メディア初登場! 登録者数200万人に迫る19歳YouTuber・桐崎栄二の反骨心

19歳にしてチャンネル登録者は200万人までもう少しという勢いを見せる。メディアの取材を受けるのはこれが初めてだが、さすがと言うべきか緊張した様子も見せず、普段の投稿動画と同じように、やや早口でこちらの質問に答えていく。溺愛する妹や、祖父母へのドッキリなど、石川県で暮らす家族との日常を独特の目線で切り取った動画が高い人気を集めているYouTuber・桐崎栄二。動画投稿を始めたきっかけから、意外な反骨心まで、知られざるその素顔に迫る!

撮影/祭貴義道 取材・文/黒豆直樹 制作/iD inc.
ヘアメイク/ヌマ☆ヌマ

小学3年生から見ていたYouTube。好きだったジャンルは?

今回、7月14日〜8月15日まで開催されていた「はじめてのYouTuber展」への出演のために上京されたとうかがいました。
そうです。昨日(※取材日の前日)、着いたんですが、約5カ月ぶりの東京です。イベントとかでだいたい年に3〜4回はこっちに来てるかな…?
基本的に活動は地元で…?
はい。基本、ずっと石川県です。
今回は、そんな桐崎さんのこれまでの歩みをうかがっていきたいと思います。現在18歳ですが(※取材が行われたのは8月中旬)、小さい頃はどんなお子さんでしたか?
いまの活動に関連した話で言うと、小3の頃にはもうYouTubeを見てましたね。
小学生のときに、すでにYouTubeがあったんですね。
ありました。『遊☆戯☆王』とか『デュエル・マスターズ』が大好きで、カードを開封する様子を映した動画があって、それをよく見てました。あと、もともと商品紹介の動画やCMが大好きな子どもだったんですよ。
商品紹介というと、テレビショッピングなどの?
そうです。『ジャパネットたかた』とか。わざわざ早起きして、テレビで延々と見てました(笑)。それがある日、YouTubeでも商品紹介の動画があることに気づいて…。ジェットダイスケさんという方が、顔を出して商品紹介をしてるのを見て、そんなのあるんだ! ってドハマりしました。
動画や商品紹介のCM以外で、子どもの頃に好きだったことやハマっていたこと、熱中したことなどはありますか?
何をやってたかな…? スポーツは中学の3年間、野球部でベンチを温め続けましたね。あとは子どもの頃からドラマが好きで、NHKの大河ドラマから月9までたくさん見てました。
学校ではクラスの中心にいるようなタイプでしたか?
いや、中心ではないですね。中間かな…? 引っ張るというよりは、誰かにくっついていくほうでしたね。ただ、動画は好きだったので「HIKAKINさん、マジ面白いぞ」とか、周りに勧めたりしてました。
学生時代から目立ちたがり屋の気質はあった?
なくはないですね。高校の文化祭でバンドをやったりもしたし。動画の投稿も、動画が大好きってこともあるけど、目立ちたいって気持ちもなかったわけじゃないんでしょうね。

溺愛中の妹がもしお嫁に行ってしまったら…どうする!?

動画には常に家族が登場しますが、昔から仲がいいんですか?
家族とはずっと仲がいいですね。
とくに妹さんへの溺愛ぶりはすさまじいですが…。
小さい頃からずっと、妹のことを構って、構って、いじめて…(笑)。小学生が好きな女の子をいじめたりするでしょ? あれですね。
その対象が同級生の女の子じゃなく、妹に…(笑)。年齢はいくつ離れているんですか?
2歳です。小さい頃からずっと一緒で、いつも僕が構いたくてしょうがなくて(笑)。
桐崎さん自身は、妹さんへの愛情が異常なほどだと自覚はしている…?
もちろん、異常ですよ、僕は(笑)。妹に彼氏がいても、その彼氏よりも自分のほうが妹のことをずっと好きだって自信があります。
妹さんに初めて彼氏ができたときは…。
どうだったかなぁ。まあ…ガッカリしましたよね、ホント…。
文字だと伝わらないかもしれませんが、ものすごいテンションが下がってます!(笑) もしも、妹さんが結婚するなんてことになったら…。
泣きますよ。というか、お嫁になんて行かせないですね。
父親ですか!(笑) 結婚式で、“お父さんへの手紙”じゃなくて“兄への手紙”を読んでほしいですね。
それは読んでほしい!(笑)
いま、妹さんに動画出演のギャラは支払っているんですか?
いや、ギャラは払ってないけど、たまにお小遣いはあげてますね。あとは、欲しいものがあれば買ってあげますけど。
「兄貴、これ買って!」とお願いされたら…。
そりゃ買いますよ(笑)。
妹さんのほうは、桐崎さんのことをどう思ってるんですか?
よく言ってるのは「邪魔」「めんどくさい」「早く家から出てってほしい」ですね(笑)。
なかなか厳しいですね(笑)。家族だけでなく、桐崎さんの彼女まで一緒に動画に登場したこともありましたが、おふたりとも抵抗はなかったんですか?
抵抗はなかったですね。もう別れちゃったんで、お互いの黒歴史にはなりましたが…(苦笑)。

ヤンチャネタを投稿していたニコニコ動画時代

少年時代、そして動画投稿をするようになった経緯に話を戻しますと、ジェットダイスケさんの商品紹介の動画を見てハマって…。
当時はYouTuberなんて言葉もなくて「YouTubeの人」って言ってましたね。顔出しする人もめずらしくて、自分も憧れて、マネしようと親が持っていたハンディカムで商品紹介の動画を撮ったんですよ。ただ、どうやって投稿したらいいのかわからなくて。結局、アップはしなかったんですけど。
したかったけど、できなかったんですね。初めて実際に投稿をしたのは?
中2のときですね。そのときはYouTubeではなく、ニコニコ動画でした。そのころは、杉崎竜壱さんという人が投稿していた、自転車をパクられて、なぜか視聴者に「おまえらのせいだ。ふざけんな!」ってブチキレてる動画が大好きで。自分もこれをやってみようと思って、アップしました。
顔を出して?
最初はサングラスをかけてましたね。
視聴者の反応は?
アンチがメチャクチャ多かったです(笑)。当時はニコ動にアップして、それをYouTubeにも転載してたんですけど、批判ばっかり浴びて、チャンネルを全部、消しちゃったんですよ。
嫌になって?
気分でですね(笑)。それで、中3の4月にもう一度始めようと思って、さっきの杉崎竜壱さんの名前をパクって桐崎栄二という名前で活動を始めました。
そこから正式に桐崎栄二として活動をスタートしたんですね。細かいですが、“きりさき”ではなく“きりざき”と濁るのは、理由があるんですか?
とくにないです(笑)。たまたまですね。
当初の動画の内容は?
これ、言っていいのかな…(笑)。ほかのYouTuberに噛みついたり、あとは視聴者に向かって「おまえらのせいで財布が盗まれた!」とか言ってみたり…。
実験や「○○してみた」ではなく、ひとりでしゃべる芸風で?
はい。当時はとにかく評価が低かったですね…(笑)。
心が折れませんでしたか?
むしろ、当時はそういう反応が楽しかったですね。それで再生回数が上がるのがうれしかった。
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