左右非対称な「アシンメトリー」な顔の方が実は美しいと判明

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「左右対称」や「シンメトリー」ということばは、美しさの象徴として使われます。

人は無意識のうちに、左右非対称なものを見ると、なんだか揃っていない、不自然という印象を持つことが多いようです。

たとえば、自分の顔はどうでしょうか。顔の左半分と右半分を注意深く比べてみると、完全に左右対称ではなくてがっかりした人は案外多いのでは?

しかし、アメリカ人の写真家、アレックス・ベック氏によるとほとんどの場合、左右非対称のアシンメトリーな顔の方が美しいとわかったのです。

そのいきさつとは……?

ある日、ベック氏はシンメトリーな顔の美しさを証明するために「Both Sides Of」という名前の写真集を出すことにしました。

自分が撮影したモデルさんや人々の顔の左半分だけを使い、右半分は完全なるシンメトリーにするためにコンピューターのグラフィック機能を使って作成。同じように、右半分の顔だけは本物を使い、それに合わせてシンメトリーな左部分をコンピューターで作成しました。

人工的に作ったシンメトリーな顔と、オリジナルの顔を比べてみたところ、ほとんどの場合、オリジナルの顔の方が美しかったのです。

シンメトリーの美しさを証明するために写真集を作ろうとしたのにも関わらず、今まで知らなかった新たな事実「アシンメトリーの美しさ」が彼の胸を打ちました。
当初の目的とは違う「人は完全ではないから美しいのだ」というメッセージが込められた写真集に仕上がりました。

アシンメトリーな顔を持っているからってもう落ち込むのはやめにしましょう。

左右対称にしようとあらゆる努力をしても、前よりももっとキレイから遠ざかってしまう可能性があります。

ありのままの自分に自信を持って生きて行きたいものですね。

Is my left or right side more attractive? Photographer reveals what people would look like if both halves of their face were identical
http://www.dailymail.co.uk/femail/article-2557079/Is-left-right-attractive-Photographer-reveals-people-look-like-halves-face-identical.html