寒さが進み、暖かい料理が美味しい季節。おでんや鍋など、立ち上る湯気を見るとついつい“お酒が飲みたくなっちゃう”と思う大人女子は多いはず。

忘年会シーズンも目の前で、アルコールの量が日々増えるようになると気になるのが、高カロリーなお酒たち！　そんな中、太るどころかダイエットや美肌効果の期待が持てる“焼酎”が、巷では再び注目を浴びています。

そこで今回はビューティーアドバイザーの筆者が、意外と知られていない“焼酎の美容効果”をお伝えします。

■11月1日は「本格焼酎」の日！

焼酎の日を前に、南九州酒販株式会社が焼酎を飲む男女1,000名に『本格焼酎に関する調査2015』を実施しました。

焼酎と聞くと、ひと昔前まではクセが強く“おじさんの飲み物”というイメージが強いお酒でしたが、この調査では、20代・30代の焼酎女子の6人に1人が「異性との飲み会」で、7人に1人が「デート」で焼酎を楽しんでいると回答。

普段、平日から焼酎を楽しんでいるのは40代・50代の男性が5割り以上ですが、休日の晩酌では20代・30代女性の5割以上が焼酎を楽しんでいることが分かりました。

その理由として、焼酎女子にとって焼酎は、“糖質・プリン体ゼロ”のためダイエット中でも飲めるということが魅力のひとつのようです。

■美容もお付き合いもこれで解決！賢い女子が「焼酎を選ぶ」理由3つ

（1）ローカロリーでダイエット中でも安心

焼酎はワインや日本酒のような醸造酒と違い“蒸留酒”。製造過程で糖分が飛んでしまうため糖分がほとんどありません。また、プリン体がゼロでカロリーも低いため他のお酒と比べて太りにくいとされています。

（2）血液サラサラ！「血栓予防」にもなる

焼酎には血栓を予防し、血液をサラサラ効果があると言われる“ウロキナーゼ”と呼ばれる酵素を増やす効果があります。

血液がサラサラになると、身体の内面からキレイになるのでお肌の美容効果も期待がもてるのです。

（3）アンチエイジング効果にも期待

焼酎の中でも特に芋焼酎には抗酸化成分であるアントシアニンが含まれています。さらに、ストレスを感じた時に脳内で分泌されるアドレナリンを沈静化、抑制する効果があります。

このように実は、美肌効果もあってストレス解消も期待できちゃう飲み物だったのです！

■飲むだけじゃない！「焼酎美容」活用術

焼酎は他のお酒と比べて良い点がたくさんありますが、実は飲むだけじゃなくてこんな活用法があるのです！

●焼酎風呂

焼酎製造時の醪（もろみ）が美肌効果が高いと言われており、その成分を全身に浴びることができます。

焼酎風呂の作り方はいたって簡単！　お湯を張ったバスタブに、コップ1~2杯分（100cc〜180cc程度。余った焼酎で構いません）をいれてよくかき混ぜます。

芋焼酎などは少し匂いがきついかもしれないので、香りも良く、抗酸化成分を多く含むシソを使った焼酎などで試してみると良いかもしれません。

●化粧水＋焼酎でパッティング

普段使っている化粧水に焼酎を数滴プラスしてコットンにつけてパッティングしてみます。殺菌成分や醪（もろみ）成分が、ニキビ予防などに効果があると言われています。こちらもゆずやシソなど香りの良いものをお勧めします。

ただし、アルコールなので皮膚が弱い方はご注意ください。

ローカロリーで、美容成分が豊富な焼酎ですが、飲むときに糖分たっぷりのジュースで割ったり、他の食事がハイカロリーなものばかりはNGです。食事とのバランスを考えて、楽しいお酒の時間にしてくださいね。

【著者略歴】

※ 加茂　基香・・・MAGNIFIQUE株式会社代表、代官山サロン＆セレクトショップgiraffe TOKYOオーナー。ビューティーアドバイザーとして女性のキレイ・ウェルネス・スポーツ・ライフスタイルのプロデュース及びディレクターとして活躍。プライベートでは日本舞踊やトライアスロンなどアクティブな生活を送り、キレイと健康の体現を実行している。