空気が澄んだ冬の日を一緒に歩きたい。竜星 涼と、ディナー前にお散歩デート
きょうはオシャレをして、中目黒でディナー。せっかくだから、その前に目黒川沿いを散歩しようと彼が言い出すので、急いで待ち合わせ場所に向かう。「いつまで待たせんだよ〜」と言いつつも、うれしそうな表情を見せる彼。楽しいデートになりそうだ――。
ドラマ『アンナチュラル』での怪しげな葬儀屋や、『昭和元禄落語心中』での元チンピラの落語家。そして現在放送中の『同期のサクラ』では熱血タイプのサラリーマンなど、さまざまな役を演じている竜星 涼。モデルとしてパリやミラノのショーでランウェイを歩いた経験を持ち、ファッションに関する造詣も深い。そんな彼が抱くファッション、仕事、そして男としてのこだわりとは。
スタイリング/渡辺慎也(Koa Hole inc.) ヘアメイク/高井涼子
衣装協力/コート¥88,800(no./TEENY RANCH:tel.03-6812-9341)、ロンT ¥18,000(BRÚ NA BÓINNE/BRÚ NA BÓINNE TOKYO:tel. 03-5728-3766)、デニムパンツ(Kazuyuki Kumagai/アタッチメント代官山:tel. 03-3770-5090)
女性には、自分のセンスに恥じないものをプレゼントします
- 普段、ニットはよく着られますか?
- 着ますよ。きょうみたいなニットのカーディガンは、秋から冬にかけてよく着ますね。あと、日本の夏は暑いから着る機会はないけど、サマーニットもステキですよね。
- ニットを選ぶ際のこだわりはありますか?
- やっぱり素材ですね。洋服を買いに行くときには絶対に試着します。
デザインはすごくいいんだけど、インナーがないと着られないなと思うときもあるし。そのうえで、自分が持っているインナーだと、首のところから見えてしまいそうだから、違うな、と思ったり。 - ファッションに、すごくこだわりがあるんですね。
- 基本的にファッション誌は全部チェックしています。男性誌だけでなく女性誌も読んで、紹介されているアイテムでいいなと思ったものは、後日、お店に直接見に行きます。写真とは色味が違ったりすることも多いので、実物を手にとって見ることって大事なんですよね。
- 女性誌もチェックされるということは、女性にプレゼントを贈るときにもこだわりがあるのでしょうか?
- 相手が何を欲しているかのリサーチもするけど、単純に「僕がいいと思うものだったら、いいでしょ」という感じが強いかもしれません(笑)。自分はセンスがいいと思うようにしているので、それに恥じないものをあげたいです。
- かなり強気なセレクトですね(笑)。
- そうかもしれないですね。僕自身、レディースファッションも好きで。アクセサリーはあまりつけないんですけど、そういった小物もすべてチェックしているので、このピアスはこれに似合うよ、とかコーディネートしてあげることはできます。
- 一緒に買い物に行ったときも、自分がいいと思うコーディネートを彼女に提案できると。
- はい。押しつけじゃないですけど、自分がいいなと思ったものは勧めますね。
パートナーと価値観が合うことの重要さがわかってきた
- 女性のニット姿についてはどう思いますか?
- ニットって外側の素材よりも、自分の肌が当たる内側の素材のほうが重要じゃないですか。昔は僕もデザイン重視のところがあったけど、今は洗練された品質の服を着ている人のほうが、大人のクラシック感があってステキだなと思うようになりました。でも、まずはその人に似合っているかが大事ですよね。
- 「萌え袖」なんて言葉もあるようですが。
- 男性がキュンとするのはわかります。でも、僕が思うカワイイと、女の子が思うカワイイって、絶対的に違うと思うんですよね。
- というのは?
- 僕が思うカワイイは、ちょっとしたロゴやマークが入っているような遊びの部分で、女の子が思うカワイイは、もっとふんわりしているというか(笑)。
- そういう自分とは違うセンスを持った女の子には、あまり興味がない?
