歴代のファーストレディの中でも特にプライバシーを大切にしていたメラニア・トランプ大統領夫人。私生活について語ることも息子のバロンを公の場所に登場させることも極力控えていた。その夫人が回顧録の出版に向けて交渉中であるという報道が浮上している。

関係者は新聞「ニューヨークポスト」に「ホワイトハウスでの生活を綴った本の出版に向けて今、話し合いをしている。これはお金になる。メラニア夫人に取って自分自身でお金を稼ぐチャンスだ」と証言。「ドナルド・トランプ大統領も賛成し、書くように勧めている」。

関係者によると執筆はこれから。「みんなが予想するようなおとなしい内容にはならないだろう」と語っている。理由は、今年9月にメラニア夫人のかつての親友でトランプ大統領の選挙戦のアドバイザーを務めていたステファニー・ウィンストン・ウォルコフが『Melania and Me』を出版したこと。ウォルコフはこの中で「メラニア夫人は義理の娘のイヴァンカ・トランプを箱入り娘だと言っていた」と明かし、トランプ大統領と肉体関係を持ったポルノ女優のストーミー・ダニエルズを「売春婦だ」と罵倒する音声テープを公開している。メラニア夫人のスポークスパーソンはこれをすべて否定している。関係者は「ウォルコフの裏切りがあった後だから、メラニアの本は大ヒットするだろう」。今度はメラニア夫人がウォルコフとの関係を赤裸々に綴るのではないかと見られている。

トランプ大統領との手繋ぎを拒否するところを目撃されたり、親と引き離された移民の子どもたちを訪ねるのに「I really don’t care, do u?(私にはどうでもいいこと。あなたは?)」と書かれたジャケットを着て行ったりとこの4年に様々な行動で注目を集めてきたメラニア夫人。その真意を明かしてこなかった夫人が、暴露本でそれらの出来事を語るのであればベストセラー入りは間違いなし。実現するのを楽しみにしたい。