医師に聞いた!20代から始めたい「目元ケア」の方法
長時間のスマホやパソコン使用、紫外線や乾燥、クレンジングによる摩擦など、知らず知らずにダメージが蓄積されている「目元」。特別なケアは年齢を重ねてから、なんてのんびりしていると、ダメージがより深刻なものに!
そこで、今からすべき目元ケアの理由と方法を、イデリア スキンクリニック代官山の佐治 なぎさ院長に伺いました。
目元ケアが必要な理由
「目元は皮膚の中で一番薄く、表情により動く部位のため、シワやたるみが刻まれやすく年齢を感じやすい部位と言えます」と佐治先生。
「今はマスク着用が主流となり、どうしてもアイメイクに重きを置きがち。しっかりメイクを落とすために、クレンジング時に無意識にこすってしまったり、ベースメイクが軽くなった分、目周りのメイク落としが不十分になりがちです」
できてしまったシワやたるみには、美容医療によるアプローチもあるけれど、日々のスキンケアも大切なのだそう。
目元ケアは早くから始めることが重要
全体的なスキンケアは多くの人が取り入れているはずだけれど、目元に注目したケアはもう少し歳を重ねてから…と思っている人も多いはず。
「今の肌を10年前に戻すことはできませんが、今の肌をなるべくよい状態のまま維持していくことが、年齢を感じさせない肌でいられる秘訣。そのため、シワやたるみ、色素沈着などが進行する前に、早くからアプローチすることが重要です」
佐治先生の言うように、年齢を重ねてからではなく、気になった今がケアの始めどき!
年代別ケア方法
では、20代と30代、どんなケアを心がければよいのでしょうか?
20代のケア方法
体力があり、仕事にプライベートに何かと忙しい20代は、深夜に帰宅しメイクを落とさず寝てしまう…なんて人も多いのでは?
「肌の回復力はありますが、それに頼りすぎないように注意が必要です。寝る前にしっかりメイクを落とし、日中は紫外線対策を忘れずに行いましょう」
30代のケア方法
メイクオフ、UVケアと言った20代のケアにプラスして、シワやたるみなどに多角的にアプローチするケアを取り入れるのがおすすめなんだそう!
「特に30代は、今まで気にならなかった乾燥が徐々に気になってくる年齢でもあります。特に乾燥しやすい秋冬は、目周りをしっかり保湿するだけでも細かい小じわ対策に有効ですよ」と佐治先生。
20代は基本のスキンケア&UV対策、30代は+αのケアでステップアップを!
アイクリームを使ったケア方法
目元のケアにおすすめなのが「アイクリーム」。どのようにケアすればいいのか、佐治先生に聞いてみました。
クリームの量はたっぷり使う
肌に塗布する前に、手のひらで温めると伸びが良くなり肌なじみも◎
上下のまぶたに広範囲で塗布する
「塗布する際にこすったり、目元の皮膚を無理に引っ張ると摩擦を与えて色素沈着やシワ、たるみの原因に。力をいれすぎずソフトタッチでなじませましょう」
アイクリームを塗るタイミングは、製品によって差があるのでそれぞれチェックして!
塗布時のマッサージはNG
最初に話したように、目元は皮膚の中でも一番薄くデリケートな部位。よかれと思ってマッサージをすると摩擦を引き起こし、思わぬシワやたるみにつながることも。
「マッサージよりも、目元全体が温まるホットアイマスクや蒸しタオルを使って、血流をよくすることがおすすめです」
メイクを落とさず寝てしまう、目をこすってしまうなど、ついしがちな習慣を見直し、アイクリームを使ったケアでトラブルにアプローチ。早速今日から取り入れて、10年後も自信が持てる素肌になりましょう♡
■今回お話を伺ったのは…
イデリア スキンクリニック代官山 佐治 なぎさ院長
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。年齢を重ねても素肌を誇れる肌を目指して、ひとり一人に合った美肌プログラムを提案。丁寧なカウンセリングと高い技術力が人気。
住所:東京都渋谷区代官山町17-6 代官山アドレス ディセ内Tel.0120-06-4120