タバコが吸える場所が少なくなり、喫煙者にとっては厳しい昨今。しっかりマナーを意識している人、もっと自由に吸いたい! と思っている人、もっとマナーを守ってほしいと思っている人、さまざまかと思います。そこで、今回は最新の喫煙事情を探るために、マイボイスコムが実施した「タバコに関する調査」結果をご紹介します。

喫煙経験者は4割強で減少傾向に

まずは、喫煙経験について。喫煙経験者は44.6%と減少傾向にあります。過去の調査結果と比較して、年々減少していることがわかりますね。
現在吸っている人は18.3%で、男性40代以上で3割弱、女性では1割となっています。

年々、喫煙経験者は減少傾向に。

現在喫煙者が1日に吸うたばこの本数は、「6〜10本」「11〜15本」が2割、「16〜20本」が3割となっています。「11本以上」は、男性40代以上や女性50代以上で7〜8割みられます。20代では、「10本以下」が6割強という結果に。
喫煙者がたばこを購入する場所については、「コンビニエンスストア(84.8%)」が最も多く、「自動販売機」「スーパー、ディスカウントストア」「たばこ専門店」が1〜2割で続きます。
過去調査と比べて、「コンビニエンスストア」が増加、「自動販売機」「たばこ専門店」は減少しています。

4割強が禁煙したい! みんなの禁煙方法は?

現在喫煙している人のうち、4割強は禁煙したいと回答。これまでに禁煙したことがある人は喫煙経験者の6割強、現在喫煙者の5割強です。
禁煙経験者のうち、禁煙補助剤や医療機関などを利用したことがある人は3割強。「禁煙ガム」「禁煙パイプ」が1割前後となっています。禁煙したいけれど難しい……といった気持ちが伺えますね。

健康志向も手伝って、禁煙に踏み切る人も多いようです。

あなたのマナーは大丈夫?

続いては、たばこを吸っている人のマナーについて聞いてみました。
たばこを吸っている人のマナーが良いと思う人は10.5%、良くないと思う人は59.3%という結果に。約6割の人が喫煙マナーに不満を感じているとこが判明しました。現在喫煙者では、マナーが良いと思う人は3割弱、「どちらともいえない」が5割弱となっています。たばこを吸ったことがない人では、マナーが良くないと思う人が7割を占めます。
そこで、現在の分煙状況についても聞いてみると、満足している人は25.1%。不満と思う人は45.7%で、現在喫煙者では3割、吸ったことがない人では5割強となっています。
分煙に関しての詳しいコメントは以下の通り。

分煙に満足している理由、不満に思う理由
【満足】
・喫煙者側からの意見として、現在では分煙がかなり進んでおり、吸えない環境も多くなっているので、いさぎよくあきらめることができるから(女性52歳)
・公共施設などではほぼ満足。それ以外の店舗や路上などは不満に感じる場合がある(男性40歳)
・繁華街に出向いても探せば喫煙場所が設置されており、海外のように完全禁煙という状態は避けられている。一部の人は住宅街などで歩き喫煙しているのが残念(高齢の方が多いが若い方もいる)(男性68歳)

【不満】
・トイレへの通路入り口等にあったりして前を通らなければならない時がある(男性43歳)
・タバコを吸うことが悪いみたいに言われるのは嫌です(女性50歳)
・臭いや煙が禁煙エリアにも入ってきており、きちんと分煙出来ていないところが殆どだから(男性38歳)

【どちらともいえない】
・建物の入り口付近での喫煙場所は意味がない(男性44歳)
・喫煙所の数が少なすぎるし、喫煙所は刑務所の牢屋みたいで肩身が狭いので(男性45歳)

いかがでしたか? 10年、20年前と比べると分煙化は進んでいるものの、非喫煙者の半数はまだ不満感を感じているようですね。公共の場所ではマナーを守って、好印象をキープしたいものです。

【参考】※ マイボイスコム株式会社