食費を節約するために「自炊」は欠かせませんが、ときには手抜きしたくなることもあります。

今回は、外食やお惣菜を回避できる、業務スーパー歴20年のマニアおすすめ「高コスパグルメ」3選を紹介します。

どれもお手頃価格なのに本格的な味が楽しめます。

手作りでは出せない味と食感

「中華ポテト」(500g入り)/516円

ほっとする甘さがクセになる、業務スーパーの「中華ポテト」。

揚げたさつまいもにタレを絡めた「大学いも」に近いのですが、この商品は、水あめを絡めているため、食感がカリッとしています。

どの店舗にも置いてあるので、神戸物産の商品かと思っていたのですが、製造は、大阪府にある「日本食品開発促進株式会社」という会社でした。

日本食品開発促進は、大学芋やスイートポテト、焼きいもなど、さつまいも関連の商品を製造している"さつまいもの総合メーカー"です。

価格は500gで500円ちょっとなので、90g入り200円超えのコンビニ大学芋と比べると、実質半額。自然解凍かレンチンで食べられる手軽さを考えれば、コスパは申し分ありません。

袋から出してみます。水あめが絡んで、見た目はテッカテカ。サイズはばらつきがありますが、そこも味になっています。

まずは自然解凍でいただきます。

しっとりほくほくのさつまいもと、カリッパリッとしたタレが絶妙に合います。例えるなら、りんご飴の食感に近いです。手作りでは出せない味と食感です。

電子レンジで少し温めると、たれがとろ〜りとろけて、食感が変わります。

さつまいもとタレが馴染んで、新しい美味しさに気づきます。

500g全量は、室温(20℃)で2〜3時間で解凍できました。ストックしておくとあと一品欲しいときに重宝しますよ。お好みで黒ごまをかけてもいいでしょう。

「鮪たたき」(250g入り)/645円

スーパーで買うと少量しか入っていなくても500円を超える「鮪のたたき」ですが、業務スーパーなら、250gたっぷり入って税込645円と破格です。丼にすれば、3杯分は作れそうな量が入っています。

これだけコスパが良いですが、製造元は大手水産メーカーの「マルハニチロ」です。正直、驚きです。

食べるときは、自然解凍または流水解凍するだけ。解凍したては白っぽい色合いですが、空気にふれて30分経つと鮪本来の赤色に戻ります。

今回は、刻みねぎを合わせて、贅沢な「ねぎとろ丼」にしました。鮪は口あたりがなめらかで、臭みはまったくありません。

ときおりゴロッとした鮪のかたまりも入っていて、鮪感をしっかり堪能できます。「手間と出費は減らしたいけど、ちょっと贅沢したい」そんなときにぴったりです。

うなぎ丸々1本がこの値段!?

「うなぎ蒲焼」(1本)/1274円

スタミナを付けたいときは、「うなぎ」が一番!

スーパーで買うと値段に躊躇してしまううなぎも、業務スーパーで丸々1本の激安うなぎが手に入ります。

こちらの「うなぎ蒲焼」は、1本で1274円。すでにタレ付けしてあるので、食べるときは電子レンジで温めるだけ。原産国は中国です。

今回は、ご飯と一緒に「うな丼」にしていただきます!

身はふっくらしていて、脂のりも適度。小骨もほぼ気になりません。安めのうなぎだと、小骨が多かったり、皮がゴムっぽかったりするものもあるのですが、業務スーパーの「うなぎ蒲焼」はいつ購入しても、おいしいんですよね。

うなぎ独特の臭みもなく、身はふわふわで、炭火焼きの香ばしさもちゃんとします。

電子レンジで温めても良いのですが、フライパンに入れてお酒で蒸しあげると、「身がふっくら、脂がじゅわっ」の"ふわとろ感"を楽しめますよ。

疲れたときは「手間グルメ」を楽しんで

今回紹介した3品は、すべて調理が簡単なので、自炊に疲れているときの救世主にもなります。

手間抜き調理ができるうえに味も美味しいので、筆者はうっかり外食やお惣菜を買う回数がぐんと減りました。

すべて冷凍庫で長く保存できるので、いざというときのためにストックしておいて損はないでしょう。

(筆者プロフィール)
三木 ちな
趣味は貯金、特技は節約のママライターです。業務スーパーは子どものころから通い続け、気づけば歴20年。時間があれば、人気ショップや飲食店のお得情報や裏ワザを探しています。
クリンネスト1級/節約生活スペシャリスト/整理収納アドバイザー2級