『A3!』で蘇った“あの日の記憶”――羽多野 渉×畠中 祐が語る、挫折と原点。

羽多野 渉と畠中 祐、ふたりだけの取材は今回が初めてだという。大先輩を前に恐縮しまくる畠中と、そんな彼の緊張を解こうと「“はたの”と“はたなか”、『はた』つながりで“はたはたコンビ”だね(笑)」と場を和ませていた羽多野。ふたりの共通点は、穏やかで柔らかい物腰ながら、その内面に沸々とたぎる作品への熱い思いと強い意志だ。年の差を感じさせない、絶妙なトークセッションからその熱量を感じ取ってほしい。

撮影/川田洋司(mosa) 取材・文/花村扶美
スタイリング/村留利弘(Yolken) ヘアメイク/加藤ゆい(fringe)
衣装協力/tk.TAKEO KIKUCHI(tel. 03-6851-4604)

「『A3!』に出たい!」願いが叶った嬉しさ

2017年1月の配信から550万DLを突破しているイケメン役者育成ゲーム『A3!(エースリー)』。借金まみれで潰れかけた老舗の劇団を立て直すため、主人公(プレイヤー)が劇団の主宰兼総監督となり、劇団員を増やしてかつての栄光を取り戻していくという物語だ。

2018年2月、第二部の配信が始まったタイミングで、春夏秋冬の各組ごとに新団員がひとりずつ入団した。今回は、春組・卯木千景役の羽多野と、夏組・兵頭九門役の畠中の対談が実現。『A3!』キャストに加わった喜びから、10月3日に発売されるミニアルバム『A3! VIVID SPRING EP』『A3! VIVID SUMMER EP』のレコーディング秘話までを語ってもらった。
おふたりが新キャストとして参加されている『A3!』についてお伺いしたいのですが、その前に……畠中さん、緊張していますか?
畠中 はい……、正直。
羽多野 えー、なんで?
畠中 いや、もう大先輩ですから。
羽多野 とんでもないです。声優界で一番緊張しない先輩って言われてるのに(笑)
畠中 ……どこで?(笑)
羽多野 事務所の後輩からもツッコまれるくらいだもんね。江口(拓也)くんや(斉藤)壮馬、(西山)宏太朗あたりは、僕のほうが後輩だと思ってるんじゃないかな(笑)。
畠中 そう思ってたら業界的には大問題ですよ!(笑)
きょうはおふたりの距離を縮めていただくということで。
羽多野 緊張しないでいいからね。
畠中 はい!
▲羽多野 渉
では改めて(笑)。この大人気コンテンツに参加することが決まったときの気持ちはいかがでしたか?
羽多野 うれしかったですね。佐藤拓也くんとラジオ番組を一緒にやっていて、そこに毎回ゲストを呼ぶんですけど、去年来てくれたゲストさんが、『A3!』に出てる人が多くて。相方の拓也くんも『A3!』に出てるから(冬組:高遠 丞役)、話が盛り上がるわけですよ、僕以外(笑)。
畠中 その気持ち、お察しします(笑)。
羽多野 だから悔しくて。カメラのむこうに向かって、「俺も出してくださーい!」って冗談で言ったりしていたんです。そしたら後日、マネージャーから「お話、来てますよ」と聞いて、驚きました(笑)。
畠中 願いが叶ったんですね(笑)。
羽多野 うん。だから『A3!』の仲間になって『A3!』の話ができることがうれしい!って。最初はそういう喜びが強かったな。
畠中 僕も同じです。業界的にも『A3!』の評判は聞いていたので、「この渦の中に僕も入っちゃっていいんですか!?」って思いました。
▲畠中 祐
『A3!』はMANKAIカンパニーという劇団の中で劇団員たちが切磋琢磨しながら、役者として人間として成長していくストーリーです。おふたりも役者を目指したときのことなど、改めて思い返したりしましたか?
羽多野 そういえば、畠中くんのこと知らないなぁ。さっき撮影中に、11歳から声優の仕事を始めたって言ってたけど、きっかけはあったの?
畠中 両親が役者で、ふたりをずっと見てきたからだと思います。舞台から戻ってきたときの表情が、いつもの親とは全然違っていて、「この人、舞台上で変わってきたんだな」と感じたんです。その姿に衝撃と憧れを持つようになりました。
人間同士が深くかかわりあって、それによって新しい自分になれる仕事って芝居しか思いつかなくて。きっと舞台もそうだし、声や映像でも人と人が同じ空間で芝居をしていれば、僕も両親と同じ経験ができると思ったんですよね。そんな中で、最初に受けたオーディションが声のお仕事だったんです。
羽多野さんはいくつくらいのときに、役者のお仕事に憧れを持ったんですか?
羽多野 小学4年生のときかな。僕って思い込みが強い子だったんです。小学校の低学年くらいまで、自分を神の子だと思ってたくらいだから。
畠中 ……神の子?(笑)
羽多野 嵐の日に外へ出て「雨よ、止め!」って言ったら、たまたま止んだときがあって。「俺って選ばれし者なんだ!」って思っちゃったんです(笑)。
畠中 うわー、スゴい!
羽多野 あるとき、大好きだったアニメを見てるときに、アニメの登場人物が実際にしゃべってるんじゃなくて、声優という職業の人が声をあててるんだって母親から聞いて。「キャラクターはキャラクターでしょ?」と混乱していると、「違うよ、あれは後ろに人間がいるんだよ」って言われてすごくショックを受けたんです。でもフッと「声優になればアニメの中に入れるのか」と気づき、そのときから俺は声優になるって思ってしまったんです。
畠中 神に選ばれてるし(笑)。
羽多野 そうそう(笑)。ただ思い込みが激しすぎて、声優になる!って思ってそのまま来ちゃったというだけなんですけど。
畠中 思い込みの強さも大事ですよ!
羽多野 あははは。そのノリでここまで来てしまった。気持ちがブレることは一切なかったですね。

