけ普通の生活をさせたいと思っているため、突然引っ越しを決めたとの説もある。夫妻のとある友人は9月、もし女王が2人の子どもに(贈り物として)称号を与えるとしても、おそらく辞退するだろうと語っている。「ユージェニー王女は、称号はお祝いであると同時に呪いにもなり得ることを知っており、王女とジャックは子供に普通の生活をさせ、最終的には自分で生計を立てていくことを望んでいます。ジャック&ユージェニー王女にとって称号は重要でなく、子どもにはただ幸せで健康に育ってほしいと願っています」。

また空き家になってしまったフロッグモア・コテージに、次は誰が入居するのか。今後も気になるところ。

Photo: Getty Images Translation: Masayo Fukaya From Cosmopolitan