環境が変わっても、人に届けることは忘れない。伊藤美来がどんなときも輝いている理由

鈴を転がしたように響く明るい声、キラキラした愛らしい瞳、周りを和ませる楽しいトーク――。伊藤美来は、会った人みんなを虜にする魅力にあふれている。

『BanG Dream!』の弦巻こころ役、『五等分の花嫁』の中野三玖役などの当たり役を得て、声優としてさらに知名度を上げた2019年。ソロアーティストとしても、ライブの映像化を実現させるなど充実した活動を展開し、活躍の場を広げている。

目まぐるしく環境が変わる中でも、彼女がつねに意識しているのが「人に届ける」ということ。

インタビューでも、1つひとつの質問に明るく一生懸命に答え、こちらに想いを届けようとしてくれる。彼女の魅力たっぷりの言葉をインタビューから受け取ってほしい。

撮影/西村康 取材・文/江尻亜由子
スタイリング/川端マイ子 ヘアメイク/大久保沙菜
衣装協力/ワンピース:AULI、スカート:EGOIST

人の役に立っているという実感が、お仕事のモチベーション

伊藤さんにとって2019年は、アニメ『BanG Dream!』や『五等分の花嫁』出演、新たな代表曲『閃きハートビート』のリリースがあったりと、知名度も人気もさらに高まった年でした。ご自身でも、成長を感じる瞬間はありましたか?
演じる役をいただいたときに、「このキャラクターだったらこう歌うな」みたいなことを考えるスピードが早くなった気がします。引き出しも増えたし、キャラクターの理解度が深まったというか。だからこそ、たくさんのことが短時間にできるようになったり、いろんなことに目を向けられるようになったかなって思います。
Twitterフォロワーも急増していて、2018年9月にフォロワー10万人だったのが、2020年1月で25万人、5月17日には30万人に(※取材は6月上旬に実施)。
不思議です……(笑)。
(笑)。フォロワーが増えたことで、意識や考え方は変わりました?
SNSに対する意識は変わりました。前は「ま、こんな感じでいっか!」っていう自撮りもバンバン載せてたんですけど、今は「30万人が見てるんだ……」って思うとドキドキしちゃって(笑)。いろんな方が見てくださるからこそ、適当な自撮りは載せられない! いいものを載せたい!って考えるようになりました。
自分を応援してくれる人が増えた、と感じる瞬間もあります?
そうですね。たくさんファンレターをいただくようになって。ブログとかTwitter、Instagramとかでも、コメントをたくさんもらえるようになりました。「こんなに私が出た作品を観てくれている人がいるんだ!」と感じます。

去年はお仕事でニューヨークに行く機会があって。まず、ニューヨークに行きますって言われたときに、「え、私が行って、ニューヨークの方はわかるんですか?」って思ってたんですけど(笑)。行ったらすごくたくさんの現地の方々がトークショーに足を運んでくださって。日本のアニメのスゴさを感じて、とてもうれしいなと思いました。
向こうのファンの反応って?
すごくアメリカンな反応をしてくれました。「フゥー!」「ワオ!」「イェーイ!」みたいな(笑)。ハイテンションで、こちらのテンションも上がって楽しかったですね。
そのように状況が変わっても、変わらずに意識し続けていることはありますか?
「人に届ける」というところは、歌でもお芝居でもずっと変わらないかな、と思います。私が関わった作品を観て、楽しかったとかキャラクターに癒やされたとか、「みっくの歌を聴いたら元気が出た」みたいに言ってもらえるのが、すごくうれしくて。

だって、そんなことを言ってもらえるなんて、普通に生きていたらなかなかないじゃないですか。作品を受け取る方だけでなく、作ってる中で監督さんとかに「いいものが撮れたよ!」って言ってもらえるのも、すごくうれしくて。

そうやって人のためになれたらいいなっていうのが、すごくあるんです。人の役に立ててるんだって実感できるのが、仕事のモチベーションになってますね。
作品でいうと、アニメ『五等分の花嫁』で伊藤さんの知名度がさらに上がったのではと思います。反響を受け取って、どのように感じましたか?
たしかに手紙でもコメントでも、この『五等分の花嫁』の三玖っていうキャラクターで初めて(伊藤さんのことを)知ったよ、って言ってくださる方がすごく多くて。あとはキャラクターが好きで、そこから初めて声優さんを調べたって言ってくださる方もいたり。

