ためらいなく、古着を切って、破る。異端のディレクター・伴芽衣子のスピードと熱

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“好きなことを仕事にする”だけでは評価されない時代。モチベーションを保ち続けるには? 私にしかできない仕事って何? より高く跳ぶためのヒントは、自分らしくキャリアを重ねていく女性たちの考え方や行動から、見いだすことができるかもしれない。

「ヒントはココにある。」第1回は、原宿にあるヴィンテージショップ「MELANGE(メランジェ)」とオリジナルブランド「thibaut(ティボー)」のディレクター・伴芽衣子。わざと裂いた古着や、脚やヒップがあらわになった大胆なデザインが話題になったデニムパンツなど、彼女が生み出した斬新なアイテムは、海外からも注目を集めている。「私が面白いと思ったバランスに仕立てるだけ」と言いながら、工作用のハサミで躊躇(ちゅうちょ)なく古着を切り裂いていく彼女の横顔は、クリエーションする喜びに満ちていた。

「ヒントはココにある。」一覧
伴芽衣子(ばん・めいこ)
ビンテージショップ「MELANGE(メランジェ)」バイヤー、オリジナルブランド「thibaut(ティボー)」ディレクター。2013年以前は、ダンサー/振付師として活動。自らの総演出、自主公演開催など、独自の世界観を発信。そのツールがファッションになった今、白紙から空間を創り出し、新しい自分らしさを追及中。フランス、中国、ドイツに在住経験有り。

■レコードをdigる(探す)ように古着の買い付けをする5日間

MELANGE店内。

――MELANGEでは、どんなお仕事をされていますか?
買い付けに行き、仕入れた服をどう展開するか考え、新しく発信したい商品の制作をするのが主な仕事です。
――店頭に立つことはありますか?
販売は、ほとんどスタッフに任せています。でもやっぱり、お客さまのリアルな反応を知るには現場が一番。だから、月に1、2回は終日店頭に立つようにしていますね。
――スタッフとはどのようにコミュニケーションを取っていますか?
週に1度、朝の営業前にミーティングの時間を設けています。「今週はどうやって売り上げを立てていこう」「2週間後のイベントに向けてこういう発信をしよう」というように目標を決めていきます。

MELANGEでは、スタッフの起こすアクションが実績につながるんです。だから、ひとりあたりの責任が大きいんですよ。個人目標も毎週設けていますし、それを1カ月、3カ月、半期のスパンで振り返り、昇格・降格も決めています。古着屋としては珍しいかもしれないですね。
――買い付けにはいつ行かれるんですか?
3カ月ごとにアメリカへ行って買い付けをします。他のヴィンテージショップの方は、最低でも2週間は買い付けに時間を割くと思うんですけど、私が抜けると店舗の運営がうまく回らなくなっちゃうので5日が限界ですね。
――ハードなスケジュールですね。
買い付けたアイテムを日本へ送る作業もあるので、5日間はほぼ寝れないですね。
――買い付けはアメリカのどこに?
サンフランシスコを拠点に、南下したり北上したりします。スリフトストアという、ボランティア団体が運営しているリサイクルショップのような店を回ることが多いですね。倉庫みたいな巨大な空間に服や小物がびっしり置かれているんです。そこからレコードをdigるように、アイテムを選んでいきます。スリフトストアの他にも、マーケットに行ってヴィンテージを探したりすることもありますよ。

人気アイテムはデニム。その場でスタッフがカットしてくれるそう。トップスとして着られるようにカット、リメイクされた“着るデニム”も人気。

――アイテムを選ぶ基準はありますか?
チープに見えない服を選ぶこと、素材を見極めることです。服の山をパッと見て、目についたものをピックし、そこからさらに厳選していきます。
レディースだけでなく、キッズやメンズのアイテムも見ますよ。ガーリーなアイテムにキッズやメンズのアイテムをミックスすることで、コーディネートが締まるんですよね。
――例えば日本など、アメリカ以外で買い付けをすることはありますか?
最初は国内で買い付けをしていましたが、イメージに合わなかったので、試しにアメリカ西海岸に行かせてもらったんです。パリやオーストラリア、ニューヨークにも行きましたが、やっぱり西海岸が一番しっくりきたので、今はそこに落ち着いています。
■日本では満足できない。生っぽい、洗練された写真を求めてロサンゼルスへ