- 昔は、それでも自分が相手を変化させていければいいかなと思っていたけど、そもそもの価値観が合わないと難しいのかなと最近になって思うようになりました。
- でも、ここまで自分のスタイルを持っている方は、逆にわかりやすいのかも。
- かなりわかりやすいですよね。ベースは単純なので。たとえば、タバコをやめたいけどきっかけがないと言っている人がいたら、僕はその場でタバコを捨てます。言ったらすぐ行動みたいな感じで、自分でも本当に単純な男だなと思います。
あとはそれをちょっと面白がっている自分もいます。たぶん、どこかにSっ気があるんでしょうね(笑)。
散歩のおともに、矢沢永吉のバラードが聴きたい
- 今回の撮影は、目黒川沿いの散歩デートがテーマでした。
- あまり来たことがないので新鮮でした。さっきも犬の散歩をしている人がいて、ああいうのにあこがれます。
- 散歩デート自体はどうですか?
- 僕はわりと歩くタイプなので、散歩デートもしてみたいです。
- 普段よく歩かれるということですが、散歩するときにおすすめの曲はありますか?
- 散歩に合うのかどうかはわからないけど、僕がテンションを上げたいときに聴くのは矢沢永吉さんですね。激しいロックのイメージがあるかもしれませんが、矢沢さんはバラード曲も素晴らしいんです。トランペットだったり、サックスだったり、いろんな音が取り入れられているので、ジャズっぽくも聴こえるし、オシャレなんですよね。
- 大人の散歩という感じですね。
- 朝も、雨が降ってアスファルトが濡れているような夜も散歩したいですね。やっぱり空気が澄んでいる中での散歩は気持ちがいいので。
- ほかには、休日に何をされていることが多いですか?
- 休みでも台本を読んだり、仕事をしていることが多いです。あとは映画を見たり。
- 映画は役者の勉強のためにご覧になるのでしょうか?
- 僕の中では仕事という感覚はないですね。それは役者として当たり前だと思っているところがあるので。だから、音楽を聴くのと同じで、映画を見るのは“日常”ですね。
でも、何日か休みがあったら、温泉に行ったり、マッサージに行ったりします。あとは友達に会ったりとか。 - 男同士のお友達だと、やはり飲みに行くことが多いのでしょうか?
- 学生時代からの親友とドライブに行ったり、ある意味、デートみたいなことをしてます。
- 今回の撮影のように赤い橋の上で待ち合わせたり?
- しているかもしれないですね(笑)。
今年は、“竜星劇場”が新たなスタートを切った年
- 今年はドラマ『メゾン・ド・ポリス』に始まり、映画『トイ・ストーリー4』ではフォーキー役で声優も務められました。この上半期を振り返って、いかがですか?
- あっという間でしたね。昨年は、劇団☆新感線の舞台『修羅天魔〜髑髏城の七人 Season極』に出演させていただいたり、ドラマ『昭和元禄落語心中』で落語に挑戦させていただいたりして、役者人生の基盤になるような作品に関われた1年でした。
今まで経験してきたものをいろんな役にぶつけ、新しいことにトライしていく1年でもあったので、今年は僕の中での“竜星劇場”が新たなスタートを切った年でした。 - そういう意味では、『トイ・ストーリー4』での声優は新たな挑戦でしたね。
- 世界中の人が知っている作品に参加できたのは、自分にとって大きなプラスになったと思います。挑戦はいつでもウェルカムなので、これからもいろいろやっていきたいです。
- 現在、ドラマ『同期のサクラ』が放送されていますが、現場の雰囲気はいかがですか?
