『ギャングース』撮影時は、共演者に自らタメ語のお願い

それこそ、現在公開中の映画『プリンシパル 〜恋する私はヒロインですか?〜』で共演された小瀧 望(ジャニーズWEST)さん、黒島結菜さんは役柄の関係だけでなく、実際に同級生でしたが、そのほうがかえってコミュニケーションのハードルが高い?(笑)
いや、ふたりとはすごく仲がいいですよ!(笑) そういう状況自体、めったにないことで貴重な経験でしたし。
おふたりとは最初に「敬語ではなくお互いにタメ語で」と申し合わせて、意識的に距離を縮めたそうですね?
はい。やっぱり人見知りなので、そうしないと撮影が終わっちゃいますし(笑)。
以前、『トリガール!』で間宮さんにお話をうかがった際は「『下の名前で呼んで』と言っても真宙はなかなか呼んでくれない」とボヤいてましたが(笑)。
いやぁ、難しいですよね…(苦笑)。僕、基本的に最初に呼び方が決まると、それを崩すのがすごく苦手なんです。それは仲が良くなろうが、どんなに距離が縮まろうが。女性に対してはとくに「苗字+さん」が基本で、ずっと変わらないですし。
余計なお世話ですが、いつか好きな女性ができたとき、どうやって距離を詰めていくのか、「下の名前+ちゃん」で呼ぶことができるようになるのかと心配に…。
そこは大丈夫…だと思います(笑)。うん、そこはちゃんとしなきゃいけないところですから! あ、そういえば、少し前まで映画『ギャングース』の撮影をしていたんですけど…。
人気漫画を原作に、入江 悠監督が裏社会の実態を描いた作品ですね?
そこで渡辺大知さん(黒猫チェルシー)と加藤 諒さんとご一緒させていただいたんです。おふたりとは6歳ほど離れているんですけど、映画の中では家族のように一緒に育ってきたという設定なんです。だから、今回に関しては僕のほうからお願いして、普段から敬語ではなくタメ語でお話させていただくようにしたんです。
高杉さんからそんな提案を!
すごく新鮮な経験でした。でも実際にそうしてみると、違和感がなくて、それはおふたりのおかげが大きいんですけど。そこで役になれた感覚があって、楽しかったです。
『ギャングース』は、『プリンシパル』、『世界でいちばん長い写真』、『虹色デイズ』に続いて今年中に公開ですね。『渇き。』以来ともいえる、久々にバイオレンスで犯罪的なニオイのする作品です。
ここまでハードな作品はなかなか出会う機会がないので、楽しんでやらせていただきました。しかも、青春の泥臭い感じもあって。僕にとって『渇き。』はおとぎ話というか、バイオレンスな怖い絵本のような作品なんですね。
現実を描きつつもぶっ飛んでいて…言い得て妙ですね!
一方で、この『ギャングース』はもう少し、現実に軸足がある感じですかね? どんな作品に仕上がるのか、すごく楽しみです。

声優、舞台への挑戦。2018年は“恐怖”が大きい

高杉さんの2018年の挑戦はまだまだこれだけでは終わりません。昨年、実写映画でヒットを記録した『君の膵臓をたべたい』の劇場版アニメで【僕】の声を担当することが決定。さらに、11月には久々の舞台出演で、宮藤官九郎さん作で劇団☆新感線による『メタルマクベス disc3』への出演も発表されました!
いやぁ、そうなんです…。
現時点で情報もほとんどないですから、具体的に言えることは少ないかと思いますが…。
今年は本当に、役を演じるということだけではない“恐怖”がすごく大きいんですよね。
別の恐怖?
役を演じることに関しては、毎回、緊張や不安、恐怖はあるんですけど、単に役を演じるという以前に、「宮藤さんの脚本で新感線さんの舞台に出演すること」「声優をやらせていただくこと」という恐怖が重くのしかかっていて…(苦笑)。
チャレンジそのものへの恐怖ですね?
いまは不安しかないです。憂鬱です…。
またネガティブワードが…(笑)。
「どうしたらいいんだろう?」とか「うまくいかなかったら…」という考えがずっと渦巻いてます(苦笑)。ただ、やっぱり考えても仕方ないし、不安や恐怖を頭の片隅に抱きつつ、どこかでそういう考えすべてを放棄して、目の前のことをやっていく――それしかないんだなと半分、あきらめてます(笑)。
人気も注目も増す一方ですし、世間における高杉真宙という存在も確実に変化しています。一方で、ご自身について「何も変わらない」とおっしゃいます。意識的に変わらずにあろうとしているんでしょうか? それとも純粋な実感なのでしょうか?
意識的…なんですかね? これも言葉でうまく説明できるかわからないんですけど…。どんなに周りの方々がほめてくださっても、そこで自分が何か変わるということはないんですよね。逆にものすごく批判されたり、けなされたとしても、そこですごく落ち込むってこともないと思います。
周囲からのさまざまな評判に左右されない?
そうですね。成長であれ、問題であれ、自分のことは自分で考えて、解決していくしかないし、周りの声で何かを変えるということがないんです。
先ほどの映画賞に関する話と重なるかもしれませんが、他人の評価ではなく、ご自身の中で何か“自信”を持てるようなことはありますか?
それはいまのところ、ないんですよね(苦笑)。新しい作品に入るたびに不安だし、終わっても手応えはないし…。余裕を持って何かに臨むってことがほとんどないですからね。でも自分はそうやって、目の前のことに一生懸命向き合っていくしかないのかなと思っています。
昨年から今年にかけて、お仕事でタイと香港に行かれました。普段と異なる環境に身を置いて、刺激を受けたり、旅の楽しさに目覚めたりは…?
こんな短期間に連続で海外に行くことがなかったんですけど、海外って自分が思っているよりも気軽に行ける場所なんだなというのを強く感じましたね。仕事で行かせてもらってるので「気軽に」と言うのも変ですけど(笑)。
それまでは海外に行くというのは…。
怖いって感覚があったんですよね。言葉が通じない、知らない土地を訪れることに対して。でも行ってみると、普段見ているものと景色がまったく違って、それだけで違う世界が開けてくるんだなと。
もし、インドア派を脱して長期休暇で海外に行くなら、次はどちらに?
友達がニュージーランドに行ったと言っていて。ニュージーランドは、アジアとは全然違う自然が広がっていそうで、すごくうらやましいなぁと思ったので、行ってみたいですね。
高杉真宙(たかすぎ・まひろ)
1996年7月4日生まれ。福岡県出身。A型。2009年に俳優デビュー。2013年の『仮面ライダー鎧武/ガイム』(テレビ朝日系)で注目を集める。2015年のドラマ『明日もきっと、おいしいご飯〜銀のスプーン〜』(東海テレビ)で昼ドラ史上、男性最年少で主演を務め、2016年の『闇狩人』で舞台単独初主演。2017年はドラマ『セトウツミ』に加え、映画は『トリガール!』、『散歩する侵略者』、『逆光の頃』など6本が公開。2018年も映画『世界でいちばん長い写真』、『ギャングース』、『虹色デイズ』などの公開が控えるほか、秋公開の劇場アニメーション『君の膵臓をたべたい』、11月上演の劇団☆新感線の舞台『メタルマクベス disc3』など話題作への出演が続く。

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、高杉真宙さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
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受付期間
2018年4月3日(火)12:00〜4月9日(月)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/4月10日(火)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから4月10日(火)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき4月13日(金)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
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