東方神起ダンサーズの新たなキーパーソン! KENZO MASUDAが開拓する、ダンサーの新たなカタチ
東方神起にとって過去最多の公演数(全国10ヶ所、33公演)を記録したライブツアー「東方神起 LIVE TOUR 2018 〜TOMORROW〜」。そんな彼らのライブを語る上で欠かせないのが「東方神起ダンサーズ」だ。個々にスキル、キャリアのあるダンサーたちが、東方神起の持つ魅力をさらに引き立てている。
GEN-Zと共に「東方神起 LIVE TOUR 2017 〜Begin Again〜」から「東方神起ダンサーズ」に加入したKENZO MASUDA。ダンスエンターテインメントグループ・GANMIに所属する彼が、ダンスを通じて養ってきた芯の強さと視野の広さは、25歳という若さからは想像できないほど確固たるものだった。
撮影/TMFM 取材・文/Yacheemi デザイン/Creative Industry
- KENZO MASUDA(けんぞう ますだ)
- ダンスクルー「GANMI」に所属。東方神起をはじめ、SMAPや関ジャニ∞などのツアーにバックアップダンサーとして参加。また、梅棒第5回公演『風桶』や第6回公演『GLOVER』に出演、ミュージカル刀剣乱舞『真剣乱舞祭』にアンサンブルダンサーとして出演するなど、さまざまなシーンで活躍している。
「東方神起ダンサーズ」の一員になって強まった思い
- 東方神起ダンサーズになったきっかけを教えてください。
- 梅棒(※1)の舞台で共演したRUIくん(※2)からオーディションの話をいただきました。その前からメンバーの方たちと顔見知りではあったんですけど、密に話す機会はあまりなかったです。
- ※1 ストーリー性のある演劇的な世界観をジャズダンスとJ-POPで創り上げる、エンターテインメント集団。劇場公演からテレビドラマやMVの演出や振り付けなど、幅広く活動している。
※2 「東方神起 LIVE TOUR 〜Begin Again〜 Special Edition in NISSAN STADIUM」(2018年)まで参加。これまでに、CHEMISTRYや加藤ミリヤ、山下智久などのバックアップダンサーも務めている。また、振付師としても活躍中。 - それまで、バックアップダンサーの仕事の経験はありましたか?
- 初めて参加したツアーがSMAPの「Mr.S -SAIKOU DE SAIKOU NO CONCERT TOUR-」(2014年)で、関ジャニ∞の「関ジャニ∞リサイタル 真夏の俺らは罪なヤツ」(2016年)にも参加させていただきました。ツアー以外にメディアの仕事もやっていましたね。
- 一員になってみていかがですか?
- 長く一緒にやってきているチームに新しく入るということでプレッシャーもスゴかったですが、東方神起ダンサーズとしてステージに立っている先輩方の姿勢がすごく熱くて、心を打たれました。情熱的でカッコいいし、ワクワクというよりも「頑張ろう」という思いが強かったです。
- すでに完成されているチームに入るのは大変だったと思います。
- 最初は、正直怖くて(笑)。たくさん飲みに行ったり、話したりして、(距離は)縮まったんじゃないかな…と、自分では思っています! GEN-Zとふたりで振り付けを確認しながら、必死に食らい付いていきました。
- 今回のツアーは2回目の参加でしたがいかがでしたか?
- 東方神起ダンサーズとして踊ることができて、めちゃくちゃ楽しいです! ちゃんと情熱を持ってステージに立つことってすごく大事なことだと思うんですよ。ステージは神聖な場所だし、どんな立場であれ、ステージに立つからには見に来たお客さんがひとりでもいれば楽しませなくちゃいけないんじゃないかな、と。そういう思いが、東方神起ダンサーズの一員になったことでより強くなりました。暑苦しいくらいの熱量で踊っている先輩方と一緒にチームとして踊ることができてうれしいです。
- 先輩から何かアドバイスはありましたか?
- 東方神起ダンサーズがどうやって今に至ったかの経緯を聞かせてもらいました。あとは、細かい気配りなど、人として、プロダンサーとしての立ち居振る舞いについてのアドバイスや、歴代のメンバーについて教えてくれました。
SONNYさんは、東方神起のスタッフさんの紹介や、ドームの客席ツアーをしてくれましたね。本番当日の空いた時間に、ステージから1番離れている席までふたりで行って「スゴいですね」って(笑)。自分は日本大学藝術学部演劇学科を卒業しているんですけど、そこでスタッフがやる作業も少しやっていたことがあるので、スタッフさんと話すのも好きなんです。 - 世代を超えてスタッフさんやメンバー同士の交流ができているんですね!
- どういう気持ちでリハーサルをしてステージに立っているかを知ったうえで参加することができました。何も知らずにいたら、また思いも違ったと思います。
あと僕の場合、さらにメンバーの皆さんとは違うジャンルというか…接点が少ないほうだと思うんですよ。東方神起ダンサーズに参加したおかげで話せるようになった先輩ばかりで、楽しいです。 - 今回インタビューに参加されている他の3人の印象を教えてください。
- 同期で、最初は頼れるのが彼だけだったんです。年下だし、やっぱりまだ20歳だな、と思うようなかわいいところもあるんですけど、ダンスがうまくて、先輩たちに引けを取らない。踊っているときのカッコよさがスゴい。年下ながらにすごく尊敬しています。良き弟みたいな(笑)。
- カッコいい! 男らしくて、こんなにカッコよくて、まっすぐな人って今どきいないんじゃないかなって。腹筋はバキバキに割れているし(笑)。たとえば、振り付けを間違えたときでさえ男らしいんですよ。「間違えた! クッソー!」って(笑)。それでさらに練習に励む…みたいな。カッコいいんです! 気配りもできるし、普段の立ち居振る舞いから学ぶことが多いです。
- 入る前から知っていて、イベントでもよく一緒になることが多かったんです。もともと知っているということもあって接しやすいし、すごく優しいです。しっかりしているんだけど、ユーモアもあって。メンバーの中では若手なんですけど、僕にとっては頼れる先輩です! 優しくて本当に良い人だな〜って。何かあるたびに声を掛けてくれるし、話しやすいです。
東方神起のふたりは「人類として素晴らしい」
- 実際に東方神起のおふたりとお会いした感想は?
- 初めて東方神起のおふたりに会ったのは『Reboot』のMV撮影だったんですけど、GEN-Zと一緒に本人の代わりにリハーサルに入って、あとで振り付けを教えたので、本人と接する時間が長かったんです。初めておふたりを見たときは「カッコいい! すてき!」って思いました(笑)。人類として見ても素晴らしいな、と!
- 人類として!(笑)。すてきな表現ですね。
- 「こんなにカッコいい人たちなんだ〜!」って。背も高いし、イケメンだし…。接した感じもすごく謙虚で。僕たち年下に対しても、すごく丁寧に接してくれました。振り付けを教える立場としてすごくやりやすかったです! スゴいふたりなのに、こんなに優しくて謙虚なんだって驚きました。
- 入ったばかりで、いきなり振り入れ担当とは大役でしたね!
- そうなんですよ。最初はビクビクしていたんですけど、なんとか無事に終えられました。
- 東方神起の楽曲で思い入れがあるのは何ですか?
- 他のメンバーのインタビューを読んで、自分は何かずっと考えていたんですよ。決められないし、聴いているとどの曲も好きになっちゃって(笑)。でも、まずはオーディションで踊った『Humanoids』ですね。ツアーでは、振り入れしてもらった部分は踊らなかったんですが、ステージ下で一緒に踊りながら先輩たちの勇姿を見ていました!
あとは『Reboot』。メンバーに決まってから初めて振り入れしていただいた曲ですし、おふたりの思いが込もった熱い曲だな、と! - やっぱり、オーディションで踊った曲は思い入れがあるんですね!
- 「東方神起 LIVE TOUR 2018 〜TOMORROW〜」の企画として行われた、DANCE WORKSHOPのときも、投票で決まった高校生がステージで踊る曲が『Reboot』だったんです。久しぶりに聴いて、体が勝手に動きました。あれだけ踊っていたから体が覚えていましたね。
- ワークショップの感想もぜひ教えてください。
- ただただ楽しかったです! 東方神起の楽曲の振り付けを教える機会ってなかなかないことなので、面白いワークショップでした。「東方神起ダンサーズ」という肩書きを背負って教えるというのは誇らしいことでしたね。
目指すのは“ダンサー”ではなく“ダンスアーティスト”
- ダンスを始めたのはいつからですか?
- 5歳からです。習い事で始めたのでやらされている感覚があったし、生徒が女の子ばかりで…ダンスが大嫌いだったんですよ(笑)。途中で先生が代わって、当時の最先端のダンススタイルになってから、しっくり来て「楽しいな〜!」と思うようになりました。それからスタイリッシュなダンスにハマり始めました。それで今まで続いていますね。
- ということは、もうダンス歴20年なんですね!
- そういうことになりますね。いろいろな先生のナンバー作品に参加しながら、「X’RATED CREW」というチームでも活動していました。そのときのメンバーのYUTAが、アメリカのロサンゼルスで開催されている「VIBE Dance Competition」に挑戦したいと言って、新しく組んだチームが「GANMI」です。
- なるほど。「GANMI」がどんなグループですか?
- 総勢17人のダンスクルーです。これまでにワンマンライブを3回やって、年々規模も大きくなって1000人動員するまでになりました。今は、クラウドファンディングを使って、47都道府県を回り全国1万人に無料ダンスライブを届けようというプロジェクト「#JG計画」を進めています。
- ダンサーでは前代未聞の試みですよね?
- たぶん初めてだと思います。チームが単独で無料ライブをやるというのはこれまでなかったかな?
- 「GANMI」の目指すダンスクルーの形とは何でしょうか?
- “アーティスト”になることですね。表に出ている人たちと同じように、ダンサーもいちアーティストになることを目標、夢に活動しています。
- “ダンサー”と“ダンスアーティスト”にはどういった違いがあるのでしょうか?
- バックアップダンサーは、アーティストの一歩後ろで踊り、支える…まさにバックアップする存在なので、純粋にダンスだけを見てもらえる機会が少ないと思っているんです。フェスに出させていただいたことがあるんですよ。そういうふうに、いろいろなアーティストが集うステージで、同じように自分たちダンサーもアーティストとしてパフォーマンスをするということをイメージしてもらえればわかると思います。ダンスをひとつのアートとして皆さんに見てほしいんです!
- 素晴らしいです! 単独ライブでは、ダンスだけを長時間見せることになると思いますが、どういった工夫をされていますか?
- 「s**t kingz(シットキングス)」(※)さんがやっているような単独公演は、ひとつの物語を2時間で見せるような構成になっていると思うんですけど、僕たちは“ライブ”というものに重点を置くようにしています。アーティストのライブのようにお客さんが「イェーイ!」って言えるようなものを作ろう、と。
前回やったライブは、「GANMI学園」というコンセプトで、学校の中で起きるさまざまなものをダンスで見せていきました。たとえば、数学や音楽、英語など、授業ごとに音楽を替えて踊るんです。「GANMI」は、エンターテインメント性が強いコミカルなダンスが多いんですけど、ダンスそのものの力を感じてもらえるようなショーを見せたり、最後はお客さんも一緒に手をたたいて参加できるような曲にしたり、アンコールを用意して、MCもやって…。いわゆるライブといわれるものをダンサーがやっています。 - shoji、kazuki、NOPPO、Oguriからなるダンス界のパイオニア的パフォーマンスチーム。東方神起やAAA、Nissy(AAA)、三浦大知、Da-iCEなど、数多くのアーティストの振り付けを担当、バックアップダンサーとしても活躍している。また、ダンサーとしてフェスに出演するなど活躍の場を広げている。単独公演『The Library』(2018年)は約2万5000人の動員を記録した。
- それをすでに3回開催しているんですよね。回を重ねるごとに手応えは感じましたか?
- 初めてのライブのときは、お客さん全員が僕たちを見に来てくれているという状況がスゴいと思ったし、歓声もすごくて楽しかったです。1回目は中学生から大学生までが見に来てくれることが多かったんですけど、回を重ねるごとにお客さんの年齢層が広がったような気がします。
いろいろな人にダンスを知ってもらって、ダンスで未来を明るくしていきたい
- ダンサーがダンサーに向けてパフォーマンスすることが主流の中で、幅広い世代の方が見に来てくれることってなかなかないですよね。多くの人が「GANMI」に引きつけられる理由は何だと思いますか?
- 「GANMI」が「VIBE Dance Competition XXI」(2016年)で優勝したネタは、朝起きてから急いで家を出るまでの5〜10分くらいをダンスにしたんですけど、ダンスをやっていない人からも「面白い!」と言ってもらえて、いろいろな人に見てもらえたんです。日常を表現した内容にしたことで一般の人にも広がったきっかけになったと思います。
他にも、JR山手線各駅の発車ベル音で踊っていくという「#山手線チャレンジ」を、「GANMI」のメンバー3人がやってバズったこともありました。「ダンサーじゃない人にもダンスを楽しんでもらおう」ということをモットーに活動していますね。
- KENZOさんは「GANMI」の作品作りをするうえで、どういった役割を担っていますか?
- ディレクターでもあるSota Kawashimaは、いろいろなアイデアが出てくる人なんですよ。それをまとめつつ、彼が作ったものを一歩引いて見てアドバイスするのが好きですね。大学の授業で演技をしていたこともあったので、女装したり、学校の先生を演じたり、ライブではセリフがある役回りをしています。今までのダンサーにはなかった部分を担っているのかな。
- いろいろな役割を担える人が集まったクルーなんですね。
- みんないろいろなことができちゃうんですよ! デザインをやったり、動画編集をしたり。カメラマンもいますし。「GANMI」は全員役割があって、ファンクラブやホームページ、SNSの運営、事務処理などもメンバーがやっています。
- それはもう、ほぼ会社組織ですね!
- そうですね(笑)。人数が多い分、役割を分担していろいろなプロジェクトを同時に進めています。
- 個人で描いているダンサーのビジョンはありますか?
- いろいろなことに挑戦するのが好きなので、歌やストレートプレー(台詞に音楽などを用いない会話劇)など、いろいろなこともやって、吸収して、ダンスで表現できたらいいな、と思います。反対に、ダンサーとして得たものをまた別の分野でも発揮できたらいいな、と思っています。すごく大きなことを言うと、今までいなかったようなジャンルを担う人物になりたいです。“新しい人”みたいな。
「GANMI」でもしっかり世に出ていきたいし、いろいろな人にダンスを知ってもらいたいです。物心ついたときからずっとダンスがあったので、ダンスは特別な存在なんです。これからもステージに立って未来を明るくしていきたいです!
サイン入りチェキプレゼント
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- 応募方法
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— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年3月25日
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- 2019年3月25日(月)16:00〜3月31日(日)16:00
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