すごくうれしいですし、大人気の原作なので、作品の力も本当に大きいなと改めて感じています。まだまだ2期もあるので、「こんなに愛されてる作品なんだから、私ももっと気合い入れなきゃ!」っていう、いい意味でのプレッシャーにもなっていると思います。
5つ子の声優が豪華すぎるとも話題になりましたが(他の4人は花澤香菜さん、竹達彩奈さん、佐倉綾音さん、水瀬いのりさん)、みなさんとのアフレコで楽しかったことや、勉強になったことはありますか?
すごく活躍されている役者さんばかりで、私が年齢的にもキャリア的にもいちばん下っていう状態だったので、本当に学ぶことがたくさんあって。みなさんすごくかわいがってくださって、いろいろお話してくれたんです。とってもいい雰囲気の現場で、恵まれてるなって思いました。
そんなにいい雰囲気だったんですね。
アフレコではしっかりスイッチを切り替えて、待ち時間ではそれぞれごはんを食べたり好きなことをしたり、みたいな。まとまるときはちゃんとまとまる、本当の姉妹みたいな空気感がありました。その中にいられることが本当に幸せだなって、いつも思っていましたね。
緊張したりはしませんでした?
めちゃめちゃしました! 最初はガチガチで、震えてる姿を隠しきれてなくて(笑)。でも、(一花役の)花澤さんが声をかけてくださったり、(上杉風太郎役の)松岡(禎丞)さんが「大丈夫だよ」って言ってくださったり。他のキャストのみなさんも、心配して話しかけてくださったんです。本当にやさしくて、また2期のアフレコでみなさんとご一緒できるのが楽しみです!

冷凍保存されちゃう!? 極寒の中、MV撮影に大奮闘

6月17日には7thシングル『孤高の光 Lonely dark』がリリースされます。アニメ『プランダラ』第2クールのオープニング曲で、第1クールのオープニングも伊藤さんが歌う『Plunderer』でしたが、2クール連続で担当できると聞いたときの気持ちは?
2クール続けてオープニングを担当させていただくのは初めてだったので、すごく光栄だなと思いました。うれしいのと同時に、1クール目と2クール目との違いを出さなきゃいけないなと思って、いろいろ考えましたね。
前回の『Plunderer』と比べると、今回はかなりカッコよさが増している印象を受けましたが、制作側からは、楽曲のイメージなどどのように説明されました?
第1クールはコメディとシリアスな場面のギャップがあって、楽しくもちょっとつらいところもあるストーリーだったんですが、第2クールではより一層シリアスになっていくということで。オープニングも、より切なさや孤独感を強めたものにしていきましょう、という感じでした。
レコーディング中、歌っていて楽しかったところは?
もう全体的に、難しくて大変だったっていう記憶がいちばんで(笑)。その中でも楽しかったところは、Aメロの「涙はもう 涸れ果てた」のメロディ。歌っていて気持ちがいいので、けっこう勢いよく声を出して歌っていました。

プリプロ(レコーディング前の練習)の日も、「ここのパート好きです!」っていうのを全開で出してたら、「Aメロからやりすぎです」って言われて(笑)。結果、ちょっと落としながら、全体のバランスを考えていくような感じになりました。
伊藤さんのレコーディングは、いつもしっかり歌を指導してもらいながら進めるとおっしゃっていましたが、今回受けたディレクションで印象的だったものはありますか?
サビの最後「信じて」は、ファルセットと地声を混ぜて、「信じて」の中だけでも使い分けているんです。「し・ん・じ・て」って4文字しかないのに、その中でファルセットと地声でって!(笑)「難しいこと言うなぁ」って思いました(笑)。

あとは、後ろの楽器も落ち着いた感じになっている落ちサビで、「新月」っていう言葉が歌詞の中に出てくるから「雅(みやび)な感じで歌ってください」と言われて、「急に日本!!」って(笑)。
(笑)。
言わんとしてることはわかるんです。「雅!」って美しい感じでなめらかに歌うんだなっていうのは伝わったんですけど。でもタイトルが『Lonely dark』なのに、急に日本だ……って思ったのは印象深いですね。……いや、すごくわかりやすかったです!(笑)
普段の伊藤さんは明るくかわいい印象が強いので、こういう曲ではギャップがあってとてもカッコいいです。どんなことを意識して歌っているのでしょうか?
私は声質も高めだし、歌い方でカッコよくっていうのは難しいなと思ってて。どうやったらカッコよさが出るか考えたときに、今回は孤独感を表現しようと、ちょっとちぢこまってるようなイメージで歌ってみたんです。そうしたら「今回はAメロもBメロも、はっきりと声を押し出して歌うほうが説得力が出るよ」って言っていただいて。

結果、めちゃめちゃはっきり声を出して歌ってます。それがカッコよく聞こえる感じになってよかったなって思いました。
MVもアンニュイな表情で素敵でした。どのようなイメージで撮影したんですか?
楽曲がクールめだから笑顔じゃないほうがいいね、とは話していて。湖の奥の、雑木林みたいなところで撮影したんですよね。冬だったので、ちょっと枯れてる感じで。そのさみしい感じとか、朝の湖畔の冷たい感じが画に表れたらいいなあと話していました。

あとは、「孤高の光」を月に見立てたMVになっていて、月の光に憧れる少女のお話というストーリーがあるんです。それを頭の隅に置きながら観ていただくと楽しいんじゃないかなと思います。
湖畔のシーンは早朝の撮影だったんですか?
そうなんです。夜中の3時くらいからメイクを始めて、移動して朝5時に撮影開始、みたいな感じでした。冬の朝だから、極寒で。こんなに寒いのは生きてて久しぶり!っていうくらい寒かったです。
撮影していて印象的だったシーンがあれば教えてください。
いっぱいあるんですけど、バスタブでの撮影が印象的です。バスタブの中にドライアイスを入れて、髪とかも濡らしたりして、極寒の中、「このまま冷凍保存されるんじゃないかな!?」っていうくらい冷たい空気に浸りながら歌ってたので。
室内での撮影も寒かったんですね……。
めちゃめちゃ寒かったです!! 気温も低いし、裸足だし、服も「通気性抜群!」みたいな素材で(笑)。寒すぎて、もう途中で面白くなってきてました(笑)。そんな中で、さみしい感じをイメージしたリップシンクをすごくがんばったので、観てほしいなと思います!

気持ちが落ち込んでも、最悪の事態まで想像すれば大丈夫!

カップリングの『Sweet Bitter Sweet Days』は女の子の心情を描いた楽曲ですが、レコーディングで印象的だったことは?
『孤高の光』はタイアップということもあって、しっかり世界観を作り上げて、細かく細かく、緻密に時間をかけて作っていったんですけど、カップリングは「1回好きなように歌ってみていいよ」と言われたのが記憶に残ってます。

自分の気持ちいいところでファルセットにして、ここはがんばって地声にしたいなっていうところは地声にして。それで、「こんな感じでいいですか?」ってディスカッションしたり。
伊藤さんが好きな感じで歌ったものが採用されたところが多かった?
多かったですね。すごく歌いやすかったです。リズムがはねてコロコロっとしてる感じの曲で、歌詞も等身大で、年齢的にも共感できる部分がたくさんあって。ニコニコで歌ってました(笑)。
女子が「わかるわかる!」となりそうな部分がいっぱいの歌詞ですが、伊藤さんがとくに共感したフレーズというと?
けっこうずっと共感してたかも。サビとかはずっと「わー、わかるわかる!」って。ホントに女子って物理的にも忙しいし、心もいつも忙しいじゃないですか。そういう女子の描き方がかわいいなって思いつつ。

私もお仕事させてもらっている中で、いろいろ考えたり悩んだり、でもちっちゃいことでハッピーになったりすることがあるので、「ハートはいつも渋滞 クラクション鳴りっぱなし」とか、すごくよくわかるなって思いました。