――thibautのディレクターとしてはどのような仕事を?
2015年にブランドを立ち上げて、SS(春夏)シーズンとAW(秋冬)シーズン、それぞれコレクションを発表していました。百貨店に期間限定で出店し、地方展開を経て、2017年に初めてランウェイショーにトライしたんです。ところが、ショーに携わるとなるとキャパシティーが追い付かないので、2018年からはSSシーズンに的を絞ってコレクションを発表しています。
――thibautではどんなところに力を入れていますか?
thibautを語る上で外せないのが、ルックブックなんです。この撮影は年1回なんですけど、私の中で大半を占めている作業ですね。毎回、ロサンゼルスに写真を撮りに行きます。
――なぜロサンゼルスに?
モニ・ハワースという写真家がロサンゼルスにいて、コレクションを発表するたびに、撮影をお願いしているんです。服の仕事に携わる前から追いかけていた写真家で、私生活を切り取ったような雰囲気と良い意味でロサンゼルスの“悪い”感じが出ているところにすごく魅力を感じていたんですよ。

thibautを始めたとき、思い切って彼女にメールを送ってみたんです。ホームページのURLを貼って、あなたに撮ってほしいと情熱をぶつけました。ダメ元でしたけど、なんと返信が来たんですよね。「面白いじゃない、あなたのブランド!」って。
――すごい!
正直、返信が来るとは予想していなかったんです。だから、MELANGEの買い付けでニューヨークに行ったときに現地でカメラマンを見つけようかなと思っていました。ところが、ニューヨーク滞在中にモニから返信が来て。迷ったけど「このチャンスを逃したくない!」と思い、ニューヨークを出発する6時間前にロサンゼルス行きのチケットを取りました。そのときに初めて撮影してもらってから今でも関係が続いています。

thibautのルックブック撮影風景。

――モニさんの写真を最初に知ったのは?
ネットでたまたまモニのホームページを見つけて、この人の写真カッコいいな、と。モニは国内外で活躍する写真家なので、私たちの依頼金額はたかが知れていると思うんです。それでも、「芽衣子のやっていることが楽しいから」と、自分から「こんな感じはどう?」って提案してくれます。そうやって、モニと、彼女の娘でモデルをしてくれたアンバーとセッションしながら撮影をしていくと、生っぽい、洗練された写真が撮れる。モニとの撮影が一番良いので、日本では満足いかなくなっちゃいましたね(笑)。
――お互いにリスペクトのある関係なんですね。ディレクターという仕事は、自分に向いていると思いますか?
27歳までダンスを仕事にしていて、振り付けや演出の仕事を多く受けていたんです。「納得いかないことは絶対にお断り」という性格なので、決められた振り付けをきれいに踊るバックダンサーの仕事はあまり好きじゃなかった。だから、ブランド全体を統括するディレクターという仕事には、割と向いていると思いますね。
■ダンサーからアパレル販売員へ…知らない世界に飛び込んだワケ

――ダンスの仕事を辞めた理由は?
私は高校生のときからダンスの仕事をしていて、大学を出た後も、就活せずにダンスの仕事を続けることを選びました。でも20代後半になってハッと気付いたら、同年代の友だちは、昇格したり転職したり…。そういう姿を見ていて、ちょっと不安になったんですよ。ダンサーとしてどこかと契約しているわけではなかったし、「切られたら終わりじゃない?」って。

