近代化産業遺産に指定されているJR奈良駅旧駅舎内に、スターバックスがオープン

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スターバックス コーヒー ジャパンは、6月30日(木)、近代化産業遺産であるJR奈良駅旧駅舎内に「スターバックス コーヒー JR奈良駅旧駅舎店」をオープンした。

【写真を見る】奈良県産の杉を用いた、バーカウンターのフロントパネル。木材の柔らかい部分を特殊な加工でへこませる、浮造りと呼ばれる加工が施されている

今回開店した店舗は、JR奈良駅旧駅舎内の奈良市総合観光案内所に併設。店内席19席、テラス席26席の合計45席を擁する。最大の特徴は、奈良の歴史や自然を感じさせる、同店ならではの空間づくりだ。長年愛されてきた歴史ある駅舎に馴染むよう、奈良県産の杉が随所に使用されている。

バーカウンターのフロントパネルには、奈良県十津川村の深い森で作られた杉材を採用し、木の温もりや存在感を強調。壁面には、奈良県の伝統工芸である奈良晒(ならざらし)と呼ばれる麻生地に、コーヒー農園のアートが印刷された作品を飾ることで、地域とコーヒーとのつながりを表現している。こちらのフレームにも、奈良県産の杉が使われている。

さらに、店内の座席は大人数で利用できるコミュニティテーブルや、ハイチェア、ベンチシートなどが用意されており、デザイン性だけでなく、さまざまなシーンに対応した使い勝手の良さも魅力。奈良の文化が息づく趣きある店内で、ゆったりカフェタイムを過ごしてみてはいかがだろうか。【関西ウォーカー】