仕事や恋に思い悩む――山本美月が『東京アリス』で体現する26歳のリアルライフ

人気コミックをドラマ化した『東京アリス』(Amazonプライム・ビデオで配信中)で、恋や仕事に奔走するヒロインを等身大で演じている山本美月。ドラマの中でキュートなファッションに身を包み、表情豊かに躍動する姿は、「少女漫画から抜け出してきたみたい」という表現がピッタリ。こう形容して違和感のない女優はそういるものではないが、華やかで甘いイメージと裏腹に、じつは内省的で堅実な一面も。ギャップが魅力のその素顔に迫る。

撮影/川野結李歌 取材・文/新田理恵 制作/iD inc.

ふうは、偏見をくつがえす「かわいいオタク」

ドラマ『東京アリス』は、山本さん演じる主人公・有栖川ふうをはじめ、代官山のシェアハウスで暮らす仲良し4人組の恋愛や仕事模様を描きます。登場人物のファッションもそれぞれ個性があって、まさに女の子の好きなエッセンスがいっぱい詰まった作品。ふうはなによりもお買いものが大好きという設定ですが、山本さんと共通点はありますか?
まず、漫画が好きなところですかね。ふうちゃんはジブリ作品が大好き。オシャレも好きで、漫画もアニメも好きでっていう部分にはすごく共感できるなと思っています。なんだか昔は世間的に「オタク=清潔感がない」みたいな偏見があったじゃないですか。ふうちゃんはそういう偏見をくつがえす「かわいいオタク」だなと思っています。
ふうは「恋より買いもの」という女性で、恋愛偏差値は低いけれども上司の奥薗慎二(大谷亮平)や同僚の小田桐 瞬(白石隼也)など、男性を引きつける無邪気な魅力があります。演じるうえで気をつけたことはありますか?
ふうちゃんは原作でも表情の変化がとてもかわいい女性という印象だったので、なるべく動きをつけようと思っていました。手の動きをつけてみたり、子どものように表情をコロコロ変えられたらいいなと思って。
とても自然でかわいらしかったです。
そういう動きの多さって、漫画で見ると普通ですけど、実写でやると少しイタくなってしまうことがあるので、そのあたりは監督と相談しつつ、調整しながら演じていました。
最初はクールでイヤな感じだった“アイスマン”の異名を持つ奥薗と、ふうの社内恋愛もドラマの見どころのひとつです。演じていて難しかったところは?
撮影の都合で、後半のほうを先に撮っていたんです。最初はずっと奥薗さんが優しかったので、後から“アイスマン”の部分を撮ったときは、悲しかったというか(笑)。大谷さんも、一度優しくしちゃっているから顔が優しくなりがちで、監督から「“アイスマン”だからもう少し冷たく!」って言われていました。
それはやりづらそうですね…。撮影期間はどのくらいだったのですか?
私はマイペースでずっとニコニコしていればよかったんですけど、奥薗さんは難しかったと思います。撮影は、1カ月半ぐらいで12話分を撮るという、けっこう怒濤のスケジュールでした。

同い年だと気を遣う!? 憧れるのは年上とのデート

山本さんご自身は、奥薗のような年上男性と、小田桐のような同世代の男性、理想のパートナーとしてはどちらを選びますか?
憧れるのは、たぶん上司のほうだと思います。いろいろお店とかも知っていそうで、頼りになるだろうなって。年が近い人だと、どういうふうにしたらいいかとか、ちょっとわからなくないですか?
と、言うと…?
私がお店を決めて予約してもいいのかな…とか、相手に「ここは払うよ」って言われても、「え! 私、払います払います!」とか、そういうやりとりがすごく大変そうだなと思って(笑)。年上だったら、そんなに気を遣わずに少し甘えられるのかなって思うんです。
たしかに、同い年くらいだと逆に気を遣うかも…。山本さんはけっこう、人に気を遣ってしまうほうなんですね。
そうですね。気を遣っちゃうほうだと思います。
では、ドラマみたいに女友達4人でシェアハウスとか、実生活ではあり得ない?
実生活で人と暮らすのは無理だと思います、私は。ふうたちみたいに、小さい頃からすっごく仲が良い相手とだったら大丈夫だと思うんですけど。
山本さんも漫画やアニメが大好きだということで、人と群れるより、ひとりでも大好きな世界で楽しめる人という印象があります。
それで合ってると思います(笑)。大人数でご飯に行くことも、そんなにないです。
ひとりで外食も平気なタイプですか?
ひとりで外でご飯を食べるのは得意じゃないので、基本、家でひとりで食べます。そんなにすごいものは作らないですけど、自炊しています。

恋愛や仕事の悩み…現場では女子トークで盛り上がる!