年齢を重ねるにつれて、自分のダンスが劣化していくのも怖かった。それで、27歳のときに、表舞台に立つダンスの仕事はスパッと辞めました。
――さまざまな道が考えられたと思いますが、アパレルを選んだのはなぜですか?
服が好きだったし、長くできる仕事を選びたかったというのが、一番大きな理由ですね。キャリアがまったくない状態から、手当たり次第に、販売員のアルバイトに応募しました。予想していた通り「何もできないでしょ、あなた」って言われて、面接に落ちまくりましたね。その時期が一番つらかったかもしれないです。

自分で知らない世界に踏み込むと決めたけど、ダンスをやっていたときは、「先生」と呼ばれてちやほやされていたので…。落差が激しかったです。
――いきなり1年生になっちゃったみたいなものですもんね。
本当にそう。唯一、採用してもらえたのが、アウトレット施設に入っているギャルブランド。ダンスの仕事もまだ続けていたので、夕方6時くらいに退勤して、夜はダンススクールで教えるという生活をしていました。

でも、3カ月ほど経ったときに、やっぱりこの生活は無理だと思ってダンスのインストラクターを辞めたんです。たった3カ月だけどキャリアを積んだので、「これだけ仕事ができます」とアピールして、セレクトショップに転職しました。やる気のある人はどんどん上を目指せる社風で、その会社では本当に多くのことを学びましたね。
――特に学べたことは何ですか?
数字の見方です。販売員として雇われた場合、通常はその日の予算を達成できなくても、「まあいいや」で終わってしまうと思うんですよ。でもその会社では、実績を出せば、きちんと評価される。インセンティブが付くし、携わることができる領域も増えるんです。

当時、私はPR職に就きたかったので数字の推移や他店の動向をすごく見るようになりました。あの頃の経験が、MELANGEを運営するベースになっていると思います。
――セレクトショップからMELANGEへ転職したきっかけは?
知人から、「原宿でお店を始める人がいて、店長をしてくれる女の子を探しているんだけど、やらない?」って誘われたんですよ。

当時、PRの仕事をしたくて新しい企画を持ち込むなどアプローチしていたんですが、企画が採用されても私は販売員というポジションのまま。ショックで体を壊したことがきっかけで、MELANGEの話を受けることにしたんです。年間を通して売り上げ動向を見てきましたし、学ぶことは十分学んだという自負もありました。今考えると、私はセレクトショップで販売力をすごく評価されていたんです。会社としては、販売員として利益を上げてもらいたかったんでしょうね。

――MELANGEでは、初めからバイイングとディレクションを任されたんですか?
当時は「店長として店にいてね」という感じで、いわば看板娘のような役割でしたね。まさかディレクションに携わるとは思っていませんでした。
――現在のようなポジションになったのは?
元々ディレクター兼バイヤーを務めていた人が退職したことがきっかけでした。MELANGEは、混み入った路地の奥にある店でなかなか気付いてもらえません。その状況を何とか変えなきゃという思いがあり、在庫を一掃して「イメージを新しくするところからやらせてください」とオーナーに伝えたんです。そこから半年間で売り上げをガッと上げました。
■直感は大事。でも、ある程度のディフェンスも必要だと気付いた

すでにカットされた商品はもちろん、その場でカットもしてくれるそう。

――イメージを変えても、お店の存在を知られなければ、お客様は増えないですよね。認知度は、どうやって高めていったんですか?
SNSの力が大きかったですね。インスタグラムがはやり始めたころに、フォロワー数の多いお客さまがMELANGEを気に入って、紹介してくださったんですよ。その後、インスタグラマーの方が次々に来店してくださるようになりました。通販も始めていたんですが、電話がたくさんきてトイレに行けないほど。「何だろうこれ…?」と、びっくりしましたね(笑)。
――服をカットするスタイルは、そのころから確立されていたんですか?
徐々に始めていました。商品を売るためには、何かひと手間加えなければといけないと思っていたんです。ただ、そのまま着るだけでは物足りない。でも、切ったり破ったりすると味が出てくる。「古着にいかに付加価値をつけるか」を考えて、カットし始めました。
――初めてカットしたときのことは覚えていますか?
マネキンのコーディネートを引きで見ていて、「なんかやぼったいなぁ…」と思っていたんです。それで、思い切って古着をカットしてみたところ「これ、これ!」としっくりきたんですよね。
――切り取った布は捨ててしまうんですか?
商品を買っていただいたときに、ショップの袋にカットした布をくるっと結んでお渡ししたりしています。

