「暗号資産(仮想通貨)の始めどきは?」「税金やリスクは?」 取引所の”中の人”に初心者の疑問をぶつけてみた

 暗号資産(仮想通貨)市場が再び注目を集めています。米国ではトランプ政権が規制緩和に積極的な動きを見せる一方、日本でも暗号資産の税制改正が議論され、今後の制度変更に期待が高まっています。

 こうした流れを受け、「今こそ暗号資産(仮想通貨)を始めるべきなのか?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。そこで、ライブドアニュースでは暗号資産(仮想通貨)に関するアンケート(※)を実施し、読者のリアルな本音を調査。さらに、寄せられた疑問や不安を暗号資産取引所の“中の人”にぶつけ、初心者向けにわかりやすく解説してもらいました。

※ 2025年2月19日〜24日の期間、ライブドアニュースの公式Xアカウント上にて回答を募集。回答数54。

暗号資産(仮想通貨)に投資しているのはどんな人?

 今回のアンケートでは、暗号資産(仮想通貨)に投資したことがある人は61.1%、未経験者は38.9%と、経験者からの回答が多く寄せられる結果となりました。
 暗号資産(仮想通貨)投資経験者の属性をみると、性別は男性が84.8%を占め、年齢では30代が51.5%、職業では会社員が57.6%という結果に。
 運用資産については50万円以下の人が57.6% となっており、小規模から始めている人が多数派を占めています。一方で、1000万円以上の資産を運用している人も6.1%おり、大きなリターンを狙う投資家も一定数存在することがわかりました。

暗号資産(仮想通貨)に関する疑問を取引所の”中の人”に聞いてみた

 アンケートでは、暗号資産(仮想通貨)に投資したことがないと答えたユーザーに、その理由も聞きました。回答をみると、「利益が出るかわからないから」(57.1%)が最多となり、次いで「仕組みがよくわかっていないから」(52.4%)が続きました。暗号資産(仮想通貨)全体に対する漠然とした不安感がうかがえます。
 そこで今回、アンケートで寄せられた疑問や不安について、暗号資産(仮想通貨)のエキスパートともいえる暗号資産取引所の”中の人”こと、SBI VCトレードの廣瀬 薫(ひろせ かおり)さんに聞いてみました。
暗号資産(仮想通貨)への投資未経験者の半数以上が、暗号資産(仮想通貨)を始めない理由として「利益が出るかわからないから」「仕組みがよくわかっていないから」と答えていました。暗号資産(仮想通貨)の基本的な仕組みついて教えて下さい。
 暗号資産(仮想通貨)とは、インターネット上でモノやサービスの対価として利用したり、法定通貨と交換したりできるデジタル資産です。

 その基盤となるのがブロックチェーン技術。これは取引データをブロック単位で記録し、それらを鎖のように連結する仕組みです。データを改ざんするには全てのブロックを変更する必要があり、その難易度が高いため、高いセキュリティと信頼性を実現しています。
暗号資産(仮想通貨)にはどんな種類があるのでしょうか。
 現在、世界には数万種類を超える暗号資産(仮想通貨)が存在するといわれています。

 中でもビットコインは最も時価総額が大きく、発行上限は合計2,100万枚と決められており、希少性によって価値を維持しています。

 ビットコイン以外はアルトコインと呼ばれ、代表的なイーサリアムは発行上限がなく、消費電力を抑えた仕組みを採用しています。

 また、ミームコインと呼ばれるユニークな暗号資産(仮想通貨)もあり、ドージコインやシバイヌが有名です。

どんなリスクがある?税金はどれくらいかかる?

「株取引やFXとなにが違うの?」といった声も寄せられました。
 投資対象として、株式・FX・暗号資産(仮想通貨)にはそれぞれ異なる特徴があります。

 まず、株式は企業の資金調達手段として発行され、投資家は値上がり益や配当を得られます。FXはForeign Exchange(外国為替)の略称で、円や米ドルなど異なる法定通貨を交換し、為替レートの変動を利用して利益を狙います。

 一方、暗号資産(仮想通貨)は中央管理者がいない分散型のデジタル資産で、24時間365日取引可能という特徴があります。価格は市場の需給によって変動し、ボラティリティ(※)が高い点も特徴です。
※ 価格変動の大きさを表す指標
暗号資産(仮想通貨)に漠然とした不安感を持っている人もいるようです。どんなリスクがあるのでしょうか。
 暗号資産(仮想通貨)に関するリスクには、ハッキングリスクや価格変動リスク、流動性リスクなどが存在します。

 安全に取引するためには、金融庁の認可を受けた取引所を利用することや、資産をコールドウォレット(※)で管理することが有効です。価格変動の影響を抑えるには、余剰資金で投資する、積立サービスなどを活用して購入タイミングを分散することで、平均購入単価を下げるなどの対策があります。時価総額が大きな銘柄の場合、取引量も多く、流動性リスクを抑えることができます。

