みなさんは、世界中で人気が急上昇中“シードル”ってもう飲みましたか。りんごからつくられる、ほどよい酸味が心地良いお酒です。2014年のNASDAQによるレポートによると、米国での年間小売量は、なんとおよそ倍近くも上昇しているとか。

また、世界でもっともシードルが飲まれているという英国では、ビール市場の5分の1を占めるほど市民権を得ているようです。人気の秘密はなんでしょう?

前年比の416%増と人気急上昇中の「キリン ハードシードル」

トレンドウォッチャーの塚田牧男さんによると、「現代における流行のポイントは、2つ。1つ目は、ジャーサラダのような、“自然とのつながり”。そして2つ目は、おにぎらずのように、従来あるメジャー品が、ちょっと変化した“進化品”。ビールのような爽快感があって、自然のりんご味を楽しめるシードルは、まさにこの現在の流行ポイント2つをしっかりとおさえているんですね」とのこと。

日本で流行しているのが、爽快でキレのあるハードなおいしさが特徴の「キリン ハードシードル」。3月末時点での販売数量が対前年の+416%と、米国の盛り上がりを超える勢いで伸長中です。

日本人の味覚や食事に合うように、リンゴの果実由来の芳醇な香りと、ほどよい酸味、果実味が豊かでありながらも甘すぎない味わいに仕上がっていることが、ヒットの要因と考えられ、その合わせやすさと人気から、取扱店舗はすでに年間目標の約5割を達成。2015年の目標店舗数は1万2,000件とのことで、みなさんの行きつけのお店でも、すぐに飲める日がくるかもしれませんね。

りんごのフルーティーな酸味と甘くない味が、食事にもぴったり

そんな大人気のハードシードルが、日本でどのように盛り上がっているか、現場の声を聞きに(という名目で飲みに)行ってきました! 店に入ると、いました、いました。シードルを飲む女性たち。忙しい仕事を終えた後の大人の女性が多いイメージです。

「ワインみたいに気取ってる感がないので、1杯目の乾杯からたのめちゃうとこがいいですね! 1杯目からずっとコレいってまーす(グラスをあげながら)」
(N・Bさん・女性・33歳・接客業)

「カジュアルだけどおしゃれ。これって、今の働き女性が一番求めてるポイントですよねー。私も働き女子代表気取って飲んじゃってます(笑)」
(A・Mさん・女性・27歳・代理店営業)

実際に筆者も飲んでみると、りんごのフルーティーな酸味と甘くない味が、食事にもぴったり! これは単なる流行では終わらず、市民権を得た人気になりそうですね。

味だけでなく、スリムで上質感のあるエンボスの刻印されたボトルデザインや、スタイリッシュなデザインの樽専用サーバーが特徴のハードシードル。お店の雰囲気や客層までググッとオトナ女子に変えていっています!

みなさんもオトナな感じの女子会を企画しているなら、ぜひ、ハードシードルの楽しめるお店をチョイスしてみてはいかがでしょう。

(篠田エレナ)