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チュニジア生まれのプロダクトデザイナー、トム・ディクソン(Tom Dixon)が生み出した"ウィングバックチェア"は、美しい曲線美と無駄のないミニマルなデザインが、イギリスのアンティーク家具のそれとは一線を画す、モダニティを昇華した名作。また、彼の代表作である”S Chair”は、MoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久コレクションのひとつでもある。

(上)wing back chair 105万円(税抜き)、Melt copper light 15万円(税抜き)

彼が手掛ける照明や家具、フレグランス、ホームアクセサリーは、素材そのものの特徴を生かした独創的な創作手法により、一点もののアート作品にも近い斬新なプロダクトばかりだ。

7月17日(金)、彼が主宰するインテリアブランドのインテリアブランド「TOM DIXON(トム・ディクソン)」の日本初オンリーショップ「TOM DIXON SHOP(トム・ディクソン ショップ)」が東京・青山にオープンとなる。ロンドンの店舗に続いて、世界で2店舗目のオンリーショップとなる。スウィングバックチェアやビートライトシリーズなどの代表作をはじめとする、洗練されたプロダクトを取り扱い、その約7割が日本国内初販売のものだ。スタイリッシュな店内は、自身がプロデュースに携わっており、陳列される商品だけでなく、建物全体でTOM DIXONのブランドの世界観を体感することができる。

(右)Scent Element 各19,000円(税抜き)

最近は、プロダクトデザイナーとしてだけでなく、空間構築の分野でもその手腕を発揮しているトム・ディクソン。2002年、ロンドンに「Design Research Studio(デザイン・リサーチ・スタジオ)」を設立し、世界中の商業施設の内装や大規模装飾物、建築デザインなどのプロジェクトを手掛けている。2014年には、ロンドン中心にオープンしたモンドリアン・ホテルの総合デザイン監修を行い、建築デザイン界においても高い評価を得た。同年、ヨーロッパのライフスタイル見本市としては最大規模を誇る「MAISON & OBJET(メゾン・エ・オブジェ)」のデザイナー・オブ・イヤーに選ばれるなど、まぎれもなく今世界で最も注目されているデザイナーのひとりだ。

(左)プロダクトデザイナー トム・ディクソン。

空間にせよ、プロダクトにせよ、トム・ディクソンのクリエイションは、インダストリアルな雰囲気を持ちながらも、奇抜でユニーク。少し先の未来から取り出してきたようなプロダクトで溢れている。

※表示価格は日本での販売予定価格。

■TOM DIXON SHOP
東京都渋谷区渋谷2-1-13
Tel:03-5778-3282(7月17日(金)より)
営業時間:11:00〜19:00
http://www.tomdixon.jp/