いつだって、君がいるだけで楽しい。牧島 輝と過ごす、寒い日のあったかお家デート

きょうは久しぶりの休日。遅めに起きてコーヒータイムを楽しんだあとは、ゲームでもしながらまったり過ごそうよ。そのあとは、せっかくだし出かけようか。外は寒いけど、ふたりでいればあったかいよね。

“お家デート”のシチュエーションを再現してくれたのは、ミュージカル『テニスの王子様』やMANKAI STAGE『A3!』、ミュージカル『刀剣乱舞』など2.5次元作品に出演する牧島 輝。インタビューでは、ファッションにまつわる思い出から、俳優を目指したきっかけ、さらにはSNSに投稿している個性的なイラストへのこだわりまで語ってくれた。

撮影/アライテツヤ 取材・文/矢崎杏奈
スタイリング/小渕竜哉 ヘアメイク/進藤祐子
衣裳協力/コート¥18,000、ニット¥8,000、パンツ¥10,000、スニーカー¥16,000(すべてtk.TAKEO KIKUCHI:03-6851-4604)

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今でも、尖ったファッションを見ると血が騒ぐ(笑)

きょうの撮影ではニットを着ていただきました。
普段はあまり着ないので、今回の撮影で「ニットもいいかも」って思いました。
この時期はどういうファッションが多いのでしょうか?
スウェットやパーカーみたいな、楽に着られる服が多いですね。色は黒系が多いですが、ファッションセンスがないので、あまりこだわりもなくて。

ただ、中学生の頃、the GazettEやMUCC、DIR EN GREYなどのビジュアル系バンドがめちゃくちゃ好きだったので、今でも金具が付いているロックっぽい服を見ると「ああ、カッコいいな」って思っちゃいます(笑)。
当時は、ビジュアル系に影響を受けたファッションも?
憧れていましたね。髪をがっつりセットして、細身のパンツをはいていました(笑)。
現在、ファッションで影響を受けているものはありますか?
漫画がすごく好きなので、影響を受けているかも。それこそ、『ジョジョの奇妙な冒険』とか…って『ジョジョ』はめちゃくちゃ奇抜ですけど、尖ったファッションを見ると、やっぱり血が騒ぎます(笑)。

最近の漫画は服もオシャレですよね。普段着っぽくはないですけど、読みながら「この服カッコいいな」って思っています。
▲「普段はコーラをよく飲むからコーヒーの淹れ方がわからなくて…ちゃんとできてますか?」と緊張気味にお湯を注ぐ牧島さん。
黒系の服が多いということですが、「この色だけは着ない」というのはありますか?
うーん、ないかもしれない。昔は寒色系や青系ばかり着ていましたが、最近は茶色とか赤寄りの色が似合うようになってきたなって思っているんです。だから挑戦したくて、最近はオレンジを選ぶこともあります。
洋服を買うときは、お店に行くことが多いですか?
ネットが多いですね。だって、お店の店員さんってオシャレじゃないですか? 「ダサいヤツが来た」って思われたら嫌だから、なかなか入れなくて。

だから、お店に入るときは絶対にイヤホンをしてるんです。でも最近はそれでも話しかけてくる!(笑)無視するわけにはいかないから、1回外して「ああ、はい…」って答えていますけど。放っておいてくれていいのになって思います(笑)。
(笑)。俳優仲間と一緒に買い物をすることはありますか?
ないですね…。でも、オシャレな人が一緒にいると(お店に)入れますよ。以前、太田(基裕)さんと一緒にショッピングに行ったんですけど、そのときは心強かったので、どのお店でも入れました。
洋服以外にも、お店で買い物をすることはあるのでしょうか?
たまにします。最近は、靴を買いました。初めてブーツを買ったんです。スキニーをブーツインして、ライダースを着る…というパンクロッカーのような格好をやってみたいなと思って。

