今週の女のもやもやセラピーのテーマは、理想の夫探しに奔走する30代女性に贈る「結婚相手の条件考察」です。

夫婦だったら旅行も一緒に楽しめる…はず!?

9月30日までという期間で、全国19都道府県で実施されている緊急事態宣言の解除が視野に入ってきた今日この頃。「ようやくか…」という気持ちを多少なりとも感じている人が多いようです。もちろん、感染予防自体は継続したままなので、いきなり“ウェーイ”となるわけにはいきませんが、お出かけや旅行が実質「解禁」になっていくかもしれない、というのは、何をするにも「これは不要不急なのか?」と自問自答を強いられたこれまでを振り返ってみれば「ホッとする」というのが正直なところでしょう。

どこに行こうか、何をしようか、と考えるのはそれだけでも楽しいものです。中途半端に中断した「GO TO トラベル」や「GO TO イート」の復活に期待する人もいるでしょう。しかし、どこに行くにも、何をするにも、同行する相手がいると…ちょっとやっかいなことにもなりかねません。

かく言う筆者も、宣言が出るたびに旅行の延期や中止を繰り返し、取り直しに次ぐ取り直しで同行予定者と揉めたり、ちょっとした口論になったりといったトラブルを何度か起こしてしまいましたが、周囲でも「コロナ観の違いで、国内旅行する、しないでケンカになったり、延期しているうちに別れてしまった。だから宣言が解除されても一緒に出かける相手がいない」(不動産会社勤務 30歳)、「解除される前に予約の相談をしないと、行きたいときに行けなくなるから予定を立てようって、同棲している彼氏に何度も言ってるのに、“大丈夫だよ”とか言いながらずーーっとネットでゲームしているのにうんざりです。今、すでにかなり嫌いになりかけている」(広告会社勤務 32歳)、といった、旅行に対する温度感の違いから男女関係に亀裂が入っているケースも散見されます。

結婚したらひとり旅も自由にできない…のが一般的。

独身時代であれば、彼氏が旅行が好きじゃないタイプだとしても、友達と行ったり、ひとり旅をするという選択もあるでしょう。しかし、結婚後ともなれば、家族以外との旅行はそう簡単ではないというのが一般的。「そもそも、自分も旅行は一切したくない。どこにも出かけたくないから平気」という人なら別ですが、「特別な旅行も一緒に楽しめない相手」や、旅行にまつわる役割りを果たしてくれない相手の場合、お付き合いが順調に進み、夫婦になれたとしても、結婚後に地味に、しかし定期的に腹が立ったり、嫌気がさしたりするようです。

結婚後は旅行に対するスタンスの違いが気になってくる…

それでも、旅行は非日常的なものでもあるので、離婚に至るなどといった大ごとにはならないケースが圧倒的ですが、「年に数回は海外旅行に行きたいな」とか「結婚記念日には夫婦でステキなお宿に泊まりたい」などとふんわりとでも考えている人は、「相手との旅行は楽しめるのか」という点をちょっと詰めたほうがいいかもしれません。でないと、「こんなはずではなかった」「ちっとも楽しくない」ということになってしまいかねません。

例えばこんな声が。

「私は、入念に計画を立てたい派なんです。現地で予約してなかったせいで入れなくておろおろする、とかそういうことは極力避けたいタイプ。でも、夫は、“行けばなんとかなる”というタイプで、レンタカーも、へたしたら宿も当日探すんです。結局、適当な時間に出て渋滞にハマったり、どこも予約でいっぱいで入れなかったりして、イライラしながらぐるぐる車で回ってるだけ、みたいな感じになるので、本当につまらないです。強運タイプで、本当になんとかなるタイプだったり、何があっても対応できるスキルがあれば、“なんとかなる”はカッコいいと思いますけど、そうじゃなかったら、ただの行き当たりばったりのダメな人、にしか思えません。尊敬できなくなると、つらいですよ」 (34歳・PR会社勤務)

「好きな人となら多少意見が違っても楽しいのでは」と思ったら、実は大間違いだと言う人もかなりいます。その2では、その真実をお伝えすべく、大恋愛して結婚した妻たちの、旅行にまつわる夫への不満とイライラをご紹介します。ご本人たちの、経験を踏まえたアドバイスも必見ですよ。

その2に続きます。

【お知らせ】ニュースアプリ「SmartNews」に「Suits womanチャンネル」が登場!記事をサクサク読めます