 大切な資産を守るためにも、リスクを正しく理解し、適切な対策を取ることが重要です。
※ インターネット環境から切り離して暗号資産(仮想通貨)を保管すること
アンケートでは暗号資産(仮想通貨)にかかる税金についての疑問が多数寄せられました。現在(2025年3月時点)の暗号資産(仮想通貨)にかかる税金と、今後期待される税制改正への注目点を教えて下さい。
 暗号資産(仮想通貨)の利益は雑所得に分類され、所得額が増えることによって税率が上がる「総合課税」の対象となります。年間20万円を超えると確定申告が必要で、損失が出ても他の所得と相殺(損益通算)できず、翌年以降に繰り越すこともできません。

 一方、株式投資や国内FXで得た利益は「申告分離課税」が適用され、税率は一律20%(所得税15%、住民税5%)で固定されています。暗号資産は価格変動が大きいため、高額な税負担のリスクがあり、投資家からは申告分離課税への変更を求める声が高まっています。

どんな人が向いている?どうやって始めればいい?

暗号資産(仮想通貨)のメリット・デメリットを踏まえたうえで、どんな人が向いていると言えるでしょうか。
 余剰資金で投資ができる方におすすめです。また、すでに株式や投資信託などの金融商品をお持ちの方は、暗号資産をポートフォリオに追加して分散投資をしてみましょう。

 暗号資産はボラティリティが高く、流動性が低い銘柄は売買ができなくなるリスクもあります。生活資金や借入金などを投資に充当したり、ご自身の資産の大半を暗号資産にしたりするようなことはやめましょう。
具体的な暗号資産(仮想通貨)の始め方を教えて下さい。
 まずは取引所の口座を開設しましょう。暗号資産は銀行口座や証券口座では売買できませんので、暗号資産交換業のライセンスを持っている取引所で、新規に口座を開設する必要があります。

 口座開設後、入金を行い、気になる銘柄を購入しましょう。SBI VCトレードなら、「マイナンバーで口座開設」アプリを利用すると最短5分で口座開設が可能です。「クイック入金」を利用して24時間365日、口座に入金することができます。

 ビットコインは1円から、積立投資なら500円から始められるため、少額での運用も可能です。マーケットについて知りたい場合は、SBI VCトレードの公式ホームページに掲載されている「マーケット情報」のレポートなどを活用するのがおすすめです。
今回のアンケートでは、暗号資産(仮想通貨)経験者が取引所選びで重視するポイントTOP3は「手数料の安さ」「セキュリティの高さ」「取引所の信頼性」という結果になりました。このほかに、取引所を選ぶ際の注目点があれば教えて下さい。
 提供サービスの種類の多さにも注目してみてください。例えば、対象銘柄を保有するだけで報酬が得られるステーキングサービスは魅力的な選択肢の一つです。

 SBI VCトレードにおける主力サービスの1つがこのステーキングサービスで、対象銘柄数は国内No.1(※)の14銘柄となっています。取引所によって取扱い銘柄やサービスの充実度が異なるため、取引所を選ぶ際にぜひ比較検討してみてください。

 また、取引ツールの使いやすさ・見やすさも重要です。SBI VCトレードでは外出先でも取引に便利なスマートフォンアプリ、経験者向け取引ツール「トレーダーモード」(PC版)、はじめての方でも直観的に使いこなすことができる「シンプルモード」(PC版、スマホブラウザ版)の3種類の取引ツールを提供しています。ご自身にあった取引ツールを選んで暗号資産取引をお楽しみください。
※ 2025年3月27日現在、国内暗号資産交換業者のステーキングサービスを対象とした当社調べ

SBI VCトレードで暗号資産(仮想通貨)投資の第一歩を

 米国や日本で暗号資産(仮想通貨)の動きが活発化し、制度面でも注目が集まる今、暗号資産(仮想通貨)投資を検討するタイミングとしては良い時期かもしれません。

 とはいえ、最初の一歩となる取引所選びは悩みどころ。廣瀬さんは、これから暗号資産(仮想通貨)を始める人にSBI VCトレードがおすすめできる理由をこう語ります。

「まず、500円から積立投資が可能なので、大きな資金を用意しなくてもスタートできます。口座開設手数料や維持費、入出金手数料が無料なので、余計なコストを気にせず取引を始められるのも魅力です。

 また、扱っている銘柄はビットコインやイーサリアムをはじめとした、国内トップクラスの全39銘柄。『手間をかけずに利益を得たい』『積極的に利益を狙いたい』といった個々の取引スタイルに応じて、各種サービスを提供しています。

 加えて、SBI VCトレードは東証プライム市場上場のSBIホールディングスのグループ企業として、高いセキュリティ対策を備えています。セキュリティの高さという点でも、初心者の方にも安心して取引していただける環境となっています。」

 暗号資産(仮想通貨)を始めるなら、まずは信頼できる取引所で少額から。この機会に、SBI VCトレードで第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
■SBI VCトレード
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