“駄菓子”食べ放題! 創作つまみもかなりイケる、昭和レトロな「駄菓子バー」

写真拡大

最近は昔ながらの駄菓子屋は少なくなっていますよね。スーパーのお菓子売り場に駄菓子コーナーはありますが、やっぱりあの昔懐かしい昭和レトロな雰囲気の中で味わいたい……。

この記事の完全版を見る【動画・画像付き】

そんな人にお勧めなのが、その駄菓子をコンセプトにしたバーや居酒屋。駄菓子をつまみに懐かしい気分に浸りながら、お酒を楽しめます。

今回は東京の池袋・恵比寿・人形町・水天宮で4店舗を展開している「駄菓子バー」に行ってみました。ここは「昭和レトロな場所で駄菓子を楽しむ」がコンセプトのお店だそう。お伺いしたのは「えびす駄菓子バー」です。 

そもそも、なぜ「駄菓子」+「バー」なのでしょうか? お話をうかがってみました。お相手は、駄菓子バーの運営責任者・小泉さんです。

小泉さん「バーって、ちょっと敷居が高いイメージがありませんか? 自分たちでバーをやるなら、お客さんが気を使う必要のない、気さくな雰囲気なお店にしたいと思っていたんですね。そこに『駄菓子』というアイデアが加わったきっかけは、スタッフに駄菓子をつまみにして飲むのが大好きだったメンバーがいたこと。そこで、みんなでお酒のつまみを駄菓子にしてみたら『結構いけるな』と意見が一致したんですよ」

確かに「駄菓子」というだけでもどこか親近感を感じます。こちらのお店のシステムは、テーブルチャージの500円で店内の駄菓子が食べ放題だそうです。

小泉さん「駄菓子は安さが魅力ですが、それでも子どものお小遣いではあまりたくさん買えませんよね。小さい頃に抱いた『あれもこれも食べたい』という憧れを叶えられるよう、食べ放題にしたんです」

■駄菓子バーでも若い女性が多く来店

at home VOXのアンケート「Q.駄菓子屋や駄菓子コーナーなどを見つけるとちょっとテンションが上がりますか?」で「はい」と答えた人の割合は、20代女性の割合がもっとも高く65.1%でした。実際の客層はどうなのでしょうか?

小泉さん「こちらでも若い女性は多いですね。彼女たちの特徴は『楽しいお菓子』を好むこと。たとえばくちびる型のグミを自分の口に当てて写真を撮ったりしています。また年配のお客さまも多いですが、そちらは子どもの頃に食べた懐かしいお菓子を好みますね」

なるほど、「楽しむ」ことが女性の心をつかまえているのですね。その写真をSNSで共有したりしているのかもしれませんね。

また、「Q.今見るとテンションが上がる、子どもの頃好きだった駄菓子は何ですか?」のアンケートでは、男性・女性ともに「うまい棒」が第1位でしたが……。

小泉さん「やはり『うまい棒』の人気は高いですよ。その他には『キャベツ太郎』や『ヨーグル』も人気があります」

■今の子どもも駄菓子に夢中。駄菓子を使った創作メニューも

こちらのお店では、駄菓子を材料にしたフードメニューもあります。その一部をご紹介。

じゃがりこ」を使った「じゃがりこポテサラ」

「いかせん」を台にした「いかせんチーズ焼き」

ビールのお供にぴったり「さきいかの天ぷら」

後ひくうまさの「よっちゃんいかチヂミ」


安い駄菓子が見事な料理に変身しています!

食べ放題と創作料理という2つの方法で、駄菓子を存分に楽しめる夢の空間。女子会コースプランも用意しているので、まさに「駄菓子女子」にぴったりのお店なのです。

<取材協力>
駄菓子バー