釣り、温泉、果物狩り…盛りだくさんなドライブデートが理想

女性のニット姿はいかがでしょうか?
素敵ですよね。丈が長めで、オーバーサイズで着ている人がとくに好きです。最近はインするファッションが多いのかな。僕はどちらかと言えば、部屋着のような、ゆるっと着ている人のほうがいいですね。
この時期には、マフラーで髪の毛がモコっとなっている女性を見かけることも多いですよね。
あー!(笑)マフラーをして、髪の毛がこう、きゅってなっている感じ…好きです、素敵だと思います! あれ、みんな好きですよね!?
撮影では、“萌え袖”もしていただきました。
女の子の萌え袖はかわいいですけど男性は…。ナチュラルに萌え袖になっちゃう服はありだと思うけど、わざわざ萌え袖にする人は「おっ…おう…」ってなります(笑)。でも、僕も指先が出ないくらいオーバーなTシャツを着ることがあるので、萌え袖自体には別に抵抗はないです。
▲用意したチョコレートとともに、ブラックコーヒーをひとくち。「この苦さがチョコレートに合いますね!」と堪能していた。
では、肌寒くなってきたこの時期に、女性とデートするなら…どんなプランを考えますか?
僕は、基本的に家にいるのが好きなので…でも、お家デートだとちょっとつまらないですかね?

(しばらく悩んだあと)あ、車に乗るのが好きなので、ドライブデートかな! 女の子とドライブデートしたいなあ…(笑)。
どんなところに行きたいですか?
悩みますね…。温泉に行きたいです。温泉街とかではなく、誰もいない、山奥にあるような場所に。あとは、釣りも行きたい! それから、フルーツ狩りにも行きたい。
盛りだくさんでいいですね。ドライブして、釣りに行ったあとは、温泉に入って…。
旅館に泊まって、おいしいご飯食べちゃったりして、次の日はフルーツ狩りにも行って。ほうほう…完璧じゃないですか!(笑)
(笑)。家にいるのが好きということですが、お休みの日はどのように過ごされているのでしょう?
台本を読んでいることが多いですね。たまに絵を描いたり、ゲームをしています。
今は何のゲームにハマっていますか?
最近は『キャサリン(・フルボディ)』(以下、『キャサリン』)というゲームをやっています。ゲーム性がすごく好きなんですけど、周りに共感してくれる人が全然いないんです。

でも、このあいだ、MANKAI STAGE『A3!』で共演した田口 涼さんの家に泊まりに行ったとき、『キャサリン』が置いてあったんですよ!「えっ!? 『キャサリン』あるじゃないですか!」ってなって。そしたら田口さんも「『キャサリン』知ってるの!?」と(笑)。ようやく分かち合える人がいました。
『キャサリン』の面白さって何ですか?
ひたすら階段を上っていくパズルアクションなんです。ブロックがあって、それを引いたり押したりして道を作って、ゴールに辿り着けば勝ちなんですけど、下から赤ちゃんの化け物とか、ナイフを持った女の人が追いかけてきて。それが本当に怖くて…緊迫した状況の中、冷静に上っていかないといけないというのがすごく面白いんです!

今の僕、『キャサリン』の宣伝をする人みたいになってますね(笑)。

消極的な自分が、初めて1歩踏み出して養成所に入った

Instagramに投稿されるイラストがとても素敵ですが、絵は何歳くらいから描いていたのでしょうか?
幼稚園ぐらいからですね。お絵描き教室に通ってたこともあったんです。でも、やっぱり僕は天才肌なので(笑)、「太陽はこの位置に描きましょう」「地面のラインはここに引いて、花はこの位置に」というように、みんなと同じ絵を描くのは嫌で、1日でやめてしまいまして。
子どもの頃、絵で賞をもらったことも?
めちゃくちゃありました。県外で展示されることもありましたよ。
それはスゴいです!
ですよね!(笑)でも、カッコつけだったので、学校の絵の授業では「一瞬で描き終えて、余った時間で遊んじゃうけど、それでも賞を取っちゃう僕」というスタンスを取っていて。2時間あったら30分で絶対に描き終えていたのですが、そのせいで銀賞になっちゃうこともあって…あのときはマジで悔しかったです。
そんな中、俳優になりたいという思いが芽生えたのは、いつ頃だったのでしょうか?
昔からアニメや漫画が好きで、実写化した作品をたくさん見るうちに、2次元のキャラクターが3次元で再現されている世界観に憧れて、「自分もその世界に入れたら楽しいだろうな」と思っていたんです。

