喜劇『おそ松さん』6つ子インタビュー/第4回:北村 諒(一松役)「身体を張るシーンは、あきられないように研究を重ねた」
「よろしくお願いします!」爽やかな挨拶とともにスタジオ入りした北村 諒だが、カメラの前に立つと一松になっていた。眼力がどこかに消え、無気力状態に。彼はその一瞬で役を憑依させることができる。一松に限ったことではなく、どの役でもステージに上がる直前に「ピョッて変わるんです」と、いとも簡単そうに教えてくれた。
赤塚不二夫原作の『おそ松くん』が大人になった姿を描いたTVアニメ『おそ松さん』。その作品を舞台化した2016年の『おそ松さん on STAGE〜SIX MEN'S SHOW TIME』は、全公演満員御礼の大ヒットを記録し、今年2月に上演された第2弾も変わらぬ人気ぶりを見せた。そして、第3弾となる喜劇『おそ松さん』が11月15日に幕を上げる。
ライブドアニュース編集部は今からおよそ2ヶ月前、都内スタジオにてパンフレット撮影中の6つ子を突撃取材していた。第4回は、自分への評価が低く、半眼でぼそぼそとしゃべる四男・一松を演じる、北村 諒のインタビューをお届けする。
- ※超人気舞台ゆえチケットは完売しているが、千秋楽のライブビューイングで6つ子の勇姿を目に焼き付けようじゃないか。クズでニートでおまけに童貞だけれど、こんなにも愛おしい6人は世界中どこを探してもいないのだから。
撮影/すずき大すけ 取材・文/野口理香子
デザイン/桜庭侑紀
デザイン/桜庭侑紀
6つ子愛は誰にも負けないって、みんなが思っている
- 松ステ第3弾となる喜劇『おそ松さん』の上演を前に、今のお気持ちはいかがですか?
- 楽しみで仕方ないです。作品もキャストも6つ子も、やっぱりすごく好きだから。6人の絆というか、兄弟愛みたいなものがキャスト同士にもあって。楽しいし安心するし落ち着くんですよね。
- 6つ子のキャストたちとは別の現場でもお会いすることがあると思いますが、舞台『おそ松さん』の現場は特別ですか?
- たぶん、この作品の世界観とか空気感が、そのまま僕らにも伝わっているんだと思います。舞台上にいないときでも、たとえば稽古とか、みんなでごはんを食べに行くときでも、自然と6つ子の空気になるんです。
- 6人でいるとき、北村さんはどういう立ち位置ですか?
- 僕は……わりと見守っていますね。6つ子はけっこうキャラクターそのまんまなんですよ。高崎翔太はふざけて、(柏木)佑介はカッコつけてて。彼の中ではカッコつけてる意識はないみたいですけど(笑)。で、植ちゃん(植田圭輔)がまとめてくれて、僕は静かに見守ってて、(小澤)廉はよくわからないことをしていて、(赤澤遼)太郎はみんなにイジられるっていう。すごく楽しいです。
- 松ステ第2弾を振り返っていただきたいのですが。前回に引き続き、今回も身体を張ってましたね。お尻を出す時間が長かったです……!
- あれは……勝手に長くした説もあります(笑)。第2弾になると、飽きられてくるのかなと思うので。リアクションがだいぶね……(お尻を)出したときの驚きがあまりないっていう(笑)。(お尻を出してる時間が)長いなって驚いていたんじゃないかな?
- 長いうえに、ゆっくり出すことにもドキドキしました(笑)。
- あははは。それもけっこう研究してて。本番中もちょこちょこ変えたんですよ。ゆっくり出すほうがいいのか、急に出すほうがいいのか。最終的には、出した状態で振り向くっていうところに落ち着いたんですけどね(笑)。
- 全体を通して、キャラクターひとりひとりが深く表現されているように感じました。
- 僕らキャストも、脚本・演出のみなさんも、第1弾より深くキャラクターを表現したいと考えていたので。喜んでいただいている声やお手紙をたくさんいただきました。お客さまにもちゃんと届けられたのかなと思います。
- キャストみんなが舞台『おそ松さん』を大好きで、観客も楽しんでいて、双方に幸せな作品ですね。
- 本当に! みんながハッピーな作品です、これは! スタッフさんからも作品への愛を感じます。僕らがやることにスタッフさんも笑ってくれるんです。だから僕らもやりがいがあるし、のびのびできるんだと思います。
- 喜劇『おそ松さん』、すでにチケットは完売しております。松ステがたくさんの人に愛される理由はそこにありそうですね。
- 僕らも自信をもってやっていますし、6つ子に関して言わせてもらうと、この6人だからできることだと思っています。6つ子愛は誰にも負けないって、みんなが思っているはず。その自信と、みなさんに楽しんでもらいたいという気持ちは6人全員が一緒だから、お客さんにもしっかり届いているのかなって。
リアルでは妹に激甘。基本的にプレゼントをねだられます
- さきほどスタジオ入りされたときに思ったのですが、カメラの前に立った瞬間に北村 諒から一松になるじゃないですか。舞台では、キャラクターに切り替わる瞬間っていつなんですか?
- 僕の場合はこの作品に限らず、舞台袖からステージに出る瞬間に切り替わりますね。袖から作りこんでいくことはあんまりないかな。出る瞬間に変わります、ピョッて。
- 舞台上ではずっと半眼&猫背なので、舞台から降りたあとにドッと疲れが出そうです。
- 僕はもともと猫背なんですけど、意識的に猫背をするってけっこう疲れるんだなって発見がありました。首と肩がめっちゃ痛くなる。眼は……半眼でいるとだんだん眠くなっていきます(笑)。
- 観劇後、兄弟っていいな、家族っていいな、とほくほくする気持ちに包まれました。北村さんご自身は長男で、年の離れた妹さんがふたりいらっしゃるんですよね。
- 妹たちとは10コくらい離れていますね。小さい頃は親心のほうが強かったけど、最近は兄と妹らしくなってきたかな? 兄としては、激甘です。基本的にプレゼントをねだられる立ち位置なので。「あれが欲しい」、「これが欲しい」、「わかったよ〜」って(笑)。一緒に買い物に行きます。
- 舞台『おそ松さん』を経て、家族観に変化はありましたか?
- もともと家族が大好きなんですけど、仕事を始めてひとり暮らしをするようになると、なかなか会わなくなるなぁって。実家は東京なので、会おうと思えばすぐ会える距離なんですけどね……。
おじいちゃんちも東京にあって、家族や親戚で集まることもあるんですよ。そこにはできるだけ参加するようにしてますし、おじいちゃんちの近くを通ったらフラッと寄るようにしてます。家族と会う時間を増やしたいな、大切にしたいなという気持ちはいっそう強くなりました。
緊急!6つ子アンケート
- 北村 諒(きたむら・りょう)
- 1991年1月25日生まれ。東京都出身。A型。主な出演作品は、舞台『弱虫ペダル』(東堂尽八役)、舞台『刀剣乱舞』(薬研藤四郎役)、ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」〜暁の調べ〜(サイ役)、『あんさんぶるスターズ! オン・ステージ』(鳴上 嵐役)、舞台「青の祓魔師」(奥村 燐役)、『七つの大罪 The STAGE』(ゴウセル役)など。
出演作品
- 喜劇『おそ松さん』
- 11月15日(木)〜11月20日(火)@日本青年館ホール
- 11月23日(金・祝)〜11月25日(日)@京都劇場
- ○千秋楽のライブビューイングが実施決定!
- 11月25日(日)17:00上映開始
- チケット 3800円(税込/全席指定)
- ※別途プレイガイド手数料がかかります
- https://osomatsusan-stage.com/6tsugo/
サイン入りポラプレゼント
今回インタビューをさせていただいた、北村 諒さんのサイン入りポラを抽選で1名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。
- 応募方法
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\#喜劇おそ松さん 千秋楽は映画館で…/#北村諒 サイン入りポラを1名様にプレゼント!
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年11月20日
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・応募〆切は11/26(月)12:00
インタビューはこちら▼https://t.co/NE5IkKCWaF pic.twitter.com/rqDKQeEUgV- 受付期間
- 2018年11月20日(火)12:00〜11月26日(月)12:00
- 当選者確定フロー
- 当選者発表日/11月27日(火)
- 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
- 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから11月27日(火)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき11月30日(金)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
- キャンペーン規約
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