手軽に作れる絶品レシピ

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10月10日は「缶詰の日」って知っていましたか?

明治時代の1877年に日本初の缶詰工場が完成し、その年10月10日に石狩川でとれたサケの缶詰が製造されたことから、この日が缶詰の日に制定されています。

最近では、日常使いや備蓄だけでなく「グルメ缶」への注目も高まってきていますよね。

そこで今回は、世界各国の缶詰に精通している"缶詰博士"黒川勇人さんに、500円程度で買える缶詰を使った"絶品おつまみ"レシピを教えてもらい、編集部で作ってみました。

まずはビールに合うおつまみレシピから!

5分足らずでお店のクオリティ

黒川さんが教えてくれたおつまみレシピは3つ。どれもとても簡単に作れるものばかりです。

その中でも記者が気になった「缶つまプレミアム 広島かき 燻製油漬け」を使ったレシピに挑戦しました。

用意するものは、

・「缶つまプレミアム 広島かき 燻製油漬け」
自宅近くのスーパーで550円(※税抜)で購入。Amazonでは、573円(※2016年10月7日時点、編集部調べ)で手に入ります。
・みじんぎりにしたタマネギ(大さじ1)
・ブラックペッパー(少々)


以上です。

黒川さんによると、

「この缶詰は燻製に桜のチップを使っているので、本格的な燻製の味が缶詰で楽しめます。缶詰では、燻製の風味付けをした油などに中身を漬けただけということも多いのですが、この缶詰のカキは本物の燻製。粒の大きい広島県産のカキを使用している点もおすすめポイントです」

とのこと。

なるほど、期待が高まります。缶詰を開けた瞬間に燻製の香りが漂ってきました。これだけでビールが進みそうなくらいいい匂いです。

誘惑に負けずクッキングします。

まずは中身をオイルごとボウルに移します。そこに、みじんぎりにしたタマネギ(大さじ1)を加えてオイルを絡めて混ぜます。

あとは、お皿に盛り付けてブラックペッパー(少々)を上からかければ完成です。調理時間は5分足らず。あっという間に出来ました。

さっそくビールと一緒に食べてみます。口にいれると、カキがホロホロとろけます。オリーブオイルたっぷりのこってり感と燻製の香りがビールと相性抜群です。タマネギを入れることで、シャキシャキとした食感とさっぱりした味が加わり、こってり感が適度に抑えられていて、ついついお箸が進んでしまいました(もちろんビールも......)。

普段はほとんど自炊をしない記者でも、簡単に絶品おつまみが作れて上機嫌。おうちに人を呼んだときにおつまみでこれを出したら、喜ばれること間違いなしです。

まだまだ紹介します パパッとできる缶詰おつまみレシピ

次に紹介するのは、「ネプチューン スモークオイルサーディン」をのせたバケットのレシピです。おしゃれなのに、とっても簡単につくれますよ。

1. ライ麦パン、黒パンなどのバケット(スライスしたもの)にクリームチーズを塗ります
2. 缶詰のオイルサーディンをパンにのせ、お皿に盛り付けたら、完成

黒川さんによると、黒ビールのようなコクのあるビールによく合うおつまみ。付け合せにピクルスなどを用意すると、さらにおいしく食べられるそう。また、キレイにお皿に盛り付ければ、北欧のお昼ご飯のようにおしゃれな雰囲気になるのでホームパーティーなどにももってこいのレシピです。

「ネプチューン スモークオイルサーディン」はAmazonでは356円で販売されています(※2016年10月7日時点、編集部調べ)。

ラストはこれ! サンチュ使った韓国風

最後は、「缶つま 国産 豚軟骨 ソラチたれ焼き」を使った韓国風サンチュ巻きです。

「ソラチたれは北海道のご当地タレで、砂糖醤油であまじょっぱく仕上がっています。コリコリ、ホロホロとした豚軟骨の食感が楽しいおすすめの缶詰です」

と黒川さん。

1. サンチュを食べやすい大きさにします
2. サンチュの上に韓国のりをのせます
3. 韓国のりの上に「缶つま 国産 豚軟骨 ソラチたれ焼き」を2、3個のせて、くるくると巻けば、完成

普段、家では調理しづらい焼肉メニューが簡単にできます。肉を焼かずに焼肉屋さんのように食べることができるのも楽しいレシピです。

「缶つま 国産 豚軟骨 ソラチたれ焼き」はAmazonでは540円(※2016年10月7日時点、編集部調べ)。

グルメ缶に"ちょい足し"するだけでこんなにも本格的なグルメに変身するとは驚きです。缶詰だからといって、侮れませんね。

どのレシピをとっても簡単にパパッと作れるので、ビールのおつまみとしてはもちろん時短メニューとしてもおすすめ。ぜひ試してみてください。


黒川勇人/缶詰博士
昭和41年福島県生まれ。日本缶詰協会公認の缶詰博士として、様々なメディア出演や執筆活動で活躍。日々世界の缶詰を食している世界一の缶詰通。著書に、「安い!早い!だけどとてつもなく旨い缶たん料理100」(講談社)「缶詰博士が選ぶ『レジェンド缶詰』究極の逸品36」(講談社+α)等多数。