喜劇『おそ松さん』6つ子インタビュー/第6回:赤澤遼太郎(トド松役)「いつか、お兄さんたちに認めてもらえるように」

デビュー3年目の21歳、赤澤遼太郎は、名実ともに2.5次元業界を牽引している先輩俳優との共演を心待ちにしている。技術の面でも気持ちの面でも大きな刺激を受けているし、彼らと過ごした時間は、同年代の子には負けたくないという意識を芽生えさせた。そんな“6つ子プライド”を胸に、あざと可愛い難役に挑む。

赤塚不二夫原作の『おそ松くん』が大人になった姿を描いたTVアニメ『おそ松さん』。その作品を舞台化した2016年の『おそ松さん on STAGE〜SIX MEN'S SHOW TIME』は、全公演満員御礼の大ヒットを記録し、今年2月に上演された第2弾も変わらぬ人気ぶりを見せた。そして、第3弾となる喜劇『おそ松さん』が11月15日に幕を上げる。

ライブドアニュース編集部は今からおよそ2ヶ月前、都内スタジオにてパンフレット撮影中の6つ子を突撃取材していた。第6回は、甘え上手で、世渡りも上手。可愛さを利用するあざとい六男・トド松を演じる、赤澤遼太郎のインタビューをお届けする。

※超人気舞台ゆえチケットは完売しているが、千秋楽のライブビューイングで6つ子の勇姿を目に焼き付けようじゃないか。クズでニートでおまけに童貞だけれど、こんなにも愛おしい6人は世界中どこを探してもいないのだから。
撮影/すずき大すけ 取材・文/野口理香子
デザイン/桜庭侑紀

「喜劇『おそ松さん』」特集一覧

ウィスパーボイスの地雷系女子「トド子」誕生秘話

松ステ第3弾となる喜劇『おそ松さん』の上演を前に、今のお気持ちはいかがですか?
やっとできるって感じですね。いろんな人に愛されているがゆえに、プレッシャーのかかる舞台でもありますけど……作品もキャストも大好きなんです。実力のあるお兄さんたちがいっぱいいて、先輩たちの背中を見れる現場なので、勉強になるし、またご一緒できるのがすごく楽しみです。
松ステ第2弾では、キャラクターの二面性なども深く描かれているように感じました。演じる際に大事にしたことは何ですか?
トド松と言えば「あざとい」ですけど、そのあざとさって、兄弟じゃない第三者に向けられるものですよね。トド松のあざとさは勝手に出るものじゃなくて、何かを得るために――可愛がられたいとか、彼女が欲しいとか、よく見せたくて出すものだから。
そうですよね。
ということは、そのあざとさを兄弟には使えない、と僕は思うんです。兄弟とはフラットに会話するし、ドライな一面も出る。トド松の武器が舞台では使いづらいんです。お客さんと絡む場面が多ければ、もっとあざとくできると思うんですけどね。

でも、あざとさよりドライな面が目立ってしまうと、ただの冷たい子に見えてしまうから、その塩梅は苦労しました。演出家さんと相談しながら……もっとあざといほうがいいんじゃないか?って悩んだこともあったんですけど、そこは貫き通しました。
第2弾では「じょし松さん」の回がありました。トド子、最高でした!
ありがとうございます!
客席に聞こえないほどのウィスパーボイス&のんびりとした口調というアイディアはどこから生まれたのですか?
じょし松は、みんなどうするか考えていて。トド子のキャラクターは、最後のほうに決まったんですよ。女子の敵である女子って、どうしたらいいんだろう?って迷いがあって、あまり声を張れなくて、小さくなっちゃって。そしたら演出家さんが「めっちゃ声小さい女子いるよ? 蚊の鳴くような声で話す子いるよ?」って。で、その声のまま、もっとゆっくり話してみて、と。

トド子になりきってツイートしたことがあるんですけど、本当に痛い人だと思われたみたいで。僕の予想を超えたリプライが来たときはびっくりしました(笑)。

先輩たちと一緒にやってきたという“6つ子プライド”がある

トド松は末っ子ですが、赤澤さんはご兄弟がいらっしゃいますか?
はい、2つ下の弟と8つ下の妹がいます。弟とは似てないですね。性格も真逆だし、よく喧嘩してました。僕、負けず嫌いな性格で、弟にも絶対負けたくないんです。勉強でもなんでも。その気持ちは今も同じで、僕は芸能界でこうやっていろんなお仕事をさせてもらっているので、弟にずっと大きな背中を見せられるように頑張りたいなと思っています。
リアルな赤澤さんは、末っ子キャラでは全然なかったという(笑)。
あははは。じつはそうなんですよ。だからトッティはすごく難しいんですけど、でもすごく好きなキャラクターです。
舞台『おそ松さん』を経験したことで、赤澤さんご自身に変化はありますか?
(高崎)翔太くんたちと一緒にやってきたというプライドがあるので、ほかの現場に行っても、同年代の子たちと同じラインにはいたくない、負けたくないっていう意識は生まれましたね。
高崎さんら先輩方からの刺激は大きいですか?
はい。技術の面でも気持ちの面でも、刺激をいただいています。稽古場ではこうあるべきだとか、あの人たちは口では言わないけど、背中で示してくれるんですよね。
舞台『おそ松さん』はゆるい空気感が魅力ですが、ゆるすぎない理由は、キャストのそういった立ち居振る舞いにあるのかもしれませんね。
しめるところはしめる、“大人のふざけ方”ですよね。めちゃくちゃ真面目な舞台だと思います。笑いだって、カンパニー内で流行ってるネタをやるのではなく、お客さんに笑ってもらえるように計算された笑い。スタッフさんもキャストも、みんな真剣に向き合っています。

稽古中はみんな笑ってます。笑いのない日はないと思う。とくに翔太くんは稽古場の笑いをかっさらっていきますね。ただただスゴいなって思います。翔太くんを筆頭に、あの人たちからの刺激はすごく大きくて、いつか自分も認めてもらいたいなって。そのために頑張らなきゃという意識で臨んでいます。

緊急!6つ子アンケート

赤澤遼太郎(あかざわ・りょうたろう)
1997年1月11日、神奈川県出身。O型。主な出演作品は、『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』(大神晃牙役)、舞台『龍よ、狼と踊れ〜Dragon,Dance with Wolves〜』〜草莽の死士〜(ハジメ役)、舞台『クレスト☆シザーズ』(新田勇希役)など。

「喜劇『おそ松さん』」特集一覧

出演作品

喜劇『おそ松さん』
11月15日(木)〜11月20日(火)@日本青年館ホール
11月23日(金・祝)〜11月25日(日)@京都劇場
○千秋楽のライブビューイングが実施決定!
11月25日(日)17:00上映開始
チケット 3800円(税込/全席指定)
※別途プレイガイド手数料がかかります
https://osomatsusan-stage.com/6tsugo/

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、赤澤遼太郎さんのサイン入りポラを抽選で1名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
受付期間
2018年11月22日(木)12:00〜11月28日(水)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/11月29日(木)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから11月29日(木)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき12月2日(日)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
  • 複数回応募されても当選確率は上がりません。
  • 賞品発送先は日本国内のみです。
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