恋人の学歴は気になる?→「はい42.2%:自分より高学歴だと自尊心が傷つく」

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受験の時は大学のレベルを気にするものですが、いざ社会人になると、大切なのは実績と能力。では、恋人選びとなると、学歴は影響するのでしょうか? 今回は社会人に、恋人の学歴は気になるか聞いてみました。

Q.恋人の学歴は気になりますか?
A.はい......42.2%
 いいえ......57.8%

学歴が気になる人は4割強という結果に。性別差をみると、男性は約3割、女性だと約5割の人が恋人の学歴を気にしているようです。まずは「気になる派」から、意見を見ていきましょう。

■「話が合うか」の判断基準に使う
・「学歴とその人の持つ価値観や考え方に、多少は相関関係があると思われるから」(男性/32歳/機械・精密機器)
・「話が合わない可能性があるので、一応は気に留める」(男性/34歳/その他)
・「どういう人生を歩んできたのかが気になる。別に学歴というわけでもないけれど、高卒の恋人だったらあんまり自分の大学時代の思い出話をするのものもなにかなとか思う」(女性/30歳/電機)

恋人選びには「話が合うか」「話して楽しい相手か」が重要。学歴をその判断基準にしているようですね。とくに男性からは、学歴でその人の価値観・バックグラウンドがおおよそわかるという声が目立ちました。

■男女差がキッパリわかれる「学歴差への引け目」
・「自分よりも良いと、引け目に感じそう」(男性/30歳/情報・IT)
・「自分より高学歴だと、ちょっと自尊心が傷つく」(男性/29歳/運輸・倉庫)
・「自分の学歴と差があり過ぎると自分としても気をつかうし、相手も引け目に感じてるのではと思ってしまうから」(女性/25歳/金融・証券)
・「自分が大卒だから、自分と同じがいちばんいいと思う。高卒の同僚男に、大卒だからってねたまれたことが結構あるので」(女性/32歳/金融・証券)

男性は「自分より高学歴だと引け目を感じる」、女性は「相手に引かれると困る」とキッパリわかれました。学歴社会は崩壊しつつあるといわれていますが、人の意識はそうそう変えられないようです。

■女性は親や結婚後を考える傾向も
・「親が学歴主義なので、自分はどうでもよくても結婚に反対されるのは困る」(女性/26歳/金融・証券)
・「親が私を頑張って大学まで出してくれたので、相手の家も同じような価値観の方が将来を考えた時に両家が上手くいきそうだから」(女性/30歳/情報・IT)
・「同じだけ学歴がないと、話があわなかったり、腹の底でねたんだりしそう。子供が生まれた時に教育方針でもめそう」(女性/27歳/自動車関連)

女性は結婚に対する親の反対や、両家の価値観、子どもの教育面を気にする様子。やはり母となり、妻となることを考えると、現実的な目線になるのかもしれません。

学歴より職歴!
・「学歴がよくても、いい就職ができなければ意味がない」(女性/29歳/団体・公益法人・官公庁)
・「学歴よりも今のスキル・能力のほうが大事だから」(女性/28歳/自動車関連)
・「これからの出世にも影響しそうなので」(女性/30歳/自動車関連)

一方、学歴を「気にしない派」の意見を見てみると、女性からは「学歴より職歴」という意見も。今、何をしているかが大切ですよね。とはいえ、「意味がない」と言い切るのは手厳しい気もします......。

学歴以外の能力が大事
・「学歴より大事なのは、向上心があるかどうか」(女性/27歳/商社・卸)
・「学歴よりも、今の仕事とその仕事への熱意の方が大事」(女性/26歳/ホテル・旅行・アミューズメント)
・「頭がいい人が好きだが、学歴や勉強の意味での頭のよさを求めているわけではない」(女性/22歳/マスコミ・広告)

同じ女性でも、「仕事への熱意や能力」を重視している人も。実際はどこに勤めているかより、コミュニケーションスキルや向上心がないと、日々の仕事もうまくいきませんよね。

■人としてきちんとできているかが大事
・「人としてきちんとしていれば、学歴は関係ないと思う」(女性/33歳/小売店)
・「結局は人柄が大事だと思う」(女性/24歳/ソフトウェア)
・「自分が高学歴だからこそ、人間が学歴でないのを知っている」(女性/30歳/学校・教育関連)
・「学歴がなくても素敵な人はたくさんいる。学歴があっても残念な人はたくさんいる。そんなの気にするなんて、人生損している」(女性/25歳/商社・卸)

男女問わず、「学歴より人柄」という意見も多かったです。学歴と付き合うわけではないですから、恋人選びなら性格や相性がやっぱり大事。「大好きな彼の学歴はまったく気になりません」という、ラブラブなカップルもいました。

学歴についての価値観は人それぞれではありましたが、「学歴の価値観」の需要と供給がマッチすることが、お付き合いや結婚のときなど、トラブルが少なくすみそうではありました。

文・OFFICE-SANGA 宮野茉莉子

調査時期:2014年2月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:社会人500人(インターネットログイン式アンケート)