自分の努力が足りないのよ


「リコンして」引っ越し代と生活費に40万円を欲しがる夫

気に入らないことがあるとすぐに「離婚」と言っては、翌日に何事もなかったかのように帰ってきていた夫。今度もいつものことかと思っていたら、「隣県に住む家も決まっている」「明後日には布団持って行く」「とりあえず40万円くれればいい」ってどういうこと⁉

結婚して10年、子どもが生まれて8年。3度も無職となった夫を支えてきていた妻カナコさんさんや可愛い息子を置いて出ていこうと、嬉々として準備をする夫。一緒に過ごしてきた時間は何だったのでしょうか?身勝手な夫に振り回され続けた妻の、不安と葛藤の日々をご紹介します。

リコンして


とりあえず40万くれればいいよ?


※本記事は黒田カナコ著の書籍『無職の夫に捨てられました』から一部抜粋・編集しました。

実は夫が無職になるのは一度や二度ではなく、なんと三度目! 夫が最初に無職になった時、カナコさんはどんどん貯金が減っていく状況に夜も眠れなくなり、いつまでたっても働かない夫に不安と不満をぶつけたのでした。

気持ちが少し軽くなった


あなたが悪い!


なんてひどい妻なんだろう


自分を責めて


どうしたんだ?いきなり


私がもっと稼げたら


うわあああ


夫が無職になって8ヶ月がたっていた


ああああああ


雇用保険に切りかえる


ずっとマシだ


パート先で「夫が無職で…」と愚痴をこぼしたら、仲間の1人から「一番つらいのは旦那さん。あなたの努力が足りない!」と一喝されたカナコさん。今度は全部自分が悪いんだという思いに囚われてしまいます。「土日も働く」と言い出した妻のただならぬ様子に驚き、夫は無職8ヶ月目にして職探しを始めたのでした。

著=黒田カナコ/『無職の夫に捨てられました』