TVアニメ『ヒプノシスマイク』特集/第1回:木村 昴×石谷春貴×天崎滉平「家族よりも一緒にいる存在」

“声優×ラップ”という新たな切り口で、いま若者を中心に熱狂的な支持を得ている音楽コンテンツがある。2017年9月に始動した、音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』(以下、『ヒプマイ』)だ。

ヒップホップシーンを牽引するラッパーやトラックメイカーも手がける本格的な楽曲、それぞれが個性あふれる魅力的なキャラクター、そしてキャストによるライブステージが話題を呼んで、人気が爆発。2020年現在も熱を帯びたまま、さまざまなメディアミックスが進行中だ。

『ヒプマイ』の大黒柱・声優の木村 昴は語る。

「携わってくださるラッパーさんがどんどん増えているのは、フェイクを嫌う方にも、『ヒプマイ』はリアルだ、と思ってもらえたからかもしれない。それはスゴいこと」

「“声優がラップをやるカッコよさ”という新しい価値観を作っていくのが、めちゃくちゃ楽しい」

ライブドアニュースでは、10月からのTVアニメ化を記念して、イケブクロ、ヨコハマ、シブヤ、シンジュクの4ディビジョンを連続で特集。

第1弾は、イケブクロ・ディビジョンより、木村 昴(山田一郎役)、石谷春貴(山田二郎役)、天﨑滉平(山田三郎役)による座談会。「家族より一緒にいるかも?!」という3人の、気心の知れたクロストークをお届けする。

※タイトルが「天崎滉平」となっておりますが、「崎」の字は「﨑(立つ崎)」が正式表記です。
撮影/須田卓馬 取材・文/鈴木 幸 制作/アンファン
スタイリング/高山良昭 ヘアメイク/原田琴実
衣装協力/SHIFFON、KINGLYMASK、H>FRACTAL

「TVアニメ『ヒプノシスマイク』」特集一覧

#4,#5 は近日公開!

▲左から石谷春貴、木村 昴、天﨑滉平

アニメ化は「世間から“認められた”のかなって」

まずは、アニメ化を知ったときのお気持ちを教えてください。
天﨑 ついに来たか……!って。僕たちとしてはアニメ化を目指して頑張っていたわけではないのですが、『ヒプマイ』を頑張って、楽しんで、ラップを勉強していくなかでの目標のひとつではあったので、うれしかったですね。
木村 ほかのアニメのように原作のマンガがあるわけではなくて、完全にオリジナルでゼロから立ち上げて作っていったプロジェクトなので、アニメ化という高いハードルをクリアしたということは、ある種世間から「認められた」のかなって。ドリームとして「アニメ化が叶ったらうれしいね!」みたいなことはみんなと話していたんです。

今まで立ち絵と呼ばれるイラストを利用した映像はありましたが、アニメのようにキャラクターが動くことがなかったんです。動かない時間が長ければ長いほど、「これが動いたらどうなるんだろう?」ってワクワク感が増していました。なので、アニメ化が決まったときは「ついに動くんだー!」という喜びがひとしおでした。
石谷 音楽原作のプロジェクトがアニメ化するのは感慨深いものがありました。それと同時に、アニメ用にお芝居をすることで、今までのドラマトラックとはまた違う面が見られるんじゃないかな、という期待もあって。

あと、動いたら「あのラップバトルはどうなるんだろう?」って(笑)
天﨑 それはみんな思ってるはず……!
石谷 ドラマトラックだと「ラップしてチュドーン!」だったけど(笑)、実際アニメではどういう感じになるんだろうという楽しみはすごくありますね。
木村 キャラクターが動かない代わりに、僕らがライブで動く、というイメージだったので。だから最初は、キャラクターたちの動きや仕草がわからなかったんですよ。「ラップするときにどんなマイクの持ち方をするんだろう?」って。
石谷 そうですよね!
木村 アニメになれば、そういう細かなキャラクターの動きが見えてきて、よりキャラクターの厚みが出ると思ったので、マジで期待しかなかったですね。
石谷 ライブにも活かせるようになると思います!
木村 うん! アニメーションの彼らのクセを僕らがライブでコピーできたら、よりおもしろいですよね。
今までは、ライブではみなさんご自身がキャラクターを考慮した動きをされていたんですよね?
石谷 そうですね。
木村 『ヒプマイ』という作品自体が特殊で、僕らが「こういうふうにやってみたい」とか「こういうのどうっスか?」ってどんどんアイディアを出した結果、形になったものがたくさんあるんです。

そういった意味で、僕らが動かないキャラクターたちに個性を加えていって、今の形があって。そして、プラスアルファでアニメがあるとなると、2D、3Dを通り越しちゃって、もう……。
天﨑 多次元ですよね(笑)。
木村 IMAXくらいになるんじゃないかなって。
石谷・天﨑 (笑)。
石谷 匂いとかしだすかもしれない(笑)。
4DXですか?(笑)
木村 そうですそうです。間違いない!
では、アニメのシナリオを読んだ感想を教えてください。
木村 今までは楽曲やドラマトラックを聴いていただいて、みなさんの頭の中でそのイメージを膨らませてもらっていたと思うのですが、そのビジョンをより具体的にお届けする、『ヒプマイ』のひとつの集大成のようなアニメになると思いました。

今まで『ヒプマイ』を知らなかった人も、アニメを観ていただければ『ヒプマイ』のこれまでがわかる内容になっているんじゃないかなと思います。
天﨑 たしかに。間口が広くなって、アニメから『ヒプマイ』を知る方も、コアなファンの方も、どちらの方も楽しめる感じですよね。

たくさんいるメインキャラクターをどうやって登場させるんだろうと思っていたのですが、1話の中にすごくいいバランスで登場しているんですよね。“キャラクターがいっぱい登場するから話が薄くなっちゃう”というのがなかったのが、僕としてはうれしくて。なので、安心して観ていただければと思います。
木村 「なんで◯◯、ちょっと出番少ないの!」みたいなのは……?
石谷 ないです!(笑)
木村 っていうのがいいんですよ! みんなおいしい。
天﨑 と同時にエピソードはしっかり成立している、というのがよかったなと思いました。
石谷 ドラマトラックを経てから今回アニメになったことで、僕たちキャスト側から「ここ、こういう感じですか?」といろいろ提案して、僕たちの意見も取り入れてもらって、スタッフさんと一緒にキャラクターを作り上げていくことができました。
天﨑 そうかもしれないですね。今までドラマトラックでキャラクターに深く関わらせていただいたので、アニメの台本を読んで「一郎だったら、もしかしたらこう言うかもしれない、三郎だったらこうかもしれない」というアイディアが出るようになっていて。

ディレクターさんたちも我々の意見を尊重してくださって、一緒に作っていく形でアフレコができたのはすごく幸せなことだなと思いました。

アニメの収録では、一郎と左馬刻の芝居がよりバチバチに!?

アフレコ現場はどんな雰囲気でしたか?
天﨑 新型コロナウイルスの影響もあり、後半は密を避けてのアフレコになってしまったのですが、前半をみんなでアフレコしたときはやっぱり楽しかったですね。

ドラマトラックのときはディビジョンごとに録っていたので、他ディビジョンの人たちがどういうふうにキャラクターを演じているのか気になっていたんです。それが、アフレコを通してみなさんの生の芝居を聴けたのはすごく刺激になったし、「負けてらんないな!」という気持ちになれたんです。
木村 「本物だー!」みたいな感じしたよね?
石谷 たしかに!(笑)
木村 「あ、すげー! シブヤの人だ!」みたいな。そんなちょっとミーハー感が出た瞬間があって新鮮でした。
ドラマトラックのアフレコと比べて、芝居が変わった点、変わらなかった点はありましたか?
木村 僕は(浅沼晋太郎さん演じる)碧棺左馬刻との会話ですかね。ドラマトラックでも散々バチバチに喧嘩してきましたけど、いざ隣り合ってマイク前でやるのはめっちゃ新鮮でした。より、気持ちが込もったというか。

ドラマトラックのときは、たとえば左馬刻が言い返す音声が先にあったとしたら、「こう言い返してもらうには、こう言ったほうがいいかな?」みたいなヒントから芝居を組み立てることが多くて。

でも、アニメのアフレコでは本人が横にいるので、相手のセリフに呼応して生の感情で返すことができて。イラっとした感情をそのまま芝居に乗せられる……それはもう、楽しいですよ!
浅沼さんの演技を生で聴いていかがでしたか?
木村 もう、イラっとしましたね!
石谷・天﨑 (笑)。
天﨑 役としてね?
木村 もちろん、もちろん!(笑)みんなで一緒に収録するという、アニメの現場ならではの醍醐味を感じることができたと思います。
天﨑 僕は、変わらなかった点でいうと、この3人の空気感ですかね。ドラマトラックは初めから3人で録っていたので、変わらないなって思いました。変わった点は、メインキャラクター以外との会話。
木村 あー、たしかに。
天﨑 メインキャラクター以外と三郎が会話するときは“対、外の人”の芝居になるんです。 “対、イケブクロ・ディビジョン”、それ以外というように、芝居の差別化をしたのは新鮮でしたし、その演じ分けは一緒にアフレコできたからこそ、すごく自然にできました。
石谷さんはいかがですか?
石谷 アニメで表情がついたことで、今まで自分がやっていたお芝居より表情が大きいな、という発見がありました。
想像していたよりも表情が豊かだったということでしょうか?
石谷 そうなんです。表情の変化が大きくて、感情がすごく出ているなって。三郎との掛け合いでも、「こんなに表情変わるんだ!」と新鮮で、僕の頭の中にあったイメージともいい意味でちょっと違っていて。

それと印象的だったのは、3人のアドリブシーンでは、アニメの画があるから逆に3人とも戸惑ってしまい、3回くらい録り直したっていう(笑)。
画があって尺が決まっているため、アドリブが難しくなった?
石谷 そうなんです。「ここはこのキャラクターだけがしゃべったほうがいいのかな」と迷ってしまって。
木村 僕、今まで散々アニメのアフレコをしてきたはずなのに、収録のやり方を忘れました!
石谷・天﨑 (笑)。
木村 僕たちがこれまで演じていたキャラクターが画面の中で動いているのが、もう夢のようで。ただ、今までは自分のテンポで演じていたのが、アニメのテンポに合わせないといけなくなって、マジでアニメのやり方忘れたよね。ふたりに聞いちゃったよね、「一郎ってこれで合ってるよね?」って。
石谷 聞かれましたね(笑)。
天﨑 それで、みんなですり合わせをして。でも、ドラマトラックを経験していたからこそ、アニメのアフレコで迷ってしまったときに軌道修正がしやすかったというか。

仮にまったくなじみがない状態で尺がタイトになっていたら、尺に合わせることを優先してキャラクターが迷子になってしまうかもしれないのですが、自分たちのなかにキャラクター像が確立されていたおかげで、軌道修正しやすかったと感じました。
▲山田一郎(CV:木村 昴)
▲山田二郎(CV:石谷春貴)
▲山田三郎(CV:天﨑滉平)

ラップシーンは要注目。みなさん、心を強く持ってください!

シナリオを読ませていただいたところ、ラップバトルのシーンがたくさんあったのですが、アニメでラップバトルのシーンを演じるのはいかがでしたか?
木村 僕たちもまだ完成した映像を観てないのですが、アフレコの段階でスゴかったですよ……! たまげますよ? 我々が映っているミュージックビデオとも違うし、リリックビデオとも違う……今まで、こういう表現ってなかったんじゃないかなっていうような……。

(ここで、ラップバトルの映像を観せてくれるとスタッフさんから提案が)
木村 え、いいんスか!?
石谷 まじすか!

(映像を観賞する3名)
天﨑 あ、動いてる!
石谷 かっけぇ!
天﨑 はー、いいね! なるほどなー。すげぇ!

(観賞終わり)
一同 ありがとうございました!
石谷 めっちゃ動く! スゴい!
天﨑 これはちょっとスゴいですね! うれしい!!
木村 めっちゃいい感じですね。スゴいわ。動きが滑らかですし、演出もめちゃめちゃカッコいい。

それに、ラップが終わったあとのSEもちゃんと映像で表現されていて、より“ヒプノシスマイク”の威力を感じられると思います。これは新しい表現ですね! 大丈夫かな、みんな、生きて第2話観れるかな?
石谷 (笑)。
天﨑 そうですよね。画面を通して、やられちゃうかもしれない。
木村 視聴を考えてる方、第1話を観てやられないでください。心を強く持ってください!
天﨑 表情も細かいところまでこだわっているのが伝わってきて。いやぁ、いいですねぇ……。

あと、さっきの尺の話とも繋がるのですが、僕が個人的にラップバトルのシーンで難しいと感じたことがあって。僕は『ヒプマイ』でラップ初挑戦だったので、ラップを学びながら同時に“山田三郎として歌うこと”も意識してきました。ただ、“山田三郎の声で歌う”というよりは“彼がこの曲を歌うときに、どう理解するのか”を考えるようにしているんです。

このように、楽曲を歌うときには何段階も作業があるのですが、アニメになったことで、“画の口の動きに歌を合わせる”作業が加わりまして。
ああ、なるほど。
天﨑 自分のラップスタイルが少しずつ形成されていくなかで、さらに山田三郎としてアニメの尺でラップをするフュージョン感というのは、アニメ化して求められるようになったことのひとつです。難しかったですが、そこから学ぶこともたくさんありました。すごく刺激になったと思っています。
ドラマトラックのときはご自身のタイミングでできたものが、アニメだと画の動きに合わせるということですね。
天﨑 そうですね。アフレコ現場でディレクションしていただいて、仮歌からテンポ感が変わったり、キャラクターに寄せたニュアンスになったりと変わる部分もありました。
またひとつ意識しないといけない作業が増えた。
木村 マジ、マリアナ海溝。
……深いということですね。
石谷 そういうことか!(笑)

アニメOPテーマの第一印象は「ヒーローものだ!」

アニメで初めて『ヒプマイ』をご覧になる方も多いかと思いますので、改めて演じているキャラクターの魅力を教えてください。
木村 僕たちは「イケブクロ・ディビジョン」を代表する「Buster Bros!!!」と申します。
天﨑 お初に、お目にかかります。
木村 長男の一郎と。
石谷 次男の二郎と。
天﨑 三男の三郎でございます。
木村 3兄弟でございまして、「名前の覚えやすさNo.1ディビジョン」。
天﨑 そう自負しております。
木村 その通りでございます。普段は萬屋(よろず屋)を営んでいるんですけど、ラップとなれば3人で力を合わせて、誰にも負けない、見事なラップを披露する3人組でございます。

えー、一郎は19歳でまだ未成年なんですけど、非常に大人っぽいキャラクターであります。私自身と似ている点で言えば、僕も長男っていう。木村も長男、一郎も長男でございます。

一郎はとにかくリーダーシップがあって、揺るぎない「ついてこい感」がカッコよくて僕は大好きでございまして。僕が四郎でも絶対についていくなっていう。
石谷 四郎、濃いっすね(笑)。
天﨑 (スタッフが差し入れた茶色の棒状のお菓子を食べている木村さんを見て)葉巻を吸っているようにしか見えない(笑)。
木村 はは!
では、二郎さんよろしいですか?
石谷 二郎はですね、誰よりも素直。それを今回、アニメの収録を通してより強く感じました。なんというか、「かわいらしいおバカ」なんですよね。そこが素直さに繋がっているし、人に対して偏見を持たないところがスゴいなって。

あと、二郎は誰とでも友達になれるんです。アニメでも友達とのやり取りが描かれているのですが、ああいう感じでみんなと友達になれるキャラクターなんだなって。

ドラマトラックでも独歩とふたりのシーンがあるので、みんなから愛されるキャラクターなんだなというのは感じていたのですが、そういったところはすごく憧れますね。「チッ、しょうがねーな」と笑って許されるようなキャラクターなのかなと感じます。
では、三郎さんお願いします。
天﨑 一郎と二郎とは対照的に、三郎は賢すぎるがゆえに素直になれないところもあって。3兄弟でありながら、ちょっと俯瞰的な目線を持っていて、ひとりっ子の僕と少し似ているというか、独自の考えを持っているところが彼の魅力かなと思います。

一郎と二郎が誰からも愛される存在なのだとしたら、三郎はそんなふたりからとても愛してもらっていて、彼は彼なりに幸せだなと思いますね。
木村・石谷 (深くうなずく)
12人で歌うアニメのOPテーマ「ヒプノシスマイク -Rhyme Anima-」を聴いたときの印象や、レコーディングのエピソードを教えてください。
天﨑 僕、アニメーションのOP曲をメインでしっかり歌わせていただくのって初めてなんですよ。もともとアニメが大好きだったので、アニメの主題歌を自分が担当できるということ自体が感慨深く、すごくうれしかったです。

今までの全員曲は各々の個性が強く出て、それがひとまとまりになっていたのですが、「ヒプノシスマイク -Rhyme Anima-」は“同じテイストの楽曲を、違うテイストのキャラクターが歌う”雰囲気になっています。
ラップスキルの成長を感じた点はありましたか?
天﨑 毎回、楽曲の収録は難しくはあるのですが、今まで何曲も歌わせていただいたおかげで、いつも通りに収録できたのかなと思っています。たぶん、「いつも通りにできた」と言えることが、僕の成長なのかなと思います。
石谷さんはいかがですか?
石谷 まず、フック(ラップにおけるサビの部分)にメロディがあることが新鮮で驚きました。

スタッフさん方は「こうしたい」という意図がはっきりしているので、いつも通りディスカッションしながら収録させていただいたのですが、「ここはこうしたほうがいいですか?」とか「こっちはこのほうがいいですね」というやり取りが、以前と比べてスムーズになりましたね。

それに、僕自身も「こう歌ってみたい」という案を何通りも持っていくことができるようになりました。そういった見せ方を考えられるようになったのは成長だと思いますし、完成した楽曲を聴いたときに「この12人はバラバラに見えて、やっぱりひとつなんだ!」と思えたのはうれしかったですね。
木村さんはいかがでしたか?
木村 第一印象は、「ヒーローものだ!」と。日曜の朝に流れてきてワクワクするような、そんな印象を受けました。

さっき石谷くんも言っていましたが、メロディラインがあることで、これまでの全員曲のなかで、いい意味でいちばんラップっぽくないかもしれません。そういった点でも聴いてくださる人たちに“ラップの柔軟性”みたいなものを感じてもらえたらいいな、と。

まずはOPを聴いて「歌うし、ラップもするし、えっ何、気になるじゃん?」というところから入って、いざアニメが始まってみたらゴリゴリのラップをしている……みたいな。

そういった意味で、『ヒプマイ』を作っているスタッフさんって、隅々まですごく細かなことを考えているなって思うんですよ。僕は、OPテーマ自体がひとつの仕掛けに思えたんですよね。「これを一発目に聴いたら絶対に気になる!」というスタッフさんの意図を感じて、巧みだなぁと思いました。あとまぁ、シンプルに、フツーに、超カッケェ。
石谷 それは間違いないです!

アニメから『ヒプマイ』に入るなら、どの曲を聴いたらいいですか?

アニメから『ヒプマイ』に入る方々に向けて、これまでの楽曲の中でとくに聴いてもらいたい曲を選ぶとしたら?
木村 ありすぎる……!
1曲じゃなくて大丈夫ですよ。
木村 じゃあまず、イケブクロ・ディビジョンを知っていただくには、『IWGP』(『IKEBUKURO WEST GAME PARK』)がいい気がします。名刺代わりになるような、「これがイケブクロ・ディビジョンでございます」と言える1曲。
石谷 『ヒプマイ』全体のイメージとなると、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-+』ですかね。18人の自己紹介のような曲です。
木村 『Survival of the Illest』って4ディビジョンだけなんだよね?
そうですね。
木村 そっかー、ライブでいちばん気持ちいいというか、いちばん体が動く曲は『Survival of the Illest』なんですよね。この前、5thライブで初めて歌わせていただいたのですが、ノリまくりですごく気持ちよかったんです。
とくに声をあわせてみんなで歌う「I’m so hypnotic さあご一緒に Got to keep goin’ Rhyme and Beat Flow and You」のところが……! (3人一緒に歌い出す)このそろったときが気持ちよくて……!
石谷 「You」で止まるところもいいですよね!
木村 そうっ!
天﨑 『ヒプマイ』のひとつの見どころとして、ラップバトルが大きなポイントだと思うので、曲を通してバトルの歴史を振り返っていただくのはどうでしょうか?
石谷 たしかに!
木村 さすが。お目がハイ!
石谷 お目が高い、ですね(笑)。
天﨑 (笑)。まずはイケブクロ・ディビジョンVSヨコハマ・ディビジョンの『WAR WAR WAR』と、シブヤ・ディビジョンVSシンジュク・ディビジョンの『BATTLE BATTLE BATTLE』を聴いていただいて。
木村 決勝戦の『DEATH RESPECT』、そして『The Champion』でバトルの結果を知るという。この4曲を通して聴いてほしいよね!
石谷 歴史通りにたどっていただければ、そのあとシンジュク・ディビジョンの『パピヨン』で3人が釣りに行くのも、理解が深まって楽しいですよね。
木村 応用編だよね、あれは!
石谷 あとは、みんなの臨戦態勢を聴くなら『ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-+』ですかね。
天﨑 たしかに、プラスなら18人全員出ていますし。
石谷 『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-+』は名刺代わりでしたけど、『ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-+』は「行くぞ!」というみんなの心意気が感じられると思います。
木村 1曲目の『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-+』は「これが『ヒプマイ』です」という代表曲的存在。続く『ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-+』は前のめりに「もっとやってやるぜ!」とラップバトル感の強い曲。

そこから『Hoodstar』で、バトルが終わって「ふぇ〜い!」と一息つく……という一連のストーリーを感じることができる楽曲です。その3曲を聴くだけでも『ヒプマイ』の歩みがわかると思いますよ。
天﨑 ……考えたんですけど、全部聴いたらいいんじゃないですか?
石谷 結果ね、結果そうなるよね。
天﨑 全部聴くと、それぞれの楽曲が繋がっているのがわかると思うんです。
木村 あ! それと、イケブクロ・ディビジョンとしては、『ヒプマイ』がこれまでみなさんにお届けしてきたすべての楽曲のなかで、1枚目のCDは僕らだということは主張しておきたいです。
石谷 そうなんです!
『Buster Bros!!! Generation』ですね。
木村 そうです。『Buster Bros!!! Generation』から『ヒプマイ』が始まったんです。当時の僕らは、特攻隊長みたいな感覚があったし、コンテンツの看板としての自覚を持ってリリースした1枚目のCDなので。

だから、『Buster Bros!!! Generation』を聴いていただくのもアツいです。僕たちも「これがマスターピースになってくれたらうれしいね」と話していて。コンテンツが10年続いたとして、「『ヒプマイ』で最初に出たCDってどれなんだろう?」ってさかのぼってたどり着いてもらえたら最高!っていう思いでやってきたので、『Buster Bros!!! Generation』をオススメするのもありかなと。
天﨑 それだー!
石谷 たしかに、1枚目ってうれしいですよね。

石谷さんと天﨑さんのストイックな姿勢は本当にカッコいい

石谷さんと天﨑さんは『ヒプマイ』で初めてラップに挑戦されたそうですが、ターニングポイントになったと感じる瞬間はありましたか?
天﨑 僕は『ヒプマイ』で初めてラップミュージックに触れたので、そこから毎回、挑戦と新しい発見の連続で。常にターニングポイントがある感覚でした。曲の難易度もどんどん上がっていって、「大きな壁がまた来た! でも頑張ったら乗り越えられる! でもその先にはまた大きな壁がある!」。ずっとそれの繰り返しです。でもそれがまた楽しさになっていって、今ではラップが大好きになりました。

二郎や三郎はまだ若いこともあって、これからもっと成長していけるキャラクターで。三郎と足並みをそろえて僕自身も成長させてもらえている状況が、彼とうまくシンクロしていると思うので、今ではむしろラップをイチから始められてよかったなと感じています。
石谷さんはいかがですか?
石谷 僕、初めて『センセンフコク』を歌った日、ヘロヘロになりながら帰ったんですよ(笑)。事前に準備していたプランが現場ですべて変わって、“声の出し方”と“ノリ方”が違うんだ!と痛感して。これはもっと勉強しなきゃいけないし、身体に刻み込ませないといけないなと感じたんですよね。

そして、僕の中でいちばん歯がゆい思いをしたのが、じつはドラマトラックのラップなんです。ドラマトラックのラップは好良瓶太郎さん(木村 昴の別名義)が書いてくださっているのですが、昴さんにディレクションしていただいたとき、“呼吸の仕方”すら全然違うということがわかったんです。そうやって毎回毎回、いろいろなことに気づかされてきました。
そういった状況で、成長を感じた瞬間はありましたか?
石谷 これまで多くの曲を歌ってきましたが、リズムのノり方が曲ごとに違っていて。その曲独自のノり方に気づいた瞬間は、ものすごくうれしくなります。たとえばトラップ(ラップのジャンルのひとつ)は三連符のリズムを取るのですが、曲ごとに、きっちりはめるのか、うしろにノるのかという違いがあって。そういった細かな違いを歌で表現できたときは成長を感じました。

さらに、自分はある程度ノれるようになっても、キャラクターを乗せるとなると、また難易度がひとつ上がるんですよ。でも、そこでまたスタッフさんたちがうまくて、“今のレベルでギリギリ手が届く範囲”でディレクションしてくださるんですよ。「これくらいだったらできるよね?」「頑張ります!」みたいな。

僕たちの成長をスタッフさんも一緒に見守ってくれているし、ラップの歌詞を書いてくださっている好良瓶太郎さんも僕たちの熟練度を察して、絶妙なレベルを設定してくれるんです。
天﨑 好良瓶太郎さん、すごく知ってるんですよ、僕たちのことを。
不思議と。
石谷 そうそうそう、なんでこんなに知っているんだろうって。すごく身近な感じがしますよね。
天﨑 どう思います? 昴さん。
木村 (真剣な表情で)いやあいつ……、ねえ? そういうところあるのよ。僕、好良瓶太郎とめちゃくちゃ仲がいいので。「最近、(石谷さんと天﨑さんの)ふたりどう?」って聞かれるたびに、「こんな感じだよ〜」って報告してます。
石谷 寡黙だけど、なんだかんだ見てくださってますよね。
木村さんが収録に立ち会われることもあったそうですが、木村さんから見ておふたりのラップの変化や成長はいかがですか?
木村 ディレクションさせていただいたのは本当に最初だけで、導入部分のアップってこんな感じでやるとおもしろいよ、楽しいよっていうレベルです。たいそうなことはやっていなくて。

ふたりの素敵なところはラップミュージックに意欲的なところ。挑戦して難しかったら、次のレコーディングではできるようにめちゃくちゃ練習してきますし、新しい課題が出てくるたびに乗り越えてどんどん進化していく。その根底に、楽しいとかおもしろいって感情が見えるんです。

ラップの練習でも、プロのラッパーさんの曲を聴いたりライブ映像を観漁ったりしてヒントを得てくるし、「○○さんがライブでやってたあれは、どういう意味なんですか?」とコアなことを聞いてくることもあって。この前は、あまちゃんから「○○さんの新譜を聴きました!」って小論文みたいな感想が送られてきたんですよ。

ふたりから、「次の曲の練習のために、どんな曲が参考になりますか?」と連絡が来ることもあって。そういったストイックなところが本当にすばらしいと思います。
初心者でそこまで徹底して練習するのはスゴいですね。
木村 自発的に「こういうふうにやったらどうですか?」と提案もしてくれて、もはやラップ好きとかのレベルじゃないですよね。そういうところがカッコいいと思っています。レベルアップすればするほど次の課題がどんどん出てくるのに、それを毎回乗り越えていく姿は見事だなと。

逆に言えば、自分に対していつも思っているのですが、“うまくて当たり前”なのがプレッシャーになってくるんです。もちろんふたりがうまくなって肩を並べられるようになるのはハッピーなことですが、「あれ、俺あんま……? ちょっと待てよ!?」と(笑)。ふたりが目に見えてよくなっているのがわかるだけに、「俺の一歩、スッゲーちっちゃいな!」みたいな。

そういう部分で僕もすごく刺激を受けますし、何をもって進化と呼ぶかは僕の中で常に課題になっていますね。

僕は『ヒプマイ』のおかげでラップがもっと好きになりましたし、ラップのすばらしさをより痛感しています。この思いを3人できちんと共有できて楽しめていることが奇跡のようだと、生まれてよかったなと思いましたね。
石谷 こちらこそですよ……!
天﨑 本っ当に生まれてきてくれてありがとうございます!
木村 ありがとう(照れ笑い)。

ラップミュージックはフェイクを嫌う。最初に感じた戸惑い

木村さんはもともとラップ経験者ですが、キャラクターとしてラップするのは『ヒプマイ』がほぼ初めてだと思います。それについて難しさを感じた部分はありますか?
木村 難しいと思ったのは、山田一郎としてラップをするのであれば、彼のスタイルを確立しないといけないわけですよね。そこを決めていくのは今までにない経験だったので、戸惑いはありました。それと同時におもしろさも感じて興味深かったですね。

そもそもラップミュージックやヒップホップカルチャーが持つひとつの要素として、“フェイクを嫌う”背景があって。自分の生まれや育ち、ポリシーを自分の言葉で綴るのがラップなので、そこにリアリティがないといけない。要は、ラッパーって、基本的に自分じゃない誰かを演じることはないんです。

たとえばスリム・シェイディという別名義を使っているエミネムのように、別人格のキャラクターを持っている人も中にはいますけど、あくまでも本人ですよね。

そんな独特の価値観の中で、「演じながらリアリティを持たせるって何だろう?」って思っていたんです。ですが、やってみたら意外とシンプルで。「ラッパーはそうかもしれないけど、僕は声優なんだ。声優はキャラクターを演じるプロ。ならば、僕らが今までやってきたことをラップでやる……そういうことか!」と。
なるほど。
木村 最初は考えすぎてしまっていたんですよね。「キャラクターを演じることは、俺の声を通してはいるけど、俺のリアリティじゃないし……どうしよう……。でも待てよ? 今までも同じことをやってきたじゃないか。なるほどね、がっちゃんこ!」みたいな。

その考えに至ってからはすごく簡単で。僕たちはこのキャラクターたちをみなさんのもとに届けるうえで、彼らの声をやらせてもらっている。あくまでキャラクターが最前線にいて、その一歩うしろに僕たちが立っているんです。その立ち位置が明確になったとき、そこに嘘はまったくないじゃん! 超リアルじゃん!っていうことに気がついて。

キャラクターたちは実在していて、彼らの思いや言葉を僕らが表現しているだけ。演じているあいだの僕は山田一郎なわけで……と考えると、「そこにはひとつもフェイクがねぇ!」っていう考えに至ったんです。

もしかすると……もしかするとですが、『ヒプマイ』に携わってくださるラッパーさんがどんどん増えているのは、フェイクを嫌う方にも「『ヒプマイ』はリアルだ」と思ってもらえたからなのかなと考えると、それはスゴいことだと思います。
なるほど。ラッパーとしてではなく、声優に寄せていったということですよね?
木村 そうです。そこが自分のややこしいところで。ラップ経験があったからこそ最初は「ラップって、ヒップホップって、こういうものですから!」とイキってしまった。でも、それは全然違ったんです。

僕らはこれまでのラップミュージックをやりたいわけじゃなくて、まったく新しいことをやろうとしているのに、今までのヒップホップを引きずっていても意味がなかったんです。
そういう意味でいえば、ヒップホップと2次元カルチャーは真逆な存在というか。今までご自身がやられてきたヒップホップをエンタメにすることに関して抵抗はなかったですか?
木村 最初だけでしたね、抵抗があったのは。ヒップホップにくわしいからとオファーしていただけたことがとてもうれしくて、「よっしゃ! 僕も日本のヒップホップカルチャーを世界に広めるぞ!」と意気込んだけどまったく歯が立たなかった。そのレベルじゃなかった。

新しいことを始めようとしているのだから今までの知識では通用しないのに、そこに気づけなかった自分のレベルの低さに気がついて。「そういうレベルじゃないじゃん! 恥ずかしい!」って思ってからは考えが変わりました。

それに気がついてからは、“声優がラップをやるカッコよさ”という新しい価値観を作っていくのがめちゃくちゃ楽しいです。

無観客ならではの連帯感が生まれた配信ライブ

3月に予定されていた『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 5th LIVE@サイタマ《SIX SHOTS TO THE DOME》』は残念ながら中止になり、無観客配信ライブが行われました。ライブ配信を通して印象的だったことをお聞かせください。
天﨑 1st LIVE(『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 1st LIVE@イケブクロ アニメイトガールズフェスティバル2017』)からずっとみなさんの前で歌ってきたので、無観客での配信ライブになると知ったときは心配でした。今までの『ヒプマイ』のライブは、僕たちだけでなくお客さんと一緒に盛り上がることで会場の空気を作っているイメージがあったので。

僕たちの熱量が画面を通してもきちんと届くのか、みなさんの熱量を僕らはステージで感じることができるのかって。観てくださる方のなかには同じように思っていた方もいらっしゃったのではないでしょうか。

だけど、実際にステージに立ってみたら、不思議とお客さんの存在をもっと近くに感じることができたんです。
木村 おお!
天﨑 今まで生放送も何度かさせていただきましたが、その都度みなさんがくれた熱量がちゃんと自分の中に残っていて。それに対して僕が熱を発信できている、ちゃんと届いているという感覚がありました。

ステージに立つ仲間をはじめ、現場が一体となってライブを盛り上げようと同じ方向を向いていたから、よりその感覚が強くなったような気がします。

こういう状況であっても本当に素敵なライブができたし、やってよかったと思っています。次、みなさんの前で歌わせていただける機会があれば、今回の経験を活かしてよりよいものができる気がします。またみんなでラップができたら、最高にうれしいですね。
石谷 今回は、ライブ会場に収容できる人数よりたくさんの方に観ていただけることになったので、“自分が観られている”ということをさらに強く意識するきっかけになりました。

カメラがあって、その向こうに観ているお客さんが大勢いて。“山田二郎”を背負う身としてどうしたらよりよく見えるのかを常に意識していました。

カメラに抜かれてアップで映るからこそ、普段のライブとはまた違ったキャラクターの背負い方、見せ方、歌い方があって。演出も僕たちに任せられている部分が多く自由度が高かったので、そういう意味ではいつもとは違う緊張感がありました。
なるほど。ライブ配信ならではのキャラクターの作り方があったということですよね。
石谷 そうですね、ありましたね。

それに、リハから本番で、みんながギアを2段階くらい上げたんですよね。キャスト同士とても仲がいいのですが、いい意味でバチバチ感があったんです。初めての配信ライブを楽しみながらも、プロとしていいステージにしようという空気が控室でもひしひしと感じられて。

それぞれのモチベーションの保ち方や、本番に向けて気持ちを作っていく姿を見ることができたのはすごく新鮮でしたし、僕の中では大きかったですね。
木村 何はともあれ、めっちゃ楽しかった! もちろんライブが中止になったのは残念なことですし、聞いたときは激凹みましたね。我々イケブクロ・ディビジョンは最初のライブからずっと出させていただいていましたし、ここで出られないのは悔しい気持ちもありました。

でも、やっぱりそこは『ヒプマイ』を作ってくださっているスタッフのみなさんの情熱が半端じゃないので、ライブ会場でできないんだったら、お客さんを入れずとも観ていただこうじゃないか!と。そうと決まったら僕らはそれに対して全力でやるだけ。

やってみて感じたのは、石谷くんも言っていましたが、独特の緊張感がありました。今までのライブでこだわらなきゃいけなかったこととは違う点を考えたりしないといけなかったですし、カメラの向こうに何万人という方がいて、その方々の思いを想像すると半端じゃなく緊張しました。でも、しないでいい緊張は、しなくて済んだ感じかな。
石谷・天﨑 わかります。
木村 お客さんがいないぶん、18人みんなで盛り上げようぜ!という雰囲気がすごくあって。僕らが1曲目にやった『IWGP』はお客さんからのレスポンスがあって初めて完成する曲なのですが、いざ僕らが歌い始めたら、ほかのみんながスタジオに残って声を出してくれて……。激アツでした。

その後も、自分たちのパフォーマンスが終わっても、スタジオの外にある大きな画面の前にみんなが集まって、ほかのチームの様子をずっと観ていたんです。
石谷 自分たちでイスを持ってきて、コの字になって観てたんですよね。
木村 そうそう。観ながら「おぉヤベェ!」とか「今の見た!?」とかずっと言い合って。(夢野幻太郎役の斉藤)壮馬くんがバシっとキメると「ヒュ〜〜〜」って歓声を上げたり(笑)。

なかでも、ナゴヤ・ディビジョンとオオサカ・ディビジョンは特別盛り上がって。僕らも初めて彼らがライブする姿を目にしたから。「黒田さん怖ぇ〜!」とか、(躑躅森)盧笙(声/河西健吾)が座り込んでいるところに(白膠木)簓(声/岩崎諒太)が近寄ったときに「キャアアア〜〜〜!」って叫んだり。
天﨑 あそこの表情がまたいいんですよ……!
石谷 (カメラに)抜かれてるのを知ってる顔だった!(笑)
木村 とにかく、めっちゃ盛り上がったよね。
天﨑 本当に楽しかったです。
木村 最後までそれぞれのパフォーマンスを見守って、終わったチームが帰ってきたら、エアハイタッチして感想を言い合って。
無観客配信だったからこそ生まれた連帯感があったのですね。
木村 そうですね。普通のライブって、各々の出番を成功させるための精神統一をする準備時間が長いんです。それが、無観客をカバーするために声を出し合って、いい雰囲気だったなぁ……。弁当も豪華だったし(笑)。
天﨑 おいしかった!

オーソドックスを極めることで、イケブクロの強みが光る

では最後に、改めて、ほかのディビジョンに負けないイケブクロ・ディビジョンの強みを教えてください。
木村 キャラクターでいえば、血の繋がった兄弟であることがいちばんの特徴であり、強みだよね。
天﨑 それに、ほかのディビジョンと比べてオーソドックスな楽曲も、ある意味強みだと思っていて。そのオーソドックスな部分を磨きに磨いていけば、それこそ最強なんじゃないかという気がします。もちろん、それぞれのディビジョンごとに楽曲の色があると思うのですが、オーソドックスを極めることが、今後イケブクロ・ディビジョンの目指す道なんじゃないかと思っています。
石谷 キャストでいえば、過ごした時間の長さ。
木村 エモー!!!
天﨑 いいこと言う!
石谷 この3年間、3人でニコ生をやってきたので2週間に一度は必ず会っていて、『ヒプマイ』の他キャストと比べても一緒に過ごした時間がとくに長いんです。一緒にいる時間という意味では、僕は20歳になってからは家族より会っていると思います。地元を離れているので、すごく心強い存在ですね。まさしく、“その絆が……
一同 俺らの命綱!”

イケブクロ・ディビジョンが明かす、キャストの魅力は?

木村 昴(きむら・すばる)
6月29日生まれ。ドイツ出身。O型。14歳のときに『ドラえもん』の2代目・剛田 武(ジャイアン)役に抜擢される。主な出演作に、『輪るピングドラム』(高倉冠葉)、『遊☆戯☆王 VRAINS』(草薙翔一)、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』(ペッシ)、『池袋ウエストゲートパーク』(ヒロト)など。座長を務める『天才劇団バカバッカ』の活動や、ラップでの音楽活動も精力的に行っている。
石谷春貴(いしや・はるき)
1月14日生まれ。宮崎県出身。A型。2013年に声優デビュー後、TVアニメ『AKIBA'S TRIP−THE ANIMATION−』で初主演。主な出演作に、『響け!ユーフォニアム』(塚本秀一)、『この音とまれ!』(足立実康)、『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』(大好真人)、『群れなせ!シートン学園』(間様 人)など。
天﨑滉平(あまさき・こうへい)
10月22日生まれ。大阪府出身。B型。2014年に声優デビュー後、TVアニメ『ハイスコアガール』で初主演。主な出演作に、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(タカキ・ウノ)、『アイドルマスター SideM』(東雲荘一郎)、『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』(キリル・ヴルーベリ)、『異世界チート魔術師』(西村太一)など。

「TVアニメ『ヒプノシスマイク』」特集一覧

#4,#5 は近日公開!

作品情報

TVアニメ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima
2020年10月2日(金)24:00より放送開始
https://hypnosismic-anime.com/
TOKYO MX、BS11、群馬テレビ、とちぎテレビ、MBS、テレビ愛知、アニマックスほかにて放送
ABEMAにて地上波同時配信ほか各種プラットフォームにて配信
※放送開始日・放送日時は編成の都合などにより変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

©『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima製作委員会

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、木村 昴さん×石谷春貴さん×天﨑滉平さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
受付期間
2020年9月10日(木)12:00〜9月16日(水)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/9月17日(木)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから9月17日(木)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき9月20日(日)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
  • 複数回応募されても当選確率は上がりません。
  • 賞品発送先は日本国内のみです。
  • 応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
  • 応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
  • 当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることができません。
  • 賞品の指定はできません。
  • 賞品の不具合・破損に関する責任は一切負いかねます。
  • 本キャンペーン当選賞品を、インターネットオークションなどで第三者に転売・譲渡することは禁止しております。
  • 個人情報の利用に関しましてはこちらをご覧ください。
ライブドアニュースのインタビュー特集では、役者・アーティスト・声優・YouTuberなど、さまざまなジャンルで活躍されている方々を取り上げています。
記事への感想・ご意見、お問い合わせなどは こちら までご連絡ください。