(左)迷いなくザクザクとカットしていく。(右)完成したシャツ。(右下)切り取られた布はショップの袋に結び付けている。

――面白いバランス感覚ですよね。直感でやっているように見えて、数字もきちんと押さえているじゃないですか。
そうですね。直感は大事にしているけど、最近は、ある程度ディフェンスも必要だなと思っています。今までは、月ごとに数字を守ってきたけれど、3手先くらいまで考えて動くというやり方に変わってきたかもしれません。それは、子どもができたことも関係しているかな。12月に出産予定ですが、その後のことを考えると、ちょっと怖いですね。スタッフがどこまでがんばってくれるか…。
――よく「自分がもう一人ほしい」って言いますけど…。
自分と同じ人を望むのは無理ですよね。でも、同じ熱量を持っている人を探すのは可能だと思うんですよ。何があっても食らいついてくる思いの強さと、私が不在のときも回してくれるくらいのタフさがほしい。私は4年前に人生をリスタートさせてここまで来たので、スタッフにも同じスピード感と熱量を求めてしまうんです。

プールで泳ぐときに、最初に壁を蹴って、蹴伸びをするじゃないですか。壁を勢いよく蹴って、戻ってこられないところまで行く。それが、私の仕事に対するスタンスです。
■「バカじゃないの?」って言われても、次の目標は“パリコレ”

――何がモチベーションになって、ここまで走ってこられたのでしょうか?
「自分が関わっているクリエーションを拡大させたい」「海外から支持されたい」っていう思いの強さでしょうか。私は、とにかく劣化を恐れる性格なので。“昨日より今日”っていう状態を、絶対にキープしたいと思っています。

でも、それ以上に、お金が好きなんだと思います(笑)。自分の人生を振り返ったとき、お金がないときは楽しくなかったというイメージがあるんですよね。だから、地位や名誉を得るより、私はお金を稼ぎたい。セレブリティな生活をしたいわけではなく、豊かな気持ちでいたいという思いがあります。
――稼いだお金は何に使うんですか?
集中して仕事をして、スイッチを切り替えて遊びに行くんです。振り返ると恥ずかしいですけど…以前は、家に3日帰らない日がザラにありました(笑)。テクノが好きで、夜の11時くらいから飲み始めて、踊って汗をかいて、2〜3回着替える。ひどいときは、次の日の夕方くらいまでそのまま踊っていることもありましたね。でも、そういった遊びの場で夫と出会ったから、結果的には良かったのかな。夫は、仕事に関しての直接的な客観的なアドバイスをくれるので、今まで戦ってきて感じていた孤独感が、最近は少し緩和されたように思います。
――理解があるんですね。では、仕事に対するマイルールはありますか?
目で見てわかる目標を立てることと、それを達成できるように動くことですね。例えば、「この服を絶対に売ろう」と意識してディスプレーするとか、些細なことでも目標を立てています。

店内にはさまざまな雑貨や本、写真が散りばめられている。自宅から持ってきた小物もあるそう。

――高いハードルを設けるよりも小さいハードルをいくつも作る?
ハードルの高低はあまり考えないですね。自分のブランドを持つ、ショーに出る、海外に進出するとか、大きい目標も平気で口にします。目標を口に出して言うたびに、毎回「バカじゃないの?」って言われていたんですけど、今のところ全部クリアしているんです。だから今も、「パリコレに出る」って目標を公言していますよ。
――目標を実際に達成されたときって、周りの反応はどうなるんですか?
最初はビッグマウスのような扱いを受けますけど、だんだん「あの人、言ったこと本当にやるね」みたいな空気に変わっていきますね。そう言われるのは、気持ちがいいです。私は、プライベートではめちゃくちゃ小心者なんですよ。今から、分娩もすごく怖がっているんですけど…(笑)。その一方で、仕事に対しては、不思議と自信があります。
――その自信の背景にあるのは?
全然売れていなかった店をここまで成長させたというのが、大きかったと思います。言うのはたやすいけど、実際に形にできることってそれほど多くないと思うんですよ。