監督のみなさんの声が気になって仕方なかった

最初にご自身の演じるキャラクターを知ったとき、どういう印象を受けましたか?
羽多野 僕はまずシナリオを読んで、「『A3!』の中で最大の敵キャラみたいになるんじゃないか?」と思って、本当に怖かったです。とくに千景が出てきて中盤までは。みんなから嫌われるんじゃないか?って、怖くなっちゃって。監督のみなさんの感想が気になって仕方なくて、SNSは相当検索しました(笑)。
畠中 それ初めて聞きました(笑)。
羽多野 あははは。今回いただいた卯木千景は、僕とは本当に真反対なキャラ。「謎に包まれた食えないリーマン役者」ってキャッチがついてるけど、僕は謎に包まれてないし、食えるし、リーマンじゃないし。
畠中 たしかに羽多野さんと千景は真逆ですね(笑)。
羽多野 さらに設定が飛びぬけてて、どうしたらいいんだろうって悩むほど難しい役で。「『A3!』に出たいでーす!」なんて軽々しく言ってた自分が恥ずかしくなりました……。でも、演じる役が自分とかけ離れていればいるほどやる気が出るよね。それはもうワクワクが止まらなかったです(笑)。
ちなみに、一番リテイクが多かったセリフは、シトロンのものまねでした(笑)。
畠中 あははは。
羽多野 たしかエイプリルフール用のボイスでシトロンのものまねをするんですけど、6回くらいリテイクしましたから。難しい役をやってきたのに、なんでこの一言がこんなに難しいの!って(笑)。
畠中 五十嵐(雅)さんをうらむしかないですよ(笑)。
羽多野 五十嵐さん、本当に上手なんですよね。
畠中さんは九門役に決まったと聞いて、どう思いましたか?
畠中 九門は秋組に所属している兵頭十座の弟で、第一部のときからイベントのストーリーには出てきていたんです。それで新たに第二部からボイスがつくことになったので、僕としては九門をすでに知ってる人たちに受け入れてもらえるか心配でした。
羽多野 九門は明るくて元気なイメージから想像できないくらい、深い傷を持ったキャラだよね。
畠中 そうなんですよね。シナリオを読んで、ものすごくやり甲斐を感じましたが、演じる中で「苦しいな」と思う瞬間が想像以上にいっぱいありました。
羽多野 僕もそうでした。最後は泣きながらやりました。
畠中 すごく心が動かされる脚本でしたよね。

