ダイソーから2022年8月に新しいコスメブランド「moitiful(モイティフル)」が販売され、早くも注目されています。

今回は、「moitiful」がどんなブランドか解説しながら、大人でも使えそうな商品を3つピックアップし、そのレビューをお届けします。

「moitiful」ってどんなブランド?

「motiful(モイティフル)」は、ひとえや奥二重の方のためのコスメブランド。「誰もが自分らしくなりたい自分になれるように」というコンセプトを掲げています。

ひとえの方が抱かれている、すっぴんに見えてしまう、まぶたでこすれてメイクが落ちやすい、影や立体感が出にくい、といったお悩みへのアプローチが叶うラインナップであることが最大の魅力です。

アイシャドウ、ビューラー、アイライナー、グリッター、ブラシ、涙袋ペンシルに加えて、メイクリムーバーペンシルまで揃います。

大人でも使えそうな3品の実力を検証してみた

ブラシがかなり充実していたので入手したかったのですが、残念ながら店舗にはまだ入荷していないようでした。リキッドアイライナーも筆者が行った店舗には在庫がなく、そのほかの商品はひと通りありました。

その中で迷わず手に取ったのが、こちらの3品。いずれも価格は110円です。ちなみに筆者は二重なので、目の形状を問わずに使いやすいものという理由も含めてこちらの3品を選びました。

以下、詳しく検証していきます。

(1)グリッターライナー

無類のグリッターラバーの筆者。パケ越しに見てもラメのギラギラ感は伝わってこなかったので、真っ先に手に取ってみました。

実際に肌にのせてみたところ、いい意味でも悪い意味でもあまりラメの存在感がないグリッターでした。

ただ、大人の目元に使うことを考えると、変に悪目立ちしないほうがイタい印象にはなりにくいので、誰もが失敗せずにラメを楽しめるという意味ではおすすめです。

ちなみに、比較としてデパコスのジルスチュアート、プチプラのジルリーンと比較してみました。

ラメの数そのものが少ないのと、液が肌にのばすと無色になるのがお分かりいただけるかと思います。それも存在感を控えめにしている理由のひとつだと言えます。

筆は細く適度にしなるので、ピンポイントで塗りやすいです。目尻側3分の1にのみ入れてアイシャドウと繋いだり、下まぶた全体に少しだけ間隔を空けてチョンチョンと点で塗ったりして使うと、光の加減でさりげなく煌めいて可愛いと感じました。

ただし、液がややたっぷりめに付着するので、みずみずしい間に触ってしまうと落ちてしまいます。ご注意ください。

(2)涙袋ライナー

商品に掲載されている画像を見て、自然な仕上がりになりそうだと感じました。実際に手に取ってみると、発色も色そのものも控えめでした。

そのためテクニック要らずで涙袋を作りやすいです。また、筆も太さの調整がしやすく、描きやすいので失敗しにくいと感じました。

ただし、注意点がひとつ。それは、こすれに強く作られているだけにモチはいいのですが、落としにくいということ。ポイントメイクアップリムーバーで丁寧に落とす必要があります。

期待のメイクリムーバーは...

(3)メイクリムーバーペンシル

アイラインを描いている時にうまくラインが引けなくて部分的に修正したい時があります。そういう時は綿棒にクレンジング水を含ませたものを使用していますが、ペンシルでそれが叶うなら便利だと思い、購入してみました。

しかし、画像のようにはきれいにオフできませんでした。

下の画像は、ウォータープルーフのリキッドアイライナーに、メイクリムーバーペンシルを使用したものです。5回同じか所に使用した状態を撮影したものになります。

それほどきれいに落とせておらず、周辺の汚れも気になります。この部分をきれいに拭き取るために別のものが必要でした。

さらに、5回もまぶたにこのペンシルを使うと、まぶたへの負担が大きいと感じました。目元に摩擦は与えなくないので、するんと落とせないうえ、硬い質感だとかえって負担になってしまうこともあるので、デリケートな目元には相当の注意が必要だろうというのが正直なところです。

今回は、大人が使いやすい3品をピックアップし、実際に使ってみた率直な感想を共有させていただきました。

あと一点付け加えると、デリケートな目元に使うものであるだけに、肌の弱い方はパッチテストをされてからのご使用をおすすめします。

遠藤幸子

エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル