肌のメカニズムも紫外線の知識もわかっているからこそ、女医さん自身がどん なケアをしているのかが気になります。そこで、24時間UV対策を徹底している美女医たちに、密着取材! 無駄なく完璧なテクニックやアイテム選びを賢く盗んで! 教えてくれたのは…
恵比寿やすみクリニック皮膚科医
佐藤やすみ先生
さとう やすみ/恵比寿やすみクリニック院長。順天堂大学病院研修後、都内スキンケアクリニック院長を経て、現クリニックを開業。
遮断グッズで春夏秋冬、無敵のUVシールドを張り巡らすUVAは冬も大量照射。年間通じたケアが大事「地表に届く紫外線はUVAが95%以上。そして最低量となる1月でも、ピークの6月の半分以下になりません。つまり紫外線対策は真冬でも本気でやらなければダメ。私は自宅やクリニック、車のガラスにはUVカットフィルムを貼っています。日中に、外に出るときは真冬でも日傘をもち歩き、UVグラスを身につけます。もちろん春先から夏にかけてはロングタイプのグローブも欠かしません。腕はもちろん、手の甲だけ焼けてしまうのは嫌なので。紫外線が増えるこの季節ならではのケアは、抗酸化対策のサプリメントの摂取量を増やすことくらい。紫外線対策は夏のものという感覚は、化粧品でUVBしか防げなかった頃の話。今はUVAはもちろん、ブルーライトや近赤外線も話題となっている時代。これまで以上に、昼間に加え夜も、対策をしてほしいものです」 遮断グッズ傘・グローブ・UVグラス…日傘とUVグラスは一年中。半袖の季節はグローブで物理的にカットUVケアグッズは日が差していれば真冬でも登場。「日傘とUVグラスは常にもち歩き、冬は短い普通のグローブを。グッズ選びはファッション性重視で、紫外線カット率が1%くらい違っても気にしません」。ちなみに冬用のUVグラスはレンズが透明。普通の眼鏡と変わらないので、違和感ゼロ。傘春夏秋冬肩まですっぽり隠れるドーム形を。色や素材などはデザイン性重視で楽しく持てるもの。ランバンコレクション 遮熱遮光 刺繍フリルパラソル 47cm ¥12,000(ムーンバット)ロンググローブ春夏半袖の季節はUVカット効果があるロンググローブも。蒸れずにサラサラの麻100%のタイプをご愛用。ランバンコレクション UV手袋 ¥3,500(サンエース)UVグラス春夏秋冬サングラスはUV対策万全の信頼できるブランドからチョイス。シミが多発する頰やこめかみをすっぽり隠せる大きめで、色が濃すぎない物を選びます。(写真私物) クリニカルケア美容医療…南国への旅行対策は美容点滴、レーザー、サプリメントを駆使し、UVの影響を最小限に 14日前…1週間おきの高濃度ビタミンC点滴を開始 旅行中…愛飲サプリメントのベリー系、水素系、ヘリオケアを倍量に 帰国後…1〜2週間おきの高濃度ビタミンC点滴を再開 14日後…フォトRFを優しく照射「2週間前から紫外線に負けない体質作りを始め、紫外線が降り注ぐ中で過ごす旅行中は生じたダメージを消去する抗酸化力をMAXに。帰国後はメラニンやダメージの無害化を続け、それでもできてしまったシミを美容医療の光治療で消し去ります」。これぞ4段構えの隙なしプログラム!スキンケア 日焼け止め顔用…日焼け止めは厚い程効く。500円玉大の量で舞子塗りをSPF50、PA++++など最大の日焼け止め効果を狙うなら、たっぷりの乳液やクリームで地肌を完全に覆う「舞子塗り」を。舞子さんが白粉で素肌を完全に白塗りするかのように厚めに伸ばして。ただ、そのままだとベタつくので、Tゾーンはしっかり、その他は軽く、お気に入りのパウダーで押さえること。ノンケミカルだから敏感肌にも美白有効成分トラネキサム酸配合の医療機関専売品。ナビジョン DR TAマイルドプロテクトUV SPF40・PA+++(医薬部外品) 30ml ¥3,600 免疫力アップケアサプリメント…抗酸化サプリメントの摂取量はUV環境で臨機応変にアレンジ「抗酸化効果に加え、美白や抗老化などプラスαの機能が期待できる3種類を毎日摂取。紫外線ダメージが予想される日は、ヘリオケアを倍量で防御力アップ」。水溶性の成分なら量を多くとっても問題ないが、ビタミンDやEなど油溶性の成分は、体の負担にならないよう摂取量を調整。紫外線をなかったことに日焼け防止と紫外線によるダメージの修復効果が実証されているヘリオケア ウルトラD30カプセル ¥6,000 問)恵比寿やすみクリニックマキベリーを配合抗酸化成分を含む17種類もの果実のホールフードパウダーシナジーカンパニージャパン ベリーベリー プレミアム 120g ¥7,800水素系でデトックス朝にひと粒。医療機関専用品で医師の処方が必要な「臨床試薬」臨床水素治療研究会 SUBSTANCE H2 150mg×30カプセル ¥9,200 睡眠…寝ている間に肌は育つから8時間睡眠を死守適切な睡眠は、人間が生命活動を行う上での基本のキ。肌だけでなく全身の細胞の修復は、寝ている間がメインだから。そのシミもくすみもハリのなさも、スキンケアの手応えが今ひとつなのも、睡眠不足のなせるワザかも。「睡眠時間は、毎日23時から7時までの8時間を確保します」。この心掛けが未来の若さにつながる。  

恵比寿やすみクリニック

住所東京都渋谷区恵比寿1-9-7 ITOX4FTEL0120・767・888URLhttps://www.yasumi.me/
イラスト/長谷川まき デザイン/最上真千子 構成/柳田美由紀