「俺、下手なんじゃないか?」九門と一緒に悩み苦しんだ

劇中劇があるので、役を演じるキャラクターを演じるという難しさがあると思います。たとえば羽多野さんだったら、“羽多野さんが演じる千景がオズワルドを演じる”というような二重の芝居になりますが。
羽多野 僕の場合、自分がオズワルドを演じるというよりも、千景がオズワルドを演じているという感覚だったので、そこについては難しさは感じなかったです。でも千景が演じるオズワルドをただ演じればいいというわけではなくて。千景は最初すごく器用に役を演じていたのに、あることをきっかけに心が乱されて器用に立ち回れなくなってしまうんです。
だから表現の仕方に気をつけました。最初のシーンでは器用に演じて、その後は不器用に、そして最後は生き生きとお芝居をするという流れを、逆算しながら演じるように心がけました。
畠中 素敵だなぁ。すごく難しいことだと思いますけど。
羽多野 でも結局、思った通りにはいかなかったよ(笑)。最後、生き生きとオズワルドを演じる千景は、想像以上に大きな表現になってしまいました。楽しすぎて!
畠中さんはいかがでしたか?
畠中 演技の面では九門自身、もともとゼロからのスタートだったので、棒読みのセリフまわしなんかが多かったんです。
最初はあまり構えずに棒読みの演技に臨んだんですが、「もっと棒読みで!」と何度かリテイクをいただいて、「下手ってなんだ?」と悩みました。ある意味、等身大なんです。「俺、今まさに下手なんじゃないか?」っていう気持ちで……。
羽多野 えっ、九門の話じゃなくて?
畠中 はい、僕自身そうなんです。だから役に向き合ってるときの九門の気持ちもわかるし、演じるときの違和感みたいなものや、なんでこんなにできないんだろうっていう劣等感もすごくわかったので、演じながら辛かったですね。
羽多野 そうだったんだね。僕の知り合いで『A3!』を大好きな人がいて、九門のシナリオでボロ泣きしたって言ってたよ。リアルなお芝居に、ゲームをしている側も心が揺さぶられたって。畠中くんの魂が、九門にちゃんと乗り移っているんだと思う。
畠中 ……!! そう言っていただけて、すごく救いになりました。
羽多野 『A3!』以外でも、畠中くんの演じるキャラクターって見てる人をものすごく揺さぶってくるんですよ。心が締めつけられるほどに共感できるキャラクターが多くて。本当に素晴らしいと思います。
畠中 わわわ……。ありがとうございます……! あの、僕も羽多野さんに伝えたいことがあるんです。
羽多野さんとある現場でご一緒したことがあるんですけど、僕、後ろで見ていて。そのときの羽多野さんの演技に、涙が止まらなくなっちゃったことがあるんです。
羽多野 そうだったんだ! 全然気づかなかった。後ろで泣いてたの?
畠中 はい。“本番中だぞ!”と思いながらも、演技にしびれて涙が出てきちゃって。あの心の揺さぶられ方は久しぶりの感覚でした。
羽多野 わー!! うれしいですね。

突然、芝居ができなくなった……千景と同じ挫折を乗り越えて

羽多野さんと千景は、見た目から何から共通点がないとおっしゃっていましたが、真反対の役を演じるときって、どういうふうに役作りをされるんですか?
羽多野 僕は見た目から何からすべてが違うキャラでも、どこかに共通点や共感できる部分があるかな?って引き出しを開けて確かめる作業をするんです。
畠中 どんなキャラでもですか?
羽多野 うん、どんなキャラでも。こんなに違う千景でも。僕、裸眼で視力も1.5ありますからね。メガネもかけませんからね(笑)。その中でも、僕が見つけた千景との共通点がひとつだけあるんです。
僕、デビューしてすぐ、自分は何の役でもできると思って、「何でも言ってください」「何でもやりますから」ってまわりに言ってたんですね。そうすると、たしかに声はかけていただけるんだけど、器用なだけの俳優になってしまう。そこからしばらく抜け出せなくなってしまって。
同期で活躍してる人たちをうらやましく思ってしまう時期もあって、“自分はあんなふうに輝けないな、どうしたらいいんだろう”って。その瞬間からガタガタガタッて芝居が思うようにできなくなっちゃったの。
畠中 えっ!?
羽多野 それこそ人目もはばからず泣いてしまったり。オーディションを受けても全然決まらないし、自分でも何がなんだかわからない……。たくさんの先輩に迷惑をかけましたが、話を聞いてもらってアドバイスをいただいたりする中で、少しずつ少しずつお芝居って楽しいなって思えるようになりましたね。
畠中 そういう時期があったんですね……。
羽多野 千景と同じでしょ? 劇団に入ってすぐは器用にできてたのに、あるときを境にできなくなっちゃった。でもそれは、自分が本気で芝居に取り組んだからなんですよ。ゲームの世界とリアルな世界とではちょっと違うかもしれないけど、千景の気持ちがわかるなって思った瞬間でした。千景が演じるオズワルドの演技がだんだん変わっていくところは、自分と彼の人生を追体験してるようなおもしろさがありました。
畠中 骨の髄というか、自分の核となる部分が共通していたなんてスゴいです。
羽多野 実際にプレイしてくださってる方たちにも、自分の思いが伝わったらすごくうれしいなって思います。

