いよいよ10連休!京都にお出かけする予定の堅実女子に耳より情報です。カフェでゆったりくつろぎながら現代アートを楽しめて、ちょっと隠れ家的な気分も味わえる、そんな新しいスタイルのスターバックスが京都にオープンしたのをご存知でしょうか。その場所は、京都でもにぎやかな河原町通り沿いにあるファッションビル「京都BAL」。商業施設の中とは思えないほどオープンな空間のいたるところに、若手作家のアート作品が展示されています。

スターバックス コーヒー京都BAL店は80坪以上もある広々とした店舗になっている。

アートでいっぱいの店内はまるでアトリエ

京都BALといえば、関西のファッション通の間ではよく知られる老舗ファッションビルですが、数年前に全館を建て替え、ゆったりとしたお洒落なデザインへと店内を少しずつリニューアルしています。そのリニューアルにあわせてオープンしたスターバックス コーヒー 京都BAL店は、京都の伝統と革新を大切に新しい文化を発信する京都らしい、これまでにないアートをより身近に楽しめる空間になっています。

これまでのスターバックスとはひと味ちがうあらゆるところにアートが飾られたアトリエのような店内。

エスカレーターで3階に上がると、インパクトのある大きな球体の作品が目に入り、その奥にライトグレーを基調とした空間が広がっています。商業ビルには珍しい、床から高い屋根まである大きな窓から自然な光が射し込み、店内のいたるところにアートがあり、まるでアトリエの中にいるような雰囲気が醸し出されています。

エレベーターを降りたところにある大きな彫刻群は、一瞬スターバックスとはわからないほどインパクトがある。

大きな窓から自然な光が射し込みビルの中とは思えないほどオープンな雰囲気になっている。

カフェとしての居心地の良さももちろん追求されていて、大きなテーブルにいろいろな種類のイスやソファがあり、その時の気分にあわせたポジションがチョイスできそう。フードメニューも充実していて、ビールのような見た目で一杯ずつ専用のタップからグラスに注がれる「スターバックス ナイトロ コールドブリュー コーヒー」もあり、京都府内の店舗限定でJapan Geography Seriesの京都マグといったアイテムも販売されています。

インテリアもバリエーション豊富で、お好みを探してみるのが楽しそう。

フードメニューも充実。

時間と共に見え方が変化するスターバックス ナイトロ コールドブリューコーヒーはアートな雰囲気にぴったり合いそう。

お気に入りのアート作品を見つけたら……?

空間のアートディレクションと作家とスターバックスを繋ぐコーディネートは京都を拠点に世界で活躍する彫刻家の名和晃平さんが代表を務めるプラットフォーム「SANDWICH」が担当し、約30名の若手アーティストによる個性豊かなアートが約80点展示されています。店内は作品発表の場であると同時に支援する場にもなっていて、展示されたほとんどの作品はSANDWICHを窓口にアーティストと直接コンタクトを取り、購入することも可能。店内には作品リストや、アーティストの作品集も用意されています。

作品のリストも用意されています。

アーティストは美大を目指す高校生からプロとして活躍する方まで幅広く、作品も平面から立体、そしてユニークな素材を使用しているものまで、あえてキュレーションはせずにセレクトされています。実は天井や床など、おやっと思うところにも作品があるので、コーヒーを片手に探してみるのもおもしろいかもしれません。

いろんなところに隠れた作品があるので、見つける楽しさが。

実は天井のダクトも作品の一つ。

角度によって絵が変わるレンチキュラーアートもあります。

窓の向こうに見える巨大なロゴも作品!?

オープンから話題のお店なので時間帯により混雑しますが、平日の早い時間であればゆっくり店内を回って作品を見ることができます。京都には美術館やアートギャラリーがたくさんあり、名作を集めた展示会もいろいろ開催されていますが、時には気分を変えて、気軽にアートにふれあってみてはいかがでしょうか。

店舗情報
スターバックス コーヒー 京都BAL店
住所:京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 京都BAL 3F
営業時間*11:00〜20:00
公式サイト:https://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.php?id=1716

取材・文/野々下裕子