なかなか踏み出せなかったのですが、高校を卒業するとき、1度きりの人生だからチャレンジしてみるのもありかなと思って。それまではわりと消極的だったのですが、そのときは初めて自分で1歩踏み出して、養成所に入りました。
それほど賞をもらっていても、絵の道に進もうとは思わなかったのでしょうか?
本気で絵の勉強をするために専門学校に行こうかなと考えた時期もあったのですが、結局、役者の道を選びましたね。
それだけ、役者になりたいという思いが強かった?
はい! それに、絵は趣味として描いていたので、これからも空いた時間に描けばいいかなと。
ご家族に、役者の道に進むことを話したときはどのような反応でしたか?
応援してくれました。高校は卒業したから、あとはやりたいことをやったらいいんじゃないかと言われて。今も、必ず1作品で2、3回は舞台を観に来てくれています。

僕が役者をやっていなかったら、母も姉も舞台を観る機会がなかったと思うから、劇場の雰囲気や世界観に触れるだけで楽しいみたいです。でも、けっこう慣れてきたのか、最近は「あの人のあのシーンがよかった」と言われることが多いです(笑)。
そう言われて勉強になることも多いですか?
そうですね。やっぱり、客観的に見る人の意見って大事ですよね。自分でも「この人のこの演技がいいな」と思っている部分を共有できると、「外から見てもそう思うんだ」って感じます。

「負けたくない」気持ちは強い。みんなの存在が刺激

デビュー後は、ミュージカル『テニスの王子様』やMANKAI STAGE『A3!』、ミュージカル『刀剣乱舞』などさまざまな舞台に出演されていますが、成長を感じるときも?
舞台上にいるときに、周りが見えるようになってきました。初舞台のときは、わけもわからず出ていましたから…。今は、役に対してより深くアプローチできるようになったのかなって思います。
その中で、いちばん大変だったことはありますか?
ミュージカル『刀剣乱舞』〜三百年の子守唄〜では再演から参加したので、他の方はすでに経験があって、お客さんも知っている状態の中、ひとりだけ雰囲気がわからないままというのが怖かったです。

それに再演となると、みんなには今まで見えていなかったものが見えていると思うんです。その中で、僕は1つひとつ最初からこなさないといけないのは大変でした。

でも、共演者のみんながとても優しくて、支えてもらったおかげで楽しくできました。
現場には同世代の仲間がたくさんいると思いますが、ライバル心を抱くことはありますか?
めちゃくちゃあります。「負けたくない」という気持ちはすごく強いですね。でも、それぞれのよさがあるから、彼らは僕にできないことをやっているかもしれないけど、僕にしかできないこともあると思う。だから、みんなの存在が刺激になっています。

どんなに忙しくても“降りてきたら”絵を描く

再び絵のお話を伺いますが、絵を描くときは「きょうはこれを描こう」と決めてから取りかかるのでしょうか?
いや、衝動に駆られて描くことが多いですね。「今、すごくいいのが描けそう」って…“降りてくる”というか(笑)。形にできそうなタイミングとできないタイミングがあって、できそうなときはどんなに忙しくても、夜中でも描きます。
絵のジャンルやタッチで、漫画から影響を受けることはありますか?
めちゃくちゃ漫画を読んでいて、いろいろな絵はインプットされているから、きっといろんな漫画から受けていると思います。
では、今までに影響を受けた漫画を3つ挙げるとしたら?
え! 何だろう…(しばらく考え込む牧島さん)。

『SLAM DUNK』の井上(雄彦)先生はめちゃくちゃ好きで、『リアル』は、引くほど泣きましたね。あとは…やっぱり『テニスの王子様』は初めてオーディションでつかんだ役なので、自分の中でも大きい存在です。

