
私は私、誰にどう見られたって関係ない。滝沢カレンに聞く「夢を叶える方法」

滝沢カレン、26歳。ウクライナ人の父と、日本人の母のもとに生まれた。小さい頃からファッションに関心があり、モデルという職業に憧れを抱いていた。
美しい顔立ちと抜群のスタイルの持ち主を、芸能事務所が放っておくはずがない。中学生の頃にスカウトされてモデルデビューし、今に至る。
しかし滝沢の名を広く知らしめたのは、その独特な言語感覚と、「生まれも育ちも日本なのに日本語が苦手」というキャラクターだった。口を開くたび、爆笑の渦が巻く。
バラエティ番組を席巻する一方、どうしてみんなが笑うのか理解できない部分もあった。しかしそれが「laugh」ではなく「smile」だと受け止められるようになったことで、彼女の戸惑いは消えていった。
「今は、みんなが笑顔になっているのを見るのがうれしいんです」
スタイリング/平みなみ ヘアメイク/chisa
衣装協力/イエロータンクトップ(スタニングルアー/スタニングルアー 青山店 Tel. 03-6418-4783)、デニムジャケット(DIESEL/ディーゼル ジャパン Tel. 03-5468-1455)、パンツ(PINKO/ピンコ ジャパン Tel. 03-5778-9861)
その他 スタイリスト私物

自分が出演した番組のオンエアは観ない派です!
- モデルとして活躍しながらバラエティ番組にも引っ張りだこの滝沢さん。『グータンヌーボ2』でMCのお仕事に挑戦してみて、いかがですか?
- 予想通りの展開でした。
- 予想通り?
- 私もよく妄想するので。長谷川京子さん、田中みな実さん、西野七瀬さん、そして私の4人が集まるとこうなるんだろうなっていうのはわかっていました。
- MCは楽しめていますか?
- MCは大好きです。もう本当に大好きです。
プライベートでも、友だちに質問するのが好き。誰かに何かを聞かれるのは好きじゃなくて。友だちといるときも全部私が聞いてます。 - オンエアを観てどうでしたか?
- オンエアは観てません。私はあまり自分の番組を観ないんです。外国の映画とかが好きだから、時間があったらそっちを観たいなと思っちゃう。
自分が出てるテレビ番組で、私が気にしちゃうところがあるとするならば、「髪型がイヤだな」とかそういうことかな。 - 自分のMCについては気にならないですか? 映像で客観的に観ることで反省したりとか。
- 現場でもう体験してることなので。ああ、ここはダメだったな……とか、ここはよかったなっていう部分は自分でわかっているし。
それに自分が生で感じたキラキラした思い出のままでいたくて。映像を観ちゃうと、せっかくその場で体験したことを忘れちゃいそうな気がするので、ちゃんと新鮮なままがいいんです。 - 『グータンヌーボ2』では毎回MCのひとりがロケに行って、その映像をスタジオでみんなで観るわけですよね。
- そのときは、「あ、変なところでまばたきしちゃったな」とか、「この洋服、もうちょっと肩を落として着たほうがよかったな」とか。見た目ばっかり気になっちゃいますね(笑)。


同じ番組に2回出られることのうれしさを知った
- 仕事の向き合い方で大切にしていることはありますか?
- 意識してること? 初めて会う人に挨拶をしっかりするっていうのは、当たり前すぎるくらい当たり前のことじゃないですか? うーん……(しばし考え込む)。
すごく忙しい時期に窮屈な時間で受けた仕事があって、本当に申し訳ないくらいにバタバタな感じだったんです。その収録後にスタッフの方が、「ずっとカレンちゃんに出てほしかったんです」「カレンちゃんを選んで本当によかったです」と言ってくれて。
その瞬間に、すごく忙しかったことがパーって一気に飛んじゃって、きょう何してたっけ?って思うくらいすっかり忘れちゃったんです。 - 記憶が飛ぶくらいうれしかったんですね。
- 「カレンちゃんと仕事したかった」って言葉をぶつけられるのが、すごくうれしかった。その言葉を聞いてから、いつも求めてもらえる人でいたい、って思うようになりました。
- 仕事に対する向き合い方が変わった瞬間ですね。
- 失礼な話、最初はテレビってただ椅子に座ってそこにいるだけっていうか、お休みのような感覚でいちゃったんですけど(笑)。
それが今は感覚が変わって、楽しいプラス、スタッフさんに喜んでもらいたいっていう気持ちが出てきました。
今までは同じ番組に2回出られることのうれしさを知らなかったんですけど、それを知りました。今では、やったー!ってうれしくなります。 - 仕事をするうえで大切にしてることを教えてもらいましたが、逆に「これは絶対にしない!」と決めてることはありますか?
- 食べないとか?
- 食べないと決めているなら。
- 食べてますけど(笑)。
- 食べてるんですね(笑)。じゃあ、たとえば仕事を受けるときに決めてるマイルールみたいなものは……。
- 私、あんまり自分の感情にとどめを刺したくないんです。これはしないって思っていても、しちゃう人なんです。
- すみません、この質問自体が無粋でしたね……。ルールは設けず自由にやっていく。
- そうですね。だから何も考えないようにしてます。

大の読書家。だけど1冊を読み終えるのに3年かかる
- 滝沢さんのInstagramはフォロワー数が140万人を超え、大きな注目を集めています。写真だけをアップする人も多い中、長めの文章を投稿されてますよね。
- あれはもう自分の中の小説、本のような気持ちで1ページ、1ページ書いてるので。気まぐれな本になってますけど(笑)。
- 書く時間を決めてるんですか?
- 決めてません。自分の感情を生でお届けしたいので。
- ひとつ書くのにけっこうな時間をかけているのかなと思うんですが。
- 書くことが本当に好きで止まらなく書けちゃうので、ひとつ書くのに5分とか10分くらいで全部書けちゃう。
でも、書いてる途中で「これじゃない!」と思ったら全部消しちゃうし、書いてる途中に「お仕事です!」って呼ばれたら、1回消して、ゼロからまた書きます。今は自分の思うことを言いたいっていうのが強いから、1回消してでも書き直したいんです、それは。 - いつ頃から今の形式になったんですか?
- Instagramを始めたばかりのときは、自分でもどうやってやるかわからなかったんだけど、ある日、字の制限がないと知って。「こんなに書いていいんだ!」とうれしくなっちゃって、書くようになりました。
- もともと文章を書くことが好きだったんですか?
- ずっと好きでした。小学校のときにいちばん好きな授業は作文だったし、小さい頃から自分で絵本を書いたりしていたから。もちろん本を読むのも好きだし。小説が好きです。
- 1ヶ月に何冊くらい読むんですか?
- 1冊を読むのに3年ぐらいかかっちゃうんです。
- 3年?
- なんで3年かかるかって思うと、私、5〜6冊を同時に読むんですね。欲しい本をパッて買って、同時に読んで、物語をぐちゃぐちゃにさせて主人公を入れ替えるんです。
今はその読み方が止められなくて、きょうは『ふくわらい』(西 加奈子著)、あしたは『秘密』(東野圭吾著)っていう感じでいろんなものを読んでると、「えっと……この主人公は何だったっけ?」って頭の中がぐちゃぐちゃになる。そのうちにまた1個の物語ができたりするんです。 - そういう楽しみ方もあるんですね(笑)。
- そうそう、あるんです(笑)。

Instagramは見た目を褒められる場所じゃない
- Instagramの投稿への反響も大きいですよね。コメントもたくさんついていますし。
- みなさんのコメント、全部見てます。DMも全部見てます。本当です。
- コメントを読むと、やっぱりうれしいですか?
- うれしいですけど、「可愛い」とか「おもしろい」って言われるよりも、私の文に返事してもらうときのコメントを――私は花とか宝石を残してくれるって言ってるんですけど――花や宝石を残してくれるほうがうれしい。
- 写真よりも文章についてコメントをもらったほうがうれしい?
- はい。インスタは見た目を褒められる場所じゃないと思ってるので。
「僕はこれをこう思ったんですけど、カレンさんはこう思ったんですね」とか、「私はこう思ってました。だけどカレンさんの考えもいいなって思いました」っていうコメントが好き。ちゃんと読んでくれてるっていうことだから。 - Instagramは自分らしくいられる大事な場所ですか?
- 大事な場所ですね。居間の住人たちも黙って見てくれてるから。私の本当の家族のように、いつも座布団を敷いて待っててくれるような人たちなので、すごく安心してます。
- 気が休まる場所なんですね。
- それもどうなんだって感じなんですけど(笑)。それも理解してコメントをくれる方もいるし、「何かまた壮大なことを企んでるんですか?」っていうコメントもいただいて、わかってるなあと。本当にすっばらしい人たちが集まってくれてる居間です。
横澤夏子さんの本当の面白さは、私にしかわからない
- 今後プライベートで何か挑戦したいことはありますか?
- 横澤夏子さんが大好きなので、横澤夏子さんとの時間をもっと作りたいです。
- 『グータンヌーボ2』にもゲストとして登場されていましたね。
- あれだけじゃ足りないんです。本当に、私との出会いから横澤さんにはずっと爆笑させてもらってます。今ここにたとえば横澤さんがいたら、10時間くらい笑っていられるくらい本当に好きなので、横澤夏子さんをもっと笑顔にさせたい。私はまだ笑顔にしかしてもらってないので。
- 滝沢さんも笑顔にしていると思いますけど(笑)。
- 横澤さんとのあいだの壁を取ることがプライベートの目標です。
- まだ壁があるんですか?(笑)横澤さんの魅力はたくさんあると思うんですけど、いちばんの魅力はどこですか?
- テレビに出てない面白さっていうのが、本当に素晴らしくて。やっぱり本当の横澤夏子さんは、私にしかわからないと思うんです。もちろん、テレビでも最高に面白いんですけど。
- カメラがまわっていないところでも面白い?
- 本当に面白い。私の言葉をすべて包んでくれるし、私にしか見せない素の顔なのかもしれないけど、あの人は計り知れないと思います。本当に、私の人生に爆笑を与えてくれた人。
- でも、まだ自宅に呼んだことがないんですよね?
- まだです。横澤さんのことは大好きなんですけど、私、疑い心がめちゃくちゃ厚いんです。
もし私がお風呂に入ってるあいだに部屋の中をうろうろしていたらどうしようとか、眠そうな顔をしてたらどうしようとか思うと、お風呂に入れなくなっちゃう。
私の大親友にサチコという女がいて、その女が私の家に泊まれる唯一の人。で、サチコにいちばん近いところにいるのが横澤さんです。 - なるほど。では、時間ができたら横澤さんと何をしたいですか?
- はとバスツアーがいいですね。あの人、はとバスが大好きだから。
- 一緒に?
- あの人、ひとりで。
- 一緒に行かないんですか?
- 私、はとバスに乗ったことがないので。あと、さくらんぼ狩りとか行きたいです。
- 横澤さんはさくらんぼが好きなんですか?
- あの人、桃が超好きです。だから桃狩りに行きたいと思います。

夢を叶えたいなら、大きい口を叩いちゃえ!
- では、仕事面で挑戦したいことはありますか?
- 私が今思ったのは、新しい道を進みたいということ。誰かが通った道を通りたくなくて、たとえば「第二の滝沢カレン」とか言われるのも好きじゃないです。
- 第二の……?
- あ、違うかも(笑)。自分の道を自分で作りたいなって思ったので、そこをすごく大事にしたくて。
- 今まで人がやらなかったことをしていきたいということ?
- はい。書くことも好きなので、いつか絵本も出したいし、もっともっとおじいちゃんに……あ、いや、おばあちゃんか(笑)。おばあちゃんになったら自分の生活の本を出したいなって思うから、思い出もちゃんと忘れないようにしないと、と思ってます。
あと私、ヒューマンビートボックスができるんですけど、ヒューマンビートボックスをもうちょっと活かせる女になりたいと思ってて。今はとある壮大な仕事が動いてるので、ヒューマンビートボックスにすぐ熱を入れることはできないんですけど、ヒューマンビートボックスもできて踊れるとか、モデルなのにそれもできるの?っていう女になりたいです。 - 歌も即興で作れますしね。
- はい。そういう他の人がしたことがないことをしたい。っていうわけじゃないんですけど(笑)。
- っていうわけじゃないんですか?(笑)滝沢さんはクリエイティブな方面に興味があるんですね。
- 頭をぐにょぐにょさせるのが好きなので、そういうことができたらいいなと思ってます。
- 最後に、夢をたくさん叶えている滝沢さんに、夢を叶えるための方法を教えていただきたいです。
- 難しい質問ですねぇ……。私の心は、人の夢に口を出すのがすごく苦手で(笑)。
私、自分の大きな夢をずっと語ってる人がすごく好きなんですよ。それを聞いていたいから、やっぱりいろんな人に言ったりすることは大切だと思います。私もサチコや横澤さんには言っています。
誰にどう見られたって関係ない。叶っても叶わなくても言葉にする勇気って本当に大切だと思う。大きい口を叩いちゃえ!っていう感じです。

ガールズトーク Q&A

- Mrs. GREEN APPLEさんと、當山みれいさん。

- 私は男に合わせたくない。自分らしい服がいちばん好きです。その日の気分で決めます。でも、男には絶対に合わせません。

- 小3のときに好きになった男。めちゃめちゃ足の速いガキ大将でした。足も速いし頭もいいし、私をいじめてくるし。「いじめてくるってことは好きってことよ」ってママに言われて、そしたら気になっちゃった(笑)。

- 鼻です。全人類の鼻が気になる。男だからとかじゃなくて、女も鼻でけっこう決めちゃいます。大きすぎてもイヤだし小っちゃすぎてもイヤなんです。鼻くそとかついてたらもうダメですね。好みの鼻は、その人の顔に合った鼻です。
- 滝沢カレン(たきざわ・かれん)
- 1992年5月13日、東京都生まれ。AB型。父がウクライナ人で母が日本人のハーフ。渋谷でスカウトされ事務所に所属。2008年、雑誌『SEVENTEEN』(集英社)のモデルオーディション「ミスセブンティーン2008」でグランプリ受賞。同誌の専属モデルとして活動スタート。現在は雑誌『JJ』(光文社)の専属モデルに。『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)、『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)など多方面でも活躍中。
番組情報
- 『グータンヌーボ2』
- 毎週火曜 深夜0:25〜0:55に関西テレビにて放送
- 毎週水曜 午前10:00からカンテレドーガ、TVer ほかにて配信
- https://www.ktv.jp/nouveau2/
サイン入りポラプレゼント
今回インタビューをさせていただいた、滝沢カレンさんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。
- 応募方法
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— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年3月25日
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・応募〆切は3/31(日)18:00
インタビューはこちら▼https://t.co/Qs40Yl2U04 pic.twitter.com/665PcfoOB2- 受付期間
- 2019年3月25日(月)18:00〜3月31日(日)18:00
- 当選者確定フロー
- 当選者発表日/4月1日(月)
- 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
- 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから4月1日(月)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき4月4日(木)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
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