ただ、全然満足はしていない。振り返ったら課題だらけだし、もっとうまくできたはずだ
なと思います。「私、やるじゃん」くらいの感覚ですね。
■目が離せない存在であり続けたい

――今までお客様からいただいた言葉で、うれしかった言葉はありますか?
駆け出しの頃に、お客様から「伴さんに服を選んでもらうときが一番楽しいから、来月も楽しみにしています」と言われたことは今でも覚えていますね。ダンスをしていなくても人の心を動かせるという実感を持てた瞬間でした。服を売るのもパフォーマンスなんだなって。

今はネットで物が買える時代だけど、ブランドというのは、人間力で維持したり成長したりしていくものだと私は思っています。
――クリエーションするためには、インプットも必要だと思いますが、意識して見ているSNSアカウントなどはありますか?
ほぼ見ないですね。何が流行っているかは、街に行けばわかりますから。MELANGEには感度の高いお客さまが買いにいらっしゃるので、お客さまと話す方が、SNSを見たり雑誌を買ったりするより確実だと思っています。

でも、外国人の友だちのSNSはしょっちゅう見ています。みんな、決してインスタ映えではない、変な写真を上げるんですよね。その人の性癖がにじみ出ているというか(笑)。そういうのが好きです。
――ネットで特に調べることはありますか?
自分から何か調べにいくというよりは、パッと気付いたときに本当に興味を引かれたことについては死ぬほど調べます。

2017年10月に開催された東京ファッションウィークで発表した、thibautの2018 SSアイテム「抜きデニム」が話題に。

――ネットといえば、2017年にthibautの大胆にカットされたデニムが話題になりましたよね。
あの抜きデニムは、昨年10月にショーをやったときに初めてお披露目したんですよ。その数時間後にニューヨークの有名誌が取り上げてくれて。賛否のほどは分からないけど、目に留まったことで「これ、響いたんだ」って思いました。

日本の情報番組で批判的に取り上げられたこともありましたが、海外ではハロウィンの衣装として同じようにカットしたデニムを着る人が続出するなど、楽しんでもらえたんです。それを見て「海外では面白がってもらえてるじゃん!」って、気持ちのバランスを保つことができましたね。日本だけの反応に偏っていたら、ちょっと傷付いたかもしれないです。

現実的な課題などは直面したら向き合うようにしていますけど、思考をネガティブにもっていくことは絶対にやめています。何か壁にぶつかっても、このまま落ちていっては本末転倒だから、それを受けて逆にどう行くか。これをモチベーションのひとつにしていきたいです。
――今後の展開は考えているんですか?
抜きデニムは、まだまだ序章にすぎないです。ここからどんどん進化していくと思いますよ。今期は違う生地で抜きデニムを作り直しました。有名ブランドからもオマージュされ始めているし、今後は本家と名乗るくらいの意志を持って展開していこうと思っています。
――今回のような抜きデニムなど、新しいものを生み出す上で、大切にしていることはありますか?
自分自身が面白い存在であり続けることですね。私が楽しいと思ったものを、周りにも楽しいと思ってもらえるような、目が離せない存在でありたい。だから、結構ふざけたことを本気でやっています。詰めるところは詰めるけど、くだけるポイントを必ず作る。私のクリエーションは直感が命なので、その部分は衰えないようにしていきたいですね。


インタビュー・文=東谷好依
写真=渡邊眞朗
デザイン=桜庭侑紀、msk
企画・編集=msk
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