難易度★★★★★ お互いのキャラクターソングに「絶賛の嵐」

10月3日に、ミニアルバム『A3! VIVID SPRING EP』と『A3! VIVID SUMMER EP』が発売に。おふたりのキャラクターソングについて聞かせてください。まず卯木千景のキャラクターソング『ペテン師の憂鬱』から。
畠中 信じられないくらい難しい曲ですよね。あれを歌いこなしている羽多野さんはスゴいって思いました!
羽多野 もっと言って、もっと言って! 歌の上手な畠中くんが言うと、説得力があるから(笑)。本当に難しかったんだよ。これまで歌ってきた楽曲の中で、5本の指に入るくらいの難しさでした。1回息継ぎしたら置いてかれちゃうくらいの速さなんですよ。
畠中 もし僕が「この曲歌ってください」って言われたら、絶対にパニックに陥りますね。どうやって練習したんですか?
羽多野 仮歌を作詞作曲の大石(昌良)さんが歌ってくださっていて、収録時には直接ディレクションしてくださったんですよ。
大石さんは第一部の主題歌『MANKAI☆開花宣言』や、第二部の主題歌『春夏秋冬☆Blooming!』、舞台のメインテーマ曲『The Show Must Go On!』も手がけられている方ですよね。
羽多野 『A3!』の顔とも言える曲を作ってくださってる方です。その大石さんが千景のために作ってくださった曲が『ペテン師の憂鬱』。大石さんの仮歌をひたすら聴きました。
……でもね、大石さんと僕のキーって天と地くらい違うんですよ(笑)。だから羽多野 渉のキーでいくとファルセットを出すには低くて、地声で歌いあげるには高いという難しい曲なんです。でも大石さんが、千景のことを深く知ってくれたうえで作ってくれた曲だということがよくわかる楽曲になってます。
どういうところでそう思ったんですか?
羽多野 この曲は、ファルセットと地声を行ったり来たりするメロディーなんですが、そここそがこだわり。千景には表と裏、人に見せるところと見せないところがあって、ストーリーの中でもそこが大きなカギになってくるんですね。彼のミステリアスさや二面性をファルセットと地声で表現しているんです。
表の面と裏の面を行ったり来たり漂いながら、心をオープンにしてみたり胸の内を見せずにクローズしてみたり……。そうすることで人間性を保っているっていう、千景の生き方がこの『ペテン師の憂鬱』には盛り込まれているんです。
畠中 そこまで考えて作られた楽曲なんですね! 深いなぁ。
羽多野 僕が歌った千景の歌を聴いてくれ、っていうだけじゃなくて、スタッフみんなで作っているのが『A3!』であり、卯木千景というキャラクターなんだよってことを伝えられたらと思います。
では、九門が歌うキャラクターソング『晴転のシンカー』はいかがでしょうか? 九門の心の葛藤や悩みを知って聴くと、とても切なくなります。
羽多野 もうもう、あの曲は僕にとって絶賛の嵐です。
畠中 わー、本当ですか!! 自分でも九門の言葉として心の底から出てきてくれるまで、何度も何度も歌わせていただきました。納得いくまでトライさせてもらってうれしかったです。
曲が上がってくるまでは、九門の内面を掘り下げた曲か、明るいイメージの曲か、どちらが来るのかなと思って楽しみに待っていたんです。そうしたら、彼の心に寄り添った曲が出てきたので、自分としては意外だったけど、これは責任を持って歌わないと、と思いました。
いちばん印象に残っているのは、出だしの部分「直射日光と 輝いてくストーリーを 炭酸水越しに 眺めては目逸らしていた」――実際に彼が見ていた景色だと思うんですけど、彼の視点で歌えるか、聴いている人たちが彼の視点に立てるように誘っていけるか、というところをすごく大事にしました。
羽多野 球場が見えたよ。本当に。聴いていたら涙が出ちゃったもん。
畠中 ありがとうございます!!

