デザインの力で進化!新しいのにどこか懐かしいNEOメイド・イン・ジャパンの和食器5選

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誰もが一度はその名前を耳にしたことがある工芸品が、デザインを一新して登場していることを知っていた? 例えば、加賀百万石を象徴する石川県の高級食器・九谷焼の窯元が発案した「KUTANI SEAL(クタニシール)」。「九谷の五彩」と呼ばれるその鮮やかな色絵をもっと多くの人に楽しんでほしいと、転写技術を使用し、伝統的な九谷焼にキュートな絵柄をプリント。

写真は左から「KUTANI SEAL 丸皿 クタニシール全員」(2592円)、「KUTANI SEAL干支豆皿」(3枚3348円)。数種類ある転写シールを自由に組み合わせてオリジナルの器を作ることができる工作キットも販売しているそう。

このほか、編集部が気になるNEO和食器をピックアップ。伝統をモダンにアレンジしたデザインに注目して。

問)上出瓷藝:0761-57-3344
販売店)中川政七商店 東京本店:東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワーKITTE4F/03-3217-2010 ※ほか各店 遊中川 新丸ビル店:東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング4F/03-3211-2012 ※ほか各店で販売◆【有田焼】17世紀の人気絵柄とモダンなアートが融合


日本の工芸品を現代のライフスタイルに合わせ、新しい伝統を創り出すブランド「amabro」が、有田焼とコラボレート。唐草模様など、17世紀に作られていた絵柄を復刻させたクラシカルなそば猪口に、モダンなデザインを重ね合わせて使い勝手のいいカップに。

写真の「Choku」(3780円)はそばつゆを入れるもよし、 ワインやデザートグラスとして使ってみるのもあり。

問)村上美術株式会社:03-5457-1210
販売店)BRICK&MORTAR 中目黒本店:東京都目黒区中目黒1-4-4-1F/03-6303-3300 ※ほか新宿店でも販売

◆【益子焼】外国人のデザイナーが表す伝統工芸の美しさ


料理上手で食器類にも強いこだわりがある、ベトナムのアクセサリーデザイナー、CHAN LUU(チャン・ルー)がプロデュースした益子焼コレクション。オリジナルのブルーの釉薬を施したつや感と、土の質感を活かした益子焼の独特の風合いが見事にマッチ。

写真は「益子焼コラボ スープボウル」(3780円)。シンプルながら味わい深い、スタイリッシュなデザインに仕上げられている。

問)CHAN LUU JAPAN:03-6455-4707
販売店)CHAN LUU 渋谷モディ店 :東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷モディ1F/03-4336-8212 ※ほか立川店でも販売

◆【九谷焼】明朝時代の「笛吹」が今風の若者に変身!


明治12年に創業して以来、昔ながらの九谷焼の伝統を守り続ける「上出長右衛門窯」。深みのある藍色が特徴的な古染付の中でも、中国・明朝時代の笛吹の男性が描かれた湯呑は、同窯元で60年以上続く代表作。その人気者の笛吹が、なんと今どきの遊びを楽しむ若者に。

写真は、DJの絵柄付きの「湯呑 笛吹」(6000円)。伝統的な九谷焼のさりげないユーモアに、思わずクスッと笑ってしまうはず。

問)上出長右衛門窯:0761-57-3344
販売店)AKOMEYA TOKYO:東京都中央区銀座2-2-6/03-6758-0270

◆【波佐見焼き】庶民に親しまれた 昔ながらの器がまるで北欧風に


400年も前から庶民の食器として親しまれてきた長崎県の波佐見焼。「飯食らわんか~」という行商の掛け声から「くらわんか碗」とも呼ばれることも。そんな日本の食卓の定番食器を、窯元20社がそれぞれの技法を活かし、洋風皿に仕上げたのが「DAYS OF KURAWANKA(デイズ オブ クワランカ)」。

写真は「スリップウェアオーバルプレート」(3024円)。和と洋が融合したデザインは、長く使うほどに愛着が湧いてくる。

問)村上美術株式会社:03-5457-1210
販売店)BRICK&MORTAR 中目黒本店:東京都目黒区中目黒1-4-4-1F/03-6303-3300 ※ほか新宿店でも販売