いちばんいいなって思ったのは、最後の「だってルーティンな日々も 一度きりでしょ? がんばるゾ」っていうところ。毎日同じ場所に通っている方とかは、仕事も通勤もルーティンになりがちなのかなと思うんです。だから忘れちゃいがちだけど、その日はもう一生来ない1日だから大事にしよう、がんばるぞ!って気づかせてくれる素敵な歌詞だと思いました。
忙しい日々を自分なりにがんばっていこう、という前向きさが感じられる歌詞ですね。伊藤さんは忙しいときや落ち込んだとき、この歌のように前向きに切り替えられるタイプ?
「切り替えなきゃ!」って思って、無理やり切り替えることが多いと思います。それこそごはんを食べたり、甘いものを食べたりして。最近は、笑うのもいいのかなって、バラエティ番組とかお笑い芸人さんのYouTubeを観て、切り替えるようにしてます。
仕事で壁が立ちはだかったときも、すぐに切り替えられます?
そう……ですね。壁が見えたときって、どうしたらいいんだろうって考える時間がすごく多いじゃないですか。

でも私は、落ち込むときは底辺まで落ち込んで、「ムリムリムリ!!」みたいなところまで行ってから、「これ以上は落ち込めないから、落ち込むのをあきらめよう」みたいになって(笑)、そこから「やるしかないな!」って前向きに考えるようにしてます。
あえて底辺まで持っていく、と。
沈んだときは、最悪のところまで想像するんですよ。極端に「人生終わりだ」みたいなところまで想像したら、それ以上にひどいことって起きないから。「ま、いっか。これ以上悲しいことはない! あとは上がっていくだけ!」って切り替えられるんです。
なるほど。では、カップリング曲のお話に戻りますね。「一番早いコは もうウェディングドレス試着済み」という歌詞に、「羨ましい 素直に そう告げたら これから出逢えるなんていいじゃんって」と続きますが、伊藤さんは初めてこの歌詞を見たときにどのように思われました?
私にも歌詞の通り、ドレスを試着して……というより、本当に着て式を挙げた友達がいて。実際、「わあ、いいな。キレイだな」ってうらやましくも思うので、「わかるわかる!」っていう気持ちで読みました。
そうだったんですね。伊藤さんは憧れの結婚式とかってあります?
あります、あります! 私も結婚するなら和装よりウェディングドレスがいいなって思ってて。盛大な披露宴とかより、こじんまりしたチャペルみたいなところで、家族とお世話になった方だけで、みたいなのがいいなって思います。
なかなか具体的ですね(笑)。
昔から、妄想力はすごくはたらくので。
身近でお友達が結婚してたら、考えちゃいますよね。
見てるだけで幸せな気持ちになるし、友達のことも「幸せそうでよかったな」って思うし。でもそれを本人に伝えると、「これから大変になるんだから!」みたいに言うんです(笑)。

なるほど、今のこちらの状況のほうが自由なこともたくさんあるよね。なるほど、ないものねだりだね、みたいになりますね(笑)。
まさに「ないものねだりは 私もみんなもおそろい」という歌詞どおり(笑)。でもこの歌詞は、そういう伊藤さんの状況を伝えて書いてもらったわけではないんですよね?
全然!「スゴい、私の脳みそが見えてたのかな?」って。……私の考えてたことが見えてた、か。脳みそ見ても何もないですよね(笑)。

今は「ザ・女の子!」みたいな子に憧れています

楽曲でもアニメでもいろいろな女の子を表現されていますが、伊藤さんがこうなりたい!と思う「理想の女の子像」ってどういうものですか?
うーん、女子力があって、守ってあげたくなるような子に憧れます。昔は「パーフェクトウーマン!」みたいな、なんでもできるカッコいい人に憧れてたんですけど。それもカッコいいけど、今は「ザ・女の子!」みたいな子に憧れます。
何がきっかけで変わったんですか?
なんでだろう……。でも、やわらかい感じの女性を街中で見たときに「かわいいなあ」って。
でも、伊藤さんもすでに「守ってあげたくなるような女の子」そのままのような……?
いやいや。私はペラペラおしゃべりだし(笑)。おしとやかでふんわり、不思議ちゃん、天然、みたいな女の子がかわいいなと思って、アニメとかを観ていても、そういうキャラクターに惹かれるんです。
では、理想に近づくために、伊藤さんが心がけていることやがんばっていることは?
えーっと…(笑)、なんだろう。「素敵になるためにやっていること」ですよね? あ、インスタ見てます! こうやったらおしゃれな写真が撮れるんだ、とか、全身の写真を撮るときは斜め下を向くんだ、とか(笑)。インスタをおしゃれにするのが目標です!
身近に、伊藤さんの理想を体現している人っています?
うちの母が天然系なんですよね。ふわっとしてて、たまに突拍子もないことを言ったりとか。でも明るくていつもニコニコしてるんです。
お母様の天然エピソードで印象的なものはありますか?
いい人すぎて、訪問販売とかで、すぐにいろいろ買っちゃうんですよ。空気清浄機の訪問販売をされて、素直なので「わぁ、普通のところじゃ売ってないんだ!」って思っちゃって、いったん契約をしたんですって(笑)。

そうしたら父が「なんで訪問販売で買っちゃったの?」「普通の電気屋で売ってるのと、何が違うの?」みたいに言って。一生懸命に説明するんですけど、それでもお父さんがあんまり納得しなかったら、泣きながら「だって、みんなが吸う空気、キレイにしたいじゃない!」って(笑)。

それでお父さんも「うん、そうだよね」って何も言えなくて、今もその清浄機を使ってるみたいなんですけど……。これ、言ったらお母さんに怒られるかな(笑)。

ライブが映像化されるのは、アーティストとして認められた証

5月27日に、初のライブBlu-ray『ITO MIKU 5th Live Miku's Adventures 2019 〜PopSkip Life〜』が発売されました。「ライブを映像作品にすることが目標だった」とツイートされていましたが、ライブをすることだけでなく、映像にすることが目標だったのはなぜですか?
5th LIVEで初めてのBlu-rayって、ちょっと遅いのかなって思う方もいるかもしれないんですけど、映像化するには人も必要だし、ライブ自体のクオリティも必要だし、物理的に必要なことがたくさんあって。

それぐらい手間をかけなきゃ作れないものだから、映像化は、アーティストとしてレーベルの方々から認めてもらえた、みたいなイメージがあったんです。それで、ずっと目標にしていました。
そもそもライブは、伊藤さんにとってどんな場所なのでしょう。
伝えたいことを直接伝えられる場所ですね。MCもできるし、CDよりもダイレクトに世界観や感情を伝えられると思うので。ライブをやることで初めて楽曲が完成する、みたいな。

お客さんに聴いてもらって、その反応を見て「こんな感じの楽曲だよね。そうだよね」って答え合わせができるイメージもあります。
やはりここでも、伊藤さんの中では「届ける」ことが最終形なんですね。
そうですね。だから「ライブが楽しかった」「いい時間だった」って言ってもらえたら、すぐに「またライブやりたい!」って思います。
ステイホーム中でなかなかファンの方々と会えない時期も、Twitterでリプライ企画をされたりと、みなさんを大切にしている印象があります。
ファンの方々と接すると、めちゃめちゃ元気をもらえるんです。そもそも私のモチベーションもそこなので、逆にそれがないと、つらくなっちゃう。そのくらい、応援してくれてる方の存在が糧になってるんです。だから「褒美をください!」みたいな感じですね(笑)。
では、ファンのみなさんに会えないこともあり、リプライ企画をしようと思った?
そうですね。みんなの様子を見たかったので、「みんな元気!?」みたいな感じで(笑)。たくさんの方が参加してくださって、うれしかったです。ほっこりしました。
リプライ企画で印象的だったことは?
その時間帯だけですけど、日本のTwitterトレンド1位になって……驚きました! 日本で1位になるくらいたくさんの方々が私のことを考えてくれたのが、不思議だけど感動しました。「変なの…!」って思いました(笑)。
言い方がかわいすぎる…!(笑)みなさんに音声を伝えたいです。
正直、「1位なんておかしいじゃん!?」って思ったけど(笑)、待っててくれる方がこんなにいるんだって自信になったし、うれしかったです。私もがんばろうって、すごく糧になりましたね。
では「早く伊藤さんに会いたい!」と思っているファンに向けて、メッセージをお願いします!
私もすごく会いたいです!

ステイホーム期間が明けても、まだまだ気持ちが沈んだり、大変なこともたくさんあると思うんですけど、少しでも近くに感じてもらえるように、それこそLINE LIVEとかTwitterだったり、SNSもがんばって更新していけたらなって。

新曲についても、少しでもみなさんの気持ちが紛れたらいいなと思っているので。今度はファンの方も私もパワーアップした状態で会えるといいなと思ってます。体作りとか、がんばります!

みっくをもっと知りたい!「一問一答」コーナー

「自分らしく」。人と比べるより、自分らしくいるほうがいいかなって思ってます。
秋! 誕生日があるから(笑)。気候もいいし。
『不思議の国のアリス』が好きです。子どもの頃から大好きで、大人になってから読んで、より好きになりました。世界観も楽しいですし、ちょっとダークな感じ、闇っぽい感じも含めて、すごく好きですね。今でもたまに読みますし、映画も観ました。
「お腹すいたー」(笑)。

あまりに言いすぎて、本当はすいてないのに、癖で「お腹すいた」って言ってるときがあって。よくないなあって思いました(笑)。
ちなみに今は?
今は、まあまあすいてます。さっき食べたんですけど、消化がよくて(笑)。
チャームポイントは…足首! 私自身が足首フェチなんですけど、自分で見てもきゅっとしてて、いいんじゃないかな!と思ってます(照)。
なんだろう…。よく寝る!
『あつまれ どうぶつの森』です。がんばって手に入れられたので、ずっとやってます。「島クリエイター」っていって、島の地形から変えられるんですけど、あえてのところに崖とか滝を作ってみたりして、自然豊かな島にしてます。
ちょっとした筋トレ。今まで筋トレしたいなんて思ったこともなかったんですけど、あまりにも運動しないので、ヨガマットを買って、筋トレとかピラティスの5分くらいの動画を観ながらやっています。

今はまだ、「なんとなく腹筋ついたかなー、ちょっと硬くなった……かな?」みたいな感じですけど(笑)。長期的にやったら、成果も目に見えてくるかなと思います。
迷うー! お寿司とか焼肉とか大好きなんですけど、最後に食べるならミートソーススパゲティがいいかな。どうしても食べたくて食べたくてしょうがなくなるときがあるんですよ。「これ食べないとダメだ! これ以外考えられない」みたいな。最後の日にも、その症状が出るかもしれないので(笑)。
ミートソーススパゲティを食べるときのこだわりポイントは?
ソースは決まってます。「青の洞窟」のソース! ゆでたパスタに普通にかけるんじゃなくて……って、「そもそもソース作らないんかい!」って話ですよね(笑)。

私はいつも麺をゆでたあと、フライパンにオリーブオイルをひいてパスタとソースを入れて、たくさんの粉チーズとちょっとのタバスコを混ぜて炒めるんです。めっちゃおいしいんですよ!
リアルなやつしか思いつかない。レーシックとか(笑)。

あとは、お取り寄せですごく高い食品を注文したいです。カニ1匹とか、お肉の塊とか。
カニ1匹が届いたら、どうやって食べますか?
普通にゆでて食べます! でも、(手を広げながら)こんなに大きいですよね。どうやってゆでるんだろう?(笑)
伊藤美来(いとう・みく)
1996年10月12日生まれ。東京都出身。O型。2012年に声優オーディションに合格。ゲーム『アイドルマスターミリオンライブ』(七尾百合子役)で声優デビューを果たしたあと、2014年の『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』(宇佐美奈々子役)でTVアニメ初主演。主な出演作に、『BanG Dream!』(弦巻こころ役)、『五等分の花嫁』(中野三玖役)など。

CD情報

7th Single「孤高の光 Lonely dark」
2020年6月17日(水)リリース!

左からDVD付き限定盤、通常盤。

DVD付き限定盤[CD+DVD]
¥1,800(税抜)
通常盤[CD]
¥1,200(税抜)

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、伊藤美来さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
受付期間
2020年6月27日(土)12:00〜7月3日(金)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/7月6日(月)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから7月6日(月)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき7月9日(木)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
  • 複数回応募されても当選確率は上がりません。
  • 賞品発送先は日本国内のみです。
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