- 主演の高畑充希ちゃんとは『メゾン・ド・ポリス』でも一緒だったので、お互いに信頼関係が築けていると思います。ほかのメンバーは僕よりも少し若いけど、みんなでいい作品を作るためには、いいものはいい、悪いものは悪いと、ちゃんと言っていこうと話しています。
- 脚本は『家政婦のミタ』などの遊川和彦さんですね。
- 1話で1年ずつ進んでいく物語で、遊川さんのオリジナル脚本なんです。だから間違いなく面白いと思うし、何より5人の群像劇というのは最近のドラマではあまりなかったなと。社会人になった同期メンバーたちの10年を追っていく展開は、2002年に放送されたドラマ『天体観測』みたいで、やっていてすごく楽しいです。
毎回あがってくる台本を読んでいても感動するし、この5人が成長してどんな結末を迎えるのか、僕自身も今から楽しみにしています。
平等にチャンスがあっても、行動しなければ何も掴めない
- 今年27歳になられますが、20代前半から変わってきたことはありますか?
- 同じ事務所の先輩である唐沢寿明さんから「丸くなったな」と言われたんですが、自分ではそんなつもりはないんです。ずっと歩き続けているGOING MY WAYな感じというか。
でも、思い返してみれば、10代とか20代前半のころは、先輩が差し入れでアイスを持ってきてくださっても絶対に食べなかったんですよね。「俺はいらないっす」って。今考えるとマジでふざけんなって感じなんですけど(笑)。そういう意味では、やっぱり尖っていたところがあったのかもしれません。 - 今はどうですか?
- 誰よりも率先して差し入れを食べています(笑)。
- あと3年で30代を迎えますが、どういう大人の男になっていきたいですか?
- 自分の中に情熱を持って、それを発散することを心がけたいな。みんなに平等にチャンスがあっても、行動しなければ何も掴めないですからね。そのおかげで僕はファッションの仕事にも関われるようになったので、何事も行動あるのみです。
- たしかに2016年、2017年と2年連続で、モデルとしてパリコレにも出演されていますね。
- ひとりでパリに行って、コレクションのオーディションに受かって。それがあったからこそ、ミラノのドルチェ&ガッバーナのショーにも招待してもらい、ナオミ・キャンベルと同じランウェイを歩くことができました。そのときに、行動することってやっぱり大切で、すべてがつながっていくって改めて思いました。
- それは役者業でも同じですね。
- 本当にそうだと思います。すべて前向きに精進してやっていく。それが次につながっていくのだから、1つひとつの仕事に誠実でありたいと思います。
- そのうち自分が成りあがったなと思える場所に行けたら、そこで満足するのかもしれないし、しないのかもしれない。今の僕はまだそこまで到達していないので、まったくもって満足してないですけど。
- 満足したら、そこで終わりというのもありますね。
- 僕は欲深い人間だから、お金は欲しいし、洋服もいっぱい買いたい。いい車にだって乗りたいです。
ひょんなことからスカウトされて、この世界に入ってきた僕ですが、せっかくこの世界で輝けるチャンスをもらったんだから、いろんな夢を実現していきたいです。
- 竜星 涼(りゅうせい・りょう)
- 1993年3月24日生まれ。東京都出身。A型。2010年にドラマ『素直になれなくて』(フジテレビ系)で俳優デビュー。その後、『獣電戦隊キョウリュウジャー』(テレビ朝日系)でテレビドラマ初主演を務め、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』で注目を集める。主な出演作は、ドラマ『ごめんね青春!』(TBS系)、『オトナ高校』(テレビ朝日系)、『アンナチュラル』(TBS系)、『昭和元禄落語心中』(NHK総合)、『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)など。現在放送されている『同期のサクラ』(日本テレビ系)に出演中。
サイン入りポラプレゼント
今回インタビューをさせていただいた、竜星 涼さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。
- 応募方法
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— ライブドアニュース (@livedoornews) November 8, 2019
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インタビューはこちら▼https://t.co/Azik3VE9Rb pic.twitter.com/xGcbw52KzU- 受付期間
- 2019年11月8日(金)12:00〜11月14日(木)12:00
- 当選者確定フロー
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- 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから11月15日(金)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき11月18日(月)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
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