サウナマン第一話「訪問」 〜男はサウナで雑念にまみれる。

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三浪しても、
留年しても、
彼女がいなくても、
酒ばっか飲んでても、
仕事が見つからなくても、
大丈夫。とりあえず、サウナ行こう。

 
…これは、実在するひとりの“アラサーダメ男”が、サウナの助けを借りながら人生の一歩を踏み出すまでの物語。進むようで進まない、成長するようで成長しない、読んでるほうはじれったい。でもサウナだけは、いつだって彼の味方。

そんな“サウナのある人生模様”を、『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』の映画化決定でも話題の漫画家、宮川サトシさんによる連載でお送りします。

 
 
☆漫画のモデルになった“ダメ男”こと、サウナマンよりメッセージ☆
 
どうもすいません…。もたもたとサウナで無駄なことを考えていたら、第一話で水風呂まで進めませんでした。サウナと水風呂と外気浴、これを繰り返すことによって恍惚とした気持ち良さを得る、それがサウナの醍醐味なのにね。

ところで、登場した笹塚の「マルシンスパ」はサウナ好きにとってはド定番の施設。僕も良く行きます。マルシンスパは、サウナ室の壁が岩塩なのが僕的にはツボなんですよね。訪れるたびに、湿度と熱気でだんだん岩塩が溶けて削れていく様子を、暑さに耐えながら眺めたりして…。ベンチや背もたれの素材はなんだろうかと、じっくり観察するのも楽しいですよね。なんで僕がそんな細かいところまで見ているかって?まあ、その話はおいおい…
作者紹介
漫画家 宮川サトシ

 
『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』が2019年2月に映画化が決定。著作に『情熱大陸への執拗な情熱』『そのオムツ、俺が換えます』、原作に『宇宙戦艦ティラミス』『僕‼︎男塾』ほか多数。
Twitter @bitchhime
ロゴデザイン/桜庭侑紀 監修/松田宇貴
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