〈エッチな写真送ってもいいよ〉
〈裸の画像ちょうだい〉
男はSNSのメッセージを通じ、女子中学生にこう求めていたという――。
警視庁少年育成課は11月5日までに映像送信要求の疑いで、富山県農林水産部の職員・多賀章渡容疑者(23)を逮捕した。14歳の少女Aさんに、わいせつな画像を送るようメッセージしたとか。警察の調べに対し「要求したことは間違いありませんが、詳しいことは覚えていない」と話しているという。
「都内の中学校に通うAさんと多賀容疑者が、オンラインゲームを通じて知り合ったのは今年5月です。事件が起きたのは8月2日。多賀容疑者が連絡先を交換したSNSのダイレクトメッセージで、Aさんに裸の画像を送るよう要求したとされます。Aさんは断ったそうです。
Aさんは、母親のスマートフォンや学校が貸し出したパソコンで多賀容疑者とやりとりしていました。母親が多賀容疑者のわいせつなメッセージを発見。警察に相談し、事件が発覚しました。県庁関係者によると、多賀容疑者は県内屈指の強豪校で野球をしていたとか。勤務態度はマジメで、特に仕事上の問題はなかったそうです」(全国紙社会部記者)
「抑えきれなかった」
本誌カメラマンは、逮捕直後の11月5日に行われた多賀容疑者の送検の様子を撮影。警察署から出てきた当初は報道陣を睨みつけるような驚愕の素顔をみせていたものの、その後は護送車に乗るまでずっとうつむいていた。
公務員による、わいせつ事件が続発している。近年起きた主なトラブルを紹介したい。
・’22年10月、20代の東京都の区職員が準強制性交の容疑で逮捕される。交際女性に睡眠導入剤入りのミルクティーを飲ませ、意識が混濁しところで性的暴行を加えたという。調べに対し「性欲がたまっていて抑えきれなかった。同意なく性行為を行ったのは間違いない」と供述していた。
・’23年1月、30代の中央官庁のエリート官僚を準強制わいせつの疑いで逮捕。クリスマスの夜に知人女性とネットカフェで映画を見ていた男は、彼女が席を外したタイミングで薬物を投入。抵抗できない状態の女性の身体を触ったとされる。
「彼らに共通しているのは、いずれも勤務態度がマジメで業務上問題がなかったことでしょう。地道に仕事を進める一方で、強いストレスを感じていたのかもしれません。しかし、だからといって女性へのわいせつ行為が許されるわけでは決してない。自身のストレスや欲望のために、性的暴行を加えるなど言語道断です」(同前)
冒頭で紹介した事件で、多賀容疑者は「SNSのやりとりで14歳と知った」と供述しており、Aさんが未成年と把握しながら犯行におよんだとみられる。