広いスタジオでひとり収録。開放感からテンションMAXに!

続いて、新ユニットテーマ曲についてお伺いしたいのですが、まずは春組の『春ですね。』から。春組らしいさわやかな楽曲ですね。
羽多野 僕は千景としてみんなと歌えるということにすごく喜びを感じましたし、千景を演じきった後だったから、歌にも入りやすかったですね。春組のみんなとわかり合って、笑顔で歌っている千景の姿を想像しただけでグッときました。
歌収録はひとりずつ行っていくんですけど、千景のパートの歌入れが最後だったというのもあって、気持ちが入れやすかったです。「あとは千景さんだけですよ」ってリーダーの(佐久間)咲也(声/酒井広大)に言われているような気がしました。
夏組の新ユニットテーマ曲は『夏って☆パリパリ!』。ザ・夏!という弾けたハイテンションな曲ですね。
畠中 歌うというよりも、セリフをしゃべってる感覚で歌えたので楽しかったです。個性的な夏組らしく、みんながガンガンに個性をぶつけてくるので、そのテンションに負けないように九門もぶつかっていきました。とくに掛け合いのところはめちゃくちゃ燃えました(笑)。
ハイテンションの曲を歌う前は、やっぱり気持ちをあげるための準備をしていくんですか?

畠中 いや、今回はスタジオがスイッチを入れてくれました。とても広いスタジオだったんですよ。天井も高くて。オーケストラとかも録るところだと思います。
その広いスタジオに、ひとりポツーンと?
畠中 そうなんです。だからすごくテンションがあがりましたし、開放感があって楽しかったです。
次は公演曲について。春組の第四回公演曲『嘘つきは魔法のはじまり』は、千景が演じたオズワルドと咲也が演じるリックのデュエット曲です。
羽多野 舞台上で歌っている生っぽさを目指しました。リックの咲也が非常に可愛らしく素直な歌声なので、逆に人を騙すペテン師のオズワルドらしい感じが表現できたのでは?と思います。
千景はもう1曲参加してますね。春組第五回公演曲の『The Pride Of The Knights』ですが、千景が演じたガウェインと茅ヶ崎 至(声/浅沼晋太郎)が演じるランスロットとのデュエット曲です。
羽多野 至とは同じ会社に勤めているリーマン仲間であり、部屋も一緒。演じる浅沼さんは以前からとてもお世話になっている先輩ですので、一緒に歌えるのがうれしかったです。ただ、これもかなりハードルの高い楽曲だと思いました。日本のポップスとかにある、AメロBメロCメロみたいな作りではないんですよね。メロディーがどんどん変わっていくという。
録る前にイベントストーリーを教えていただいたんですが、至のことが大好きになりました。今までは「至」呼びだったんですけど、「いたりゅうぅぅぅ!」ってなるくらい大好きになっちゃいました(笑)。それくらい至に感情移入してしまうストーリーだったので、とても幸せでした。
そして、夏組公演で九門が参加しているのが、第四回公演曲『Exciting Charmer!』。九門が演じる秋山と皇 天馬(声/江口拓也)演じる井上とのデュエット曲です。
畠中 明るく元気な九門の表のイメージにぴったりな曲だなと思いました。僕のレコーディングのときには、すでに江口さんの声が入っていたので、気持ちよく掛け合いができて楽しかったです。
「突然現れたまぼろし 真夏の女神か魔物か」、「あの瞬間に恋したんだ」と歌詞にもあるように、爽やかな恋や青春を描いた曲ですね。
そうですね。いや、でも……俺、ひとめぼれするような人が現れても「女神か」まではいけないっす(笑)。野球にも恋愛にもここまで熱くなれるってスゴくないですか? 自分も変化球を投げようとして逆に空回りしちゃう感じ(笑)。そういう熱い強い気持ちで、野球にも恋愛にも全力で向き合えるって“青春”ですよね。ちょっとむずがゆいですけど、素敵だなと思いました。