駆け出しの漫画家・羽田みずほ(トリンドル玲奈)、お嬢様の円城寺さゆり(朝比奈 彩)、クールな医者の桜川理央(高橋メアリージュン)と、ふうの親友3人もそれぞれ個性的です。この中で、山本さんが一番仲良くなれそうなタイプは?
円城寺かなぁ…。すごくお金持ちだからか、あのぶっ飛んだ感じが自分と真逆すぎるので、一緒にいて楽かもしれないと思います。高校時代に、すごくお金持ちの友達がいて。みんなすごくいい人っていうイメージがあるんです。
勝手なイメージですが、生まれながらに豊かに育つと、すくすくと優しい子になりそう…。
そうなんです、優しい子が多いんです。あと、「円城寺ファーム」(さゆりが付き合っているボーイフレンドたちを“飼っている牛”にたとえている)の話を聞くのとか楽しそう(笑)。それに、なんだか怒られなさそう、私のダメな部分とか(笑)。
若手女優4人が集まった撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
みんなマイペースですね。たぶん、その中で一番気を配ってくれているのがメアちゃん(高橋)で、彩は緊張していて、玲奈はふわふわしていて…みんな独特で面白いです。
女子トークで盛り上がったりも?
すんごい女子トークでいっぱいでした!
一番盛り上がった話題はなんですか?
やっぱり恋愛トークですかね。あと、玲奈と私は年齢が同じなので、仕事の悩みとかも似ていて。同い年くらいの子って、やっぱり同じ悩みを持ってるんだなっていうことがすごく新鮮でした。
20代後半って、仕事やこれからのライフプランについて、いろいろ思い悩む時期なのかなと思います。山本さんにも、そういった悩みが?
ありますね。「やっぱり趣味を持ってるって大事だよね」みたいなことを思いました。25、26歳って、一般的にも転職を考えたりする年齢で、仕事に悩みやすい時期じゃないですか。まんまと私もその悩みにハマってしまって。でも悩んでばかりじゃダメだなと思ったんです。自分の趣味とかにちゃんと時間を割こうと思って、時間を作るようにしています。
仕事での悩みというのは、具体的にどういうことだったのですか?
具体的に言葉にするのは難しいのですが、思い描いていた26歳の理想の立ち位置にはまだ到達できていないなと思うので…。理想と現状のズレみたいな部分で悩んだりしますね。
もっと前を目指すための、ポジティブな悩みという感じですかね。
そうですね。たまには後ろを見るのもアリだと思うんですけど、後ろを見たところで、あんまりいいことがないんです。
ネガティブな気持ちを引きずらないためにも、趣味で切り替えるのは大事ですね。
現場での人間関係とか、人間ですから絶対に上手くいかないこともあるじゃないですか。あと、「あのシーン、もう少しこうできたのに…」みたいな反省とか、私はけっこう家に帰ってからも引きずるタイプなんです。でも玲奈は「家に悩みを持ち込まない」って言っていたので、スゴいなと思いました。メリハリがつけられてるんだなって感心しましたね。
今、ハマっている趣味はありますか?
私は「神アニメ」を見つけると、すごく幸せになります。素晴らしいアニメを見ていると、細かいことはいいやという気持ちになるんです。
「このアニメがいいよ」みたいな情報は、普段どこから仕入れるんですか?
人から薦められたり、たまたま見つけたり…。あと、好きなアニメーション制作会社の作品だとか、「この声優さんがやってるから見てみよう」「キャラクターデザインがこの人だから見てみよう」とか、作り手側の情報から選ぶことが多いです。見てみて、それが当たりだったら嬉しいですね。

ガチャガチャは買えるけど、電子レンジと炊飯器は…!?

ふうは買いものがやめられない女性ですが、山本さんがついつい買ってしまうものはありますか?
私、ガチャガチャ(カプセルトイ)が好きで(笑)。ガチャガチャに使うお金は、もったいないと思わないんです。
1回にいくらぐらい使うのですか?
3000、4000円使ったことがあります、ダイバーシティ(東京)で。ダイバーシティって、いろんなガチャガチャがいっぱいあるんですよ!
最近、訪日外国人にもカプセルトイは人気ですよね。
成田空港に行くといっぱいあるって聞いたので、海外から来た人はめちゃくちゃ嬉しいだろうなって思います。あれ1個でお土産になりますからね。海外でも作ってくれたらいいのに。小銭って両替ができないから、ガチャガチャで使えるとすごくいいと思う。
では、今一番買いたいものは?
なんだろう…電子レンジと炊飯器! 上京してきてから、ずっと同じものを使ってるんです。19歳の頃からなので、もう7、8年。なかなか大きいものを「買おう!」って思えなくて、買い替えられないでいるんです。
小さなカプセルトイは買えるけれど…なんだかわかる気がします(笑)。『東京アリス』の配信も後半になり、佳境に入ってきました。山本さんから見た後半の見どころを教えてください。
前半は明るくてかわいいテイストだったんですけど、後半はみんなが抱えている悩みみたいなものが出てくる場面が多くなります。出演者のみなさんのお芝居に注目していただきたいですね。それぞれに悩みがあって、それぞれの感情にすごくフィーチャーされていくので、そこも楽しみにしていただきたいです。
山本美月(やまもと・みづき)
1991年7月18日生まれ。福岡県出身。O型。2009年、第1回「東京スーパーモデルコンテスト」でグランプリを獲得し、『CanCam』(小学館)で専属モデルとして活動を開始。2011年、TVドラマ『幸せになろうよ』(フジテレビ系)で女優デビュー。2012年、映画『桐島、部活やめるってよ』で注目を集める。以降ドラマ、映画、CMと幅広く活躍。主な出演作に、映画『女子ーズ』、『東京PRウーマン』、『貞子vs伽椰子』、『少女』、『ピーチガール』など。TVドラマでは『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』、『嘘の戦争』(ともにフジテレビ系)などがある。待機作は映画『去年の冬、きみと別れ』(2018年3月公開予定)など。

出演作品

Amazonオリジナル「東京アリス」
配信:Amazonプライム・ビデオ
原作:稚野鳥子「東京アリス」(講談社Kissコミックス)
出演:山本美月 トリンドル玲奈 朝比奈 彩 高橋メアリージュン ほか
監督:瀬田なつき(『PARKS』)、菊地健雄(『ディアーディアー』)
製作・著作 ファインエンターテイメント
【公式Twitterアカウント】@tokyoalice0825
【公式Instagram】@tokyoalice_drama

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、山本美月さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
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受付期間
2017年9月25日(月)12:00〜10月1日(日)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/10月2日(月)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し) のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから10月2日(月)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき10月5日(木)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
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