【今週のボヤき】

仕事上で譲れないことがあるとつい感情的になってしまいます。できるだけ落ち着いて一呼吸置こうとはしているのですが、上司や外部の人とのやりとりで譲れない部分があると感情的になってしまい、後で反省することもしばしば。うまい言い回しで相手を不快にさせないで、かつ自分が望んでいる方向にうまく話を持っていく同僚と比べてしまい落ち込みます。

この前は、感情的にならないことを心がけるあまり、ニコニコしていたら自分が言いたいことが結局言えませんでした。感情的にならずに的確に相手に自分が言いたいことを伝えるためにはどうすればよいのでしょうか?

伝えられないから感情的になっている

感情的になってしまうから言いたいことが伝わらなくなってしまうのではなく、言いたいことが伝えられないから感情的になってしまうんですよね。

なぜ言いたいことが伝えられないかといえば、言葉を知らないから。

語彙力がないからうまくアウトプットできずに悶々として、感情で発露するしかなくなってしまうんですよ。

言葉に詰まるほど失われるのが聞く耳というもの。

言葉を知らないと聞く耳も失われてコミュニケーションが成立しなくなってしまいます。その主張は自分の感情を押し付けるだけの一方的な“わがまま”になってしまいますので、反射的に拒絶されることが多くなってしまうんです。

自分の意見を受け入れてもらうために必要な能力はコミュニケーション能力。コミュニケーション能力とは言葉にする能力と聞く能力。

対話を重ねて情報を交換し合い、お互いがお互いの意見を理解し合うことで成立するわけですね。

人というのは自分を映す鏡みたいなものですからね、自分の主張を受け入れてくれる人の主張は受け入れてあげたくなるものなんですよ。

人と人を繋ぐのはコミュニケーション

感情的になる人というのはコミュニケーションが下手くそなんです。人と人を繋ぐものはコミュニケーションしかありません。

人と繋がれる唯一の手段に不具合があると誰も自分のことは理解してくれませんよ。

コミュニケーション能力は社会人にとって必要不可欠な能力。自分の主張くらいちゃんと言葉で表現できる語彙力はあって然るべきものなんですよ。

思っていることをアプトプットする習慣を

言葉の表現を勉強するために最も効果的なのは本を読むこと。

本を読むということは言葉の世界に身を投じるということですからね。たくさんの本を読んでたくさんの言葉を身につけてください。

あとは毎日日記を書くこと。自分の思ったこと感じたことを文字にしてアウトプットする習慣を身につけましょう。

言葉を知っている人は例外なく理性的で穏やかな人です。穏やかなコミュニケーションができるようになりますので理解者も増えていくと思いますよ。