途中加入に重圧はあったけど、みんなが受け入れてくれた

そして、特典のボイスドラマ『ルーキーズカレー』。春組の卯木千景、夏組の兵頭九門、秋組の泉田 莇(声/小西成弥)、冬組のガイ(声/日野 聡)の4人での収録はいかがでしたか?
畠中 みんなこんなに濃いんだ!って思いました(笑)。
羽多野 いやいや、九門も十分濃かったよ(笑)。この4人の空気って独特なんですよ。千景は何を考えてるかわからないし、九門は飛びぬけて明るいし、莇は組長の息子だから怖いし、ガイは自分のことをアンドロイドとか言ってるし(笑)。
畠中 4人の温度差がスゴかったですね。
羽多野 本番を録る前に1回テストをしたんですけど、みんなそれぞれの世界観を持ってるから最後がどうなるのか、もう不安しかなかった。本当に同じ場所にいて会話してるのかな?っていう(笑)。
畠中 絶妙なバランス感覚でしたけどね(笑)。莇役の小西さんが頑張ってくれてました。
羽多野 莇が一番まともだったよね。
畠中 意外と九門がバランサーになってる瞬間もありましたし。千景とガイは自由でした(笑)。
羽多野 ガイがアドリブをバンバン入れてくるんですよ。ガイというか日野さんが、ですけど(笑)。おかしいでしょ、アンドロイドなのに。
畠中 途中でショートしちゃうし(笑)。
羽多野 台本にはそんな描写ないですからね。
「自由にやってください」と言われていたんですか?
羽多野 そんなこと、一言も言われてません!!(笑)
畠中 なのに、ガイが真面目にぶっ込んでくるから、笑いをこらえるのに必死でした。
羽多野 そう真面目なの。ガイっていうかガチなんだよね(笑)。
(笑)。ルーキーズの4人は本当に個性豊かですね。第二部に入ったMANKAIカンパニーに新しい風を吹かせてくれました。
羽多野 第一部でいったん完成されたところに、第二部からどういう要素で入っていけばいいのかなというプレッシャーはありましたね。
畠中 すでにできあがってる中に、キャラクターとしてどういうふうにアプローチしていけばいいのか、すごく考えました。
羽多野 でも僕的に、千景は春組でよかったなって思うんです。さっきも話したけど、千景が登場してから中盤あたりくらいまで、みんなから嫌われるんじゃないか? 『A3!』ファンの方たちにどう思われるんだろう?って怖かったんですけど、春組だからこそ受け入れてもらえたのかなって思うんですよね。
春組は、自分のことのように他人のことも考えられるキャラクターが集まっています。その象徴がリーダーである咲也。彼の存在があったから、千景も役者として一歩を踏み出すことができたと思うし、本当に春組でよかったです。
畠中さんは夏組でよかったと感じることはありましたか?
畠中 夏組はキャラが濃いから、足並みを揃えて一緒に歩いていくというのではないんですよね。みんな思い思いに前を向いて歩いていたら、いつのまにか足並みが揃っていた、というのが夏組のよさだと思うんです。
「九門は九門のままでいいんだよ」と言われているような気がして、ありのままでいさせてくれるチームだなって。僕自身に対しても、弱い自分も強い自分も全部受け入れて「ここにいていいんだよ」って言ってもらってる気がしたので、夏組のみんなにはすごく感謝しています。
羽多野 渉(はたの・わたる)
3月13日、長野県出身。O型。専門学校在学中にドラマCDで声優デビュー。主な出演作は、TVアニメ『パパのいうことを聞きなさい!』(瀬川祐太)、『黒子のバスケ』(実渕玲央)、『ダイヤのA』(増子 透)、『あんさんぶるスターズ!』(乙狩アドニス)、『弱虫ペダル NEW GENERATION』(段竹竜包)など。2011年2月、シングル『はじまりの日』で歌手デビューを果たした。
畠中 祐(はたなか・たすく)
8月17日、神奈川県出身。O型。2006年、小5のときに映画『ナルニア国物語』(エドマンド・ぺベンシー)の一般公募オーディションで声優デビュー。主な出演作は、TVアニメ『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』(永見 祐)、『KING OF PRISM シリーズ』(香賀美タイガ)、『甲鉄城のカバネリ』(生駒)、『うしおととら』(蒼月 潮)など。2017年7月、シングル『STAND UP』で歌手デビューを果たした。

