公用車内で運転手を務めていた女性にわいせつな行為をしたとして、沖縄県警は5日、同県南城市の古謝景春(こじゃけいしゅん)市長(69)を強制わいせつ容疑で那覇地検に書類送検した。県警は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。
県警によると、古謝市長は2022年12月9日夜、同市内を走行中の公用車内で、元運転手の女性にわいせつな行為をした疑い。女性から相談を受けた県警が、任意で捜査していた。
一方、古謝市長の家族は今年9月、女性の被害申告は虚偽告訴として県警に告発状を提出。県警は古謝市長の書類送検に合わせ、捜査書類を那覇地検に送付し、起訴を求めない意見を付けた。
古謝市長は「疑惑に関する内容を否認するとともに、引き続き無実を証明していく」とのコメントを出した。
那覇地裁では現在、女性が同市と古謝市長を相手取り、損害賠償を求めた訴訟が係争中。