うーん…、3つ選べないので、やめます(笑)。
Twitterでは、毎回文字数の限界までの投稿をされていることが、ファンの方のあいだで話題になっています。
身の回りで起きたことや仕事のお話を、限られた文字数の中で書くのが面白そうだなと思って始めました。うまく収まると、パズルがはまったような感覚になるんです。収まりきらないときはメモをスクショしたものを貼り付けますが、限られた中でいかに面白いことを伝えられるかという、自分との戦いでもあります(笑)。
リプライも読まれるのでしょうか?
読みます。引用リツイートでコメントをくださる方もいるのですが、リプライのほうが見てますって言いたい。引用リツイートはリツイートの欄に載るから、さかのぼりきれなくて気づけないこともあるんです。だから、リプライにしてくれるとうれしいです…って書いておいてください(笑)。

加藤 将は「たまに気になるくらいの、ちょうどいい距離感」

10月からの新番組『ボクらと島ネコ。』では、ミュージカル『テニスの王子様』で共演した加藤将さんと神奈川県の城ヶ島を旅されています。
将は知っている仲なのであまり気を遣わずにいられたし、動物も大好きだから企画もすごく楽しかったです。ただ、ロケ自体が初めてだったので、「全然面白いこと言えてない。僕じゃなくてもよかったんじゃないか」とめちゃくちゃネガティブになってしまう部分もありました。
加藤さんと一緒にロケをしたのはいかがでしたか?
仲がいい人だと仕事っぽくなくなってしまうんだなと…。くつろぎすぎて、彼がふざけているのを普通に見ちゃいました(笑)。

将も、何がやりたいのかいまいちわからない(笑)。みなさん、将のことを面白いと思っているじゃないですか! でも、僕は2年間ペアを組んできて、もううんざりしてるんですよ(笑)。みんなはたまに見るから面白いかもしれないけど、将のペースに付いていくのは本当に大変なんです!
(笑)。改めて、加藤さんはどんな存在ですか?
もはや、プライベートで遊ぶ仲ではなくて(笑)。ただ、連絡が来るとうれしいです。たまに「元気にしてるかな」って思うような、いとこぐらいの…それじゃ近すぎるか。いとこの友達…? いや、それも違うかな…。とにかく、ちょうどいい距離感です(笑)。
これから映画『八王子ゾンビーズ』の公開なども控えていますが、今後「こういう俳優になりたい」という目標はありますか?
どんな役でもこなせるようになりたいですが、いちばんは「必要とされる」役者でありたい。僕のことを好きでなくても、見に来てくださったお客さんに「いいな」って思ってもらいたいですね。

あとは、舞台だけでなく映像のお仕事ももっとやりたいし、ミュージカルにも挑戦したいし、ダンスをもっと練習して上手になりたい。なんでもできるようになりたいですね。
2020年に向けてプライベートで挑戦したいことはありますか?
ヨーロッパに行きたいです。今まで海外は上海と台湾しか行ったことがないんですよ。

いろんな文化に触れることで、価値観も変わってくるし、それがお芝居にも影響すると思うから。来年は、普段見慣れている景色だけではなく、いろいろな景色を見たいです。
牧島 輝(まきしま・ひかる)
1995年8月3日生まれ。埼玉県出身。A型。2015年に俳優デビュー。2016年にミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンで海堂 薫役に抜擢され注目を浴びる。その他の出演作は、MANKAI STAGE『A3!』(碓氷真澄役)、ミュージカル『刀剣乱舞』〜三百年の子守唄2019〜(大倶利伽羅役)、ドラマ『警視庁捜査一課9係 season12』(テレビ朝日系)など。2020年には、映画『八王子ゾンビーズ』の公開が控える。現在、『ボクらと島ネコ。』(tvk)が放送中(出演回は12月5日〜)。

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サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、牧島 輝さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
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受付期間
2019年11月20日(水)18:00〜11月26日(火)18:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/11月27日(水)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから11月27日(水)に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき11月30日(土)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
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