CD情報

イケメン役者育成ゲーム『A3!』より、 待望の各組ミニアルバム第三弾発売!
『A3! VIVID SPRING EP』
『A3! VIVID SUMMER EP』
10月3日(水)リリース
価格:2,000 円(本体)+税
https://www.a3-liber.jp/vivid/


『A3! VIVID SPRING EP』

◆収録内容
春組新ユニットテーマ曲
M1. 春ですね。  
作詞・作曲・編曲:園田健太郎
春組[佐久間咲也、碓氷真澄、皆木綴、茅ヶ崎至、シトロン、卯木千景
(CV:酒井広大、白井悠介、西山宏太朗、浅沼晋太郎、五十嵐雅、羽多野渉)]

春組第四回公演曲
M2. 嘘つきは魔法のはじまり  
作詞・作曲:やしきん  編曲:奈良悠樹
オズワルド&リック[卯木千景、佐久間咲也(CV:羽多野渉、酒井広大)]

春組第五回公演曲
M3. The Pride Of The Knights  
作詞・作曲・編曲:ミト(クラムボン)
ランスロット&ガウェイン[茅ヶ崎至、卯木千景(CV:浅沼晋太郎、羽多野渉)]

卯木千景キャラクターソング
M4. ペテン師の憂鬱  
作詞・作曲:大石昌良  編曲:奈良悠樹
卯木千景(CV:羽多野渉)

M5.〜M8.各Instrumental

◆商品仕様
キャラクターデザイン冨士原良描き下ろしジャケット
◇期間限定特典
・限定イラストSRカードプレゼントコード
(佐久間咲也/茅ヶ崎至/卯木千景から1人選んでダウンロードできます。)
【シリアルコード入力期限】2019.08.20 23:59まで
・「A3! BLOOMING LIVE 2019」チケット優先販売申込券

『A3! VIVID SUMMER EP』

◆収録内容
夏組新ユニットテーマ曲
M1. 夏って☆パリパリ!  
作詞・作曲・編曲:ヒゲドライバー
夏組[皇天馬、瑠璃川幸、向坂椋、斑鳩三角、三好一成、兵頭九門
(CV:江口拓也、土岐隼一、山谷祥生、廣瀬大介、小澤廉、畠中祐)]

夏組第四回公演曲
M2. Exciting Charmer!  
作詞:利根川貴之  作曲・編曲:yamazo
秋山壮太&井上遼[兵頭九門、皇天馬(CV:畠中祐、江口拓也)]

夏組第五回公演曲
M3. 渾沌オーライ!  
作詞・作曲・編曲:Q-MHz
キイチ&ヨシマル[三好一成、斑鳩三角(CV:小澤廉、廣瀬大介)]

兵頭九門キャラクターソング
M4. 晴転のシンカー  
作詞・作曲:sasakure.UK 編曲:有形ランペイジ
兵頭九門(CV:畠中祐)

M5.〜M8. 各Instrumental

◆商品仕様
キャラクターデザイン冨士原良描き下ろしジャケット
◇期間限定特典
・限定イラストSRカードプレゼントコード
(皇天馬/三好一成/兵頭九門から1人選んでダウンロードできます。)
【シリアルコード入力期限】2019.08.20 23:59まで
・「A3! BLOOMING LIVE 2019」チケット優先販売申込券

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、羽多野 渉さん×畠中 祐さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
受付期間
2018年10月2日(火)17:00〜10月8日(月・祝)17:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/10月9日(火)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから10月9日(火)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき10月12日(金)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
  • 複数回応募されても当選確率は上がりません。
  • 賞品発送先は日本国内のみです。
  • 応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
  • 応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
  • 当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることができません。
  • 賞品の指定はできません。
  • 賞品の不具合・破損に関